中学生の定期テスト勉強|5教科の順番の決め方を現役塾長が解説

中学生の定期テスト勉強で、どの教科から始めるべきかを現役塾長が解説するアイキャッチ画像

※本ページには広告・プロモーションが含まれています。

現役塾長が解説 中学生の定期テスト 5教科の勉強順 保護者向け

中学生の定期テスト勉強は、
「英語から」「数学から」と一律に決めるより、子どもの状態に合わせて順番を決めることが大切です。

「定期テスト勉強は、どの教科から始めればいいですか?」「英語と数学を先にするべきですか?」「理科や社会は直前でも間に合いますか?」

こうした相談は、塾の現場でもよくあります。

結論から言うと、定期テスト勉強に全員共通の正しい教科順はありません。

ただし、迷った場合は、目標点・苦手教科・提出物の進み具合・テストまでの日数を見て順番を決めると、失敗しにくくなります。

定期テスト前になると、子どもがどの教科から勉強すればいいのか分からなくなってしまいます。

お母さん
お母さん
岩澤コーチ
岩澤コーチ

大切なのは、教科名だけで順番を決めないことです。まずは「目標」「現在地」「提出物」を見てから、勉強の順番を決めましょう。

この記事では、現役塾長の視点から、定期テスト勉強でどの教科から始めるべきか、5教科の順番の決め方、成績タイプ別の進め方、家庭でできるサポートをわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 中学生の定期テスト勉強は何から始めるべきか
  • 英語・数学・国語・理科・社会の順番の決め方
  • 定期テスト勉強で最初に確認するべき5つの判断軸
  • 成績タイプ別のおすすめの始め方
  • 5教科それぞれで最初に見るべきポイント
  • 学校ワークや提出物をどう扱うべきか
  • 家庭で保護者ができる声かけとサポート

先にお伝えしたいこと

定期テスト勉強は、「この教科から始めれば必ず正解」と決まっているわけではありません。

英語や数学を早めに始めた方がよい子もいれば、まず学校ワークを終わらせることが最優先の子もいます。反対に、理科や社会を後回しにしすぎて、暗記量が間に合わなくなる子もいます。

だからこそ、この記事では「教科の固定順」ではなく、その子に合った順番の決め方を中心に解説します。

まず結論

迷ったときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  • 1. 提出物・学校ワーク:まず量と期限を確認する
  • 2. 苦手な積み上げ教科:英語・数学などは早めに始める
  • 3. 暗記教科:理科・社会は量を見て計画的に進める
  • 4. 解き直し:最後は間違えた問題を確認する

ただし、これはあくまで基本の考え方です。実際には、本人の目標点、得意・苦手、テストまでの日数によって調整していきます。

目次

定期テスト勉強は、どの教科から始めるべき?

中学生の定期テスト勉強で大切なのは、「英語から」「数学から」と一律に決めることではありません。

もちろん、英語や数学のような積み上げ教科は早めに始めた方がよいことが多いです。ただ、学校ワークが大量に残っている子、理科・社会の暗記が苦手な子、国語の漢字や文法で点を落としやすい子では、優先順位が変わります。

結論

定期テスト勉強は、「提出物の残り」「苦手教科」「目標点」「テストまでの日数」を見て順番を決めるのが基本です。

中学生の定期テスト勉強は教科順を一律に決めるのではなく、目標点・苦手教科・提出物・日数で決めることを説明した図
定期テストの教科順は一律ではありません。まずは、目標点・苦手教科・提出物・テストまでの日数を確認しましょう。

友だちは数学からやっているみたいです。僕も数学から始めた方がいいですか?

中学生男子
中学生
岩澤コーチ
岩澤コーチ

数学が苦手なら早めに始めるのは良い判断です。ただ、学校ワークがほかの教科で大量に残っているなら、提出物の確認も先に必要です。

つまり、「人気の順番」や「友だちの順番」ではなく、今の自分にとって何が一番危ないかを見て決めることが大切です。

定期テスト勉強の順番を決める5つの判断軸

まずは、教科名を見る前に、次の5つを確認しましょう。ここを見ずに「とりあえず英語から」「とりあえず数学から」と決めると、提出物が間に合わなかったり、暗記教科が手つかずになったりします。

判断軸1

提出物の残り

学校ワークやプリントがどれくらい残っているかを確認します。

判断軸2

苦手教科

英語・数学のように積み上げが必要な教科は早めに確認します。

判断軸3

目標点

平均点を目指すのか、80点以上を目指すのかでやることが変わります。

判断軸4

テストまでの日数

3週間前・1週間前・3日前では、優先順位を変える必要があります。

判断軸5

暗記量

理科・社会・漢字など、覚える量が多いものは後回しにしすぎないようにします。

補足

学校の出題傾向

学校ワーク・プリント・ノートから出やすい場合は、そこを優先します。

定期テスト勉強の順番を5ステップで決める方法を説明した図
教科名だけで決めず、提出物・苦手教科・目標点・日数・暗記量を見て順番を決めると失敗しにくくなります。

最初に見るのは「提出物・学校ワーク」

定期テスト勉強で最初に確認したいのは、学校ワークや提出物の残りです。提出物が大量に残っているのに、好きな教科だけを先に進めてしまうと、直前になって提出物に追われます。

学校ワークは、内申点にも関わる大切な提出物です。また、定期テストの出題範囲と重なることも多いため、ただ提出するだけでなく、点数につなげる教材として使うことが大切です。

英語・数学は早めに始めた方がよい子が多い

英語と数学は、前の単元の理解が次の単元につながる教科です。そのため、分からないところを放置したままテスト直前を迎えると、短期間で立て直すのが難しくなります。

特に、英単語・英文法・計算・方程式・関数などは、毎日少しずつ確認した方が安定します。英語や数学が苦手な子は、テスト勉強の早い段階で取りかかりましょう。

理科・社会は「直前で覚えればよい」と考えすぎない

理科・社会は暗記教科と思われやすいですが、直前だけで詰め込もうとすると間に合わないことがあります。

用語、漢字、資料、実験、計算問題、記述問題など、実際には確認することが多いからです。特に高得点を狙う場合は、理科・社会も早めに学校ワークを1周しておくと安心です。

5教科別|最初に見るべきポイント

ここからは、英語・数学・国語・理科・社会の5教科について、最初に確認したいポイントを整理します。

教科 最初に見ること 注意点
英語 単語・本文・文法・学校ワーク 単語だけでなく、本文内容と文法問題も確認する
数学 例題・基本問題・途中式・間違えた問題 答えだけでなく、解き方を再現できるかを見る
国語 漢字・文法・学校ワーク・授業プリント 読解だけでなく、漢字や文法で落とさないようにする
理科 用語・実験・計算・図表・ワーク 暗記だけでなく、理由や仕組みも説明できるようにする
社会 用語・漢字・資料・地図・年号・記述 語句を覚えるだけでなく、資料問題や記述にも慣れる

英語は単語・本文・文法をセットで見る

英語は、英単語だけを覚えても点数が安定しないことがあります。本文の内容、文法、並べ替え、英作文、リスニングなど、複数の要素が関わるからです。

まずは学校ワークの基本問題を確認し、分からない単語や文法を早めに整理しましょう。本文の日本語訳や重要表現も、学校の授業で扱ったものを中心に見直すと効果的です。

数学は「解き方を自分で再現できるか」を見る

数学は、答えを見て分かったつもりになりやすい教科です。大切なのは、同じ問題をもう一度、自分の力で解けるかどうかです。

途中式を書けるか、なぜその式になるのか、どこで計算ミスをしているのかを確認しましょう。数学が苦手な子は、応用問題より先に基本問題を確実にすることが大切です。

国語は漢字・文法・学校プリントを軽く見ない

国語は「何を勉強すればよいか分からない」と感じる子が多い教科です。しかし、定期テストでは漢字、文法、学校ワーク、授業プリント、ノート内容など、準備できる部分があります。

読解問題だけでなく、まずは点につながりやすい漢字や文法を確認しましょう。授業中に扱ったプリントや先生が強調したところも、テスト前に見直しておきたい部分です。

理科は用語・実験・計算を分けて進める

理科は単元によって勉強の仕方が変わります。生物・地学は用語や図の理解が大切になりやすく、化学・物理では計算や実験の流れが重要になることがあります。

「暗記だけで何とかなる」と考えるのではなく、用語、実験、図表、計算問題を分けて確認しましょう。

社会は用語だけでなく資料・記述も確認する

社会は用語を覚えることが大切ですが、それだけでは点数が伸びにくい場合があります。地図、グラフ、資料、年表、記述問題なども出題されるからです。

まずは学校ワークやプリントで重要語句を確認し、そのあと資料問題や記述問題にも取り組むと、点数につながりやすくなります。

成績タイプ別|おすすめの教科順

同じ中学生でも、目標点や現在の成績によって、優先すべき順番は変わります。

中学生の定期テスト勉強の順番を成績タイプ別に整理した図
成績タイプによって、最初に取り組むべき教科や勉強内容は変わります。
平均点を目指す子

学校ワークの基本問題を最優先

まずは提出物を終わらせ、英語・数学の基本問題を固めます。理科・社会は一問一答や学校ワークで基本用語を確認しましょう。

80点以上を目指す子

解き直しと応用問題を早めに

1周目を早く終わらせ、間違えた問題の解き直しに時間を使います。記述問題・応用問題・資料問題にも取り組みます。

提出物が遅れやすい子

まず提出物の残りを確認

教科の好き嫌いより先に、ワークやプリントの残りを確認します。提出物が終わらないと、点数にも内申点にも響きやすくなります。

暗記が苦手な子

理科・社会を早めに少しずつ

理科・社会を直前に回しすぎると、覚える量に負けやすくなります。毎日10分でもよいので、早めに用語確認を始めましょう。

テストまでの日数別|勉強順の変え方

定期テストまでの日数によっても、勉強の順番は変わります。3週間前と3日前では、同じやり方では間に合いません。

3週間前なら、学校ワークと苦手教科から始める

3週間前なら、まだ余裕があります。この時期は、学校ワークを少しずつ進めながら、苦手教科の確認を始めるのがおすすめです。

  • 学校ワークの範囲を確認する
  • 英語・数学の苦手単元を見つける
  • 理科・社会の用語を少しずつ覚え始める
  • 国語の漢字・文法を確認する

2週間前なら、5教科のワークを本格的に進める

2週間前は、定期テスト勉強の本格スタートです。学校ワークを進め、分からない問題をはっきりさせます。

この時期に大切なのは、分からない問題をそのままにしないことです。解説を読んでも分からない問題は、学校や塾で早めに質問しましょう。

1週間前なら、ワーク2周目と暗記の確認に入る

1週間前になっても1周目が大量に残っていると、かなり苦しくなります。理想は、この時期から2周目・3周目に入り、間違えた問題の確認をすることです。

理科・社会の暗記、英語の単語、国語の漢字なども、ここで一気に仕上げに入ります。

3日前なら、全部を完璧にしようとしすぎない

3日前になってからは、やることを広げすぎると中途半端になります。新しい問題集を増やすより、学校ワークや授業プリントで間違えた問題を確認しましょう。

3日前の注意点

3日前からは、「全部を広く浅く」よりも、出やすい問題・落としやすい問題を確実にすることが大切です。

前日は、新しいことより最終確認をする

テスト前日は、新しい単元を大量に進めるより、これまでに間違えた問題、覚えきれていない用語、先生が強調したところを確認します。

前日に睡眠時間を削りすぎると、当日の集中力が落ちることがあります。最後は、無理に詰め込みすぎず、できるところを確実にしましょう。

保護者が家庭でできるサポート

定期テスト前に、保護者がすべての教科順を決めてしまう必要はありません。むしろ、中学生の場合は、自分で考える力も少しずつ育てたい時期です。

ただし、完全に放置すると、提出物が残っていたり、苦手教科を後回しにしていたりすることがあります。親ができるのは、命令ではなく確認と整理のサポートです。

NG対応

  • 「英語からやりなさい」と一方的に決める
  • 「なんでまだやってないの」と責める
  • 提出物だけ見て安心する
  • 好きな教科だけをやっていても放置する

OK対応

  • 学校ワークの残りを一緒に確認する
  • どの教科が不安か聞く
  • テストまでの日数を一緒に見る
  • 今日やる教科を1〜2教科に絞る

つい「早く英語やりなさい」と言ってしまいます。

お母さん
お母さん
岩澤コーチ
岩澤コーチ

その気持ちはよく分かります。ただ、まずは「ワークはどれくらい残ってる?」「何が一番不安?」と聞く方が、子どもが動きやすくなります。

声かけは「命令」より「確認」にする

中学生は、命令されると反発しやすい時期です。だからこそ、「英語からやりなさい」よりも、「今日はどの教科から始める予定?」「ワークはどれくらい残ってる?」と確認する方がうまくいくことがあります。

  • 今日は何の教科を進める?
  • 提出物はあと何ページ残ってる?
  • 一番不安な教科はどれ?
  • 明日までに何を終わらせる?

子どもが自分で答えることで、勉強の順番を自分事として考えやすくなります。

よくある質問

Q. 定期テスト勉強は英語と数学から始めるべきですか?

英語と数学が苦手な子は、早めに始めた方がよいです。ただし、学校ワークや提出物が大量に残っている場合は、まず全教科の提出物の残りを確認することが大切です。

Q. 理科と社会は直前でも間に合いますか?

基本用語だけなら直前でもある程度確認できますが、高得点を狙う場合や範囲が広い場合は早めに始めた方が安全です。資料問題・計算問題・記述問題もあるため、後回しにしすぎないようにしましょう。

Q. 国語は何から勉強すればいいですか?

まずは漢字・文法・学校ワーク・授業プリントを確認しましょう。読解問題だけでなく、準備すれば点につながりやすい部分を落とさないことが大切です。

Q. テスト3日前で何も終わっていない場合はどうすればいいですか?

まず提出物の残りと提出期限を確認します。そのうえで、基本問題・暗記項目・学校ワークの間違えた問題を優先しましょう。新しい問題集を増やすより、学校教材に絞る方が現実的です。

Q. 親が教科の順番を決めてもいいですか?

完全に決めてしまうより、一緒に確認して本人に考えさせる方がよいです。「どの教科が不安?」「ワークはどれくらい残ってる?」と聞きながら、順番を整理するサポートをしてあげましょう。

まとめ|定期テスト勉強は「その子に合った順番」で始めよう

中学生の定期テスト勉強は、「この教科から始めれば全員正解」というものではありません。

英語や数学を早めに始めた方がよい子もいれば、まず学校ワークを終わらせる必要がある子もいます。理科・社会の暗記を後回しにしすぎて、直前に間に合わなくなる子もいます。

この記事のポイント

  • 教科名だけで順番を決めない
  • まず提出物・学校ワークの残りを見る
  • 英語・数学などの積み上げ教科は早めに確認する
  • 理科・社会は暗記量を見て後回しにしすぎない
  • 国語は漢字・文法・授業プリントも確認する
  • テストまでの日数によって優先順位を変える
  • 親は命令より確認の声かけをする
岩澤コーチ
岩澤コーチ

定期テスト勉強は、順番を決めるだけでも動きやすくなります。まずは「何が残っているか」「何が苦手か」を一緒に見て、今日やる教科を決めていきましょう。

定期テスト対策をもっと整えたい方へ

教科の順番を決めたら、次は学校ワークの進め方やテスト勉強のスケジュールを整えることが大切です。あわせて次の記事も参考にしてください。

この記事が参考になったらシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「難関校合格指導」はもちろん、「勉強しない子」「伸びない子」を変えてきた現役塾長。

和歌山県で20年以上続く学習塾を運営。
中央大学卒業後、カナダ留学を経て、英会話スクール・コンピュータースクールを運営。

現在は、小学生・中学生・高校生を対象に指導し、超基礎から最難関校受験対策まで幅広く対応。
これまで数多くの生徒の成績向上・志望校合格をサポートしてきました。

「努力しているのに伸びない子」「やる気が出ない子」の改善も得意とし、
勉強法だけでなく、家庭での関わり方まで含めた指導を行っています。

このブログでは、現場での実体験をもとに、
保護者の方がすぐに実践できる具体的な方法をお伝えしています。

目次