中学生の定期テスト前の勉強法|やり方次第で点数が伸びる対策を解説
定期テストは、勉強時間だけでなく「やり方」と「順番」で点数が大きく変わります。
「うちの子、テスト前にしっかり勉強しているのに点数が上がらない……」
「ワークも終わらせたのに、思ったような結果が出ない……」
「何日前から、何を、どの順番で進めればいいのか分からない……」
中学生のお子さんを持つ保護者の方から、こうしたご相談を毎週のように受けます。
頑張っているのに結果が出ない。これは、お子さんにとっても保護者にとっても本当につらいことです。 しかし、安心してください。定期テストの点数は、才能だけで決まるものではありません。 勉強のやり方とスケジュールを変えるだけで、大きく伸びることがあります。
ワークは終わらせているのに、テストになると思ったほど点数が取れません。何が足りないのでしょうか?
ワークを「終わらせること」と、テスト本番で「自力で解けること」は別です。定期テストでは、終わらせた後の解き直しと仕上げ方が点数を大きく左右します。
この記事でわかること
- 成績が伸びない子がやっている「間違った勉強法」5つ
- 点数が上がる子が実践している「正しい5ステップ」
- 3週間前から当日までの理想スケジュール
- 5教科+副教科の科目別の勉強法
- 目標点数別(60点/80点/90点)の戦略
- 保護者ができる関わり方
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結論|中学生の定期テストは「やり方」で30点変わる
定期テストで点数を上げる基本
やり方 × 努力 = 点数
中学生の定期テストは、「勉強のやり方」で30点変わります。 どれだけ時間をかけても、やり方を間違えれば点数は伸びません。 逆に、やり方を変えるだけで30点以上伸びることは珍しくありません。
私は和歌山県新宮市で20年以上、学習塾アイリスを運営してきました。これまで多くの中学生を見てきた経験から、定期テストは「才能」よりもやり方の影響がとても大きいと感じています。
ワークを終わらせたら安心だと思っていました。でも、それだけでは点数につながらないこともあるんですね。
はい。大切なのは「終わらせること」ではなく、テスト本番で自力で解ける状態にすることです。ここを意識するだけで、勉強の質は大きく変わります。
なぜ定期テストの勉強法が重要なのか
中学校の定期テストは、単なる点数確認ではありません。 通知表、内申点、高校受験、そして勉強のやり方そのものに関わる大切な節目です。
内申点に直結する=高校受験を左右する
中学校の定期テストの結果は、通知表に大きく反映されます。 そして通知表は、高校入試で使われる内申点に関係します。 つまり、定期テストの積み重ねが、将来の進路選択の幅を広げることにつながります。
勉強の「やり方」は中学で決まる
中学校で身につけた勉強のやり方は、高校・大学・社会人になってからも使う「学び方の型」になります。 剣道に「守破離」という言葉がありますが、勉強も同じです。 まずは正しい型を守り、繰り返すことで、自分なりの応用ができるようになります。
現場で見てきた変化
30点台だった生徒が90点以上になったり、勉強方法を変えただけで5教科合計が大きく伸びた生徒もいます。 特別な才能ではありません。変えたのは、主に勉強のやり方です。
よくある間違った勉強法5つ
まずは、点数が伸びにくい勉強法を整理します。 お子さんに当てはまるものがないか、チェックしながら読んでみてください。
❌ ①ワークを1回やって終わり
「とりあえず全部やったからOK」と、提出物を終わらせただけで安心していませんか。 テストで点が取れるかどうかは、ワークを終わらせたかではなく、できるまで繰り返したかで決まります。
❌ ②ノートまとめに時間を使いすぎる
きれいなノートを作ることは悪くありません。 ただ、テスト前にノートまとめだけで時間を使い切ると、問題を解く時間が足りなくなります。 ノートは「作るもの」ではなく、問題を解くための手段です。
❌ ③暗記ばかりしている
用語は覚えたのに、問題になると解けない。 これはとてもよくある状態です。 テストでは「覚えているか」だけでなく、覚えた知識を使えるかが問われます。
❌ ④苦手を後回しにする
得意なところばかり勉強していると、安心感はありますが点数は伸びにくくなります。 一番点が伸びるのは、まだ取れていない苦手科目です。 苦手科目こそ、基本問題から少しずつ戻しましょう。
❌ ⑤一夜漬けで間に合わせようとする
一夜漬けで取れる点数には限界があります。 一度に詰め込んだ記憶はすぐに抜けやすく、模試や入試につながる力にもなりにくいです。
大切な視点
頑張っているのに成績が上がらない子ほど、努力の方向がズレていることがあります。 成績が伸びない原因をさらに詳しく知りたい方は、毎日勉強しているのに成績が伸びない中学生の共通点5つもあわせてご覧ください。
結論|点数が上がる勉強の本質
点数を上げる勉強の本質は、とてもシンプルです。
定期テスト対策の基本サイクル
インプット → アウトプット → 修正
教科書を読む、授業を聞く、解説を理解する
問題を解く、思い出す、声に出す、説明する
最後に必要なこと
修正:間違いを潰すこと。
このサイクルを回せるかどうかで、結果は大きく変わります。
点数が上がる具体的な5ステップ
ここからは、実際に成績が上がる生徒がやっている方法を、そのままお伝えします。
学校ワークは最低3周する
ワークを終わらせるのではなく、できるまで繰り返します。
「理解できる・理解できない」を分ける
自分で解決できる問題と、誰かの助けが必要な問題を分類します。
間違えた問題だけ繰り返す
できない問題に時間を使うのが、最短で点を上げる方法です。
時間を測って解く
解ける問題でも、時間内にできなければ点になりません。
テスト形式で過去問を解く
本番を想定して練習することで、ミスと不安を減らします。
✔ ステップ①:学校ワークは最低3周する
まずは、教科書を読む → 読んだページを閉じる → 内容を声に出して言ってみる、という確認をします。 そのうえで、ワークに取りかかります。
ワーク3周の流れ
- 1日目:ワーク1周目。解く、答え合わせ、間違えた問題をオレンジペンで書く、赤シートで隠して覚える
- 2日目:ワーク2周目。間違えた問題を赤シートで隠して言ってみる
- 3日目:ワーク3周目。同様に赤シートで隠して言ってみる
ポイントは、すべてを書くのではなく、赤シートで隠して、できれば声に出して解いていくことです。 数学も、問題を見て「こうして、こうして、次はこうすれば答えが出る」と手順を思い出せればよいのです。
ポイント
いったん覚えたら、次の日に復習すること。これが定着の鍵です。
✔ ステップ②:「理解できる・理解できない」を分ける
間違えた問題の横に印をつけ、分類しましょう。
間違えたが、答えを見れば理由が分かる問題。自分で理解し、覚え直すことができます。
答えを見ても理解できない問題。先生や友達、AIなどを使って、理解したうえで覚える必要があります。
✔ ステップ③:間違えた問題だけ繰り返す
成績が上がる子は、できない問題だけに時間を使います。 限られた時間の中で、合っていた問題と間違えた問題を同じように復習するのは効率が悪いです。
いったん置いておく
できるまで何度でもやる
✔ ステップ④:時間を測って解く
テストは時間との勝負です。 スマホアプリではなく、キッチンタイマーやストップウォッチを使いましょう。 勉強中はスマホを別室に置くのがおすすめです。
テスト本番を意識する
解ける問題でも、時間内にできなければ点になりません。 普段から時間を意識して演習しましょう。
✔ ステップ⑤:テスト形式で過去問を解く
仕上げとして、本番と同じように問題を解きます。 ただし、テスト範囲のワークなどが終わっていないと点数は取れません。 まずはワークを周回することが大切です。
私の塾では副教科を含め、全科目の過去問を自習室で解けるように準備しています。過去問を解いた数と成績の順位は、かなり比例していると感じます。
定期テスト3週間前からの理想スケジュール
「何日前に何をすればいいか分からない」という方のために、目安をお伝えします。 普段の学校の授業をよく聞き、テスト期間に入る前から少しずつ復習しておくことが大切です。
エンジンをかける
教科書を読み、習ったところのワークを進めます。早めの着手が高得点につながります。
本格的にテスト勉強開始
ワークや教科書の問題を解き、答え合わせをします。理由が分からない問題は、この時点で先生に聞きましょう。
ワーク2周目以降・復習中心
提出物を終わらせ、全体の復習に入れる状態にします。ここからは、間違えた問題の解き直しが中心です。
過去問・類似問題
仕上がった科目から過去問や類似問題を解きます。間違えた問題は必ずつぶします。
最終確認
新しいことは増やしすぎず、これまでの復習に集中します。早めに寝ることも大切です。
30分の見直し
新しいことには手を出さず、間違えた問題リストや赤シート暗記を確認します。
テスト期間以外の1日の過ごし方については、成績が上がる子の1日の過ごし方で詳しく解説しています。
5教科別の勉強法のポイント
基本サイクルは全教科共通ですが、教科ごとに重心の置き方が違います。ここからは、現場で日々指導しているポイントを教科別にまとめます。
英語|単語・文法・教科書音読
- テスト範囲の単語を赤シートで隠して即答できるレベルまで確認する
- 文法は例文ごと覚える
- 教科書本文を5回以上音読し、訳せるようにする
数学|公式の使い方を「なぜ」で理解
- 公式は覚えるだけでなく、なぜそうなるかを確認する
- 解法パターンを繰り返す
- 計算ミスは原因を分類する
国語|漢字・語句は確実に取る
- 漢字・語句は満点を目指す
- 教科書本文を音読しながら読解する
- 授業ノートや配布プリントも確認する
理科|暗記分野と計算分野を分ける
- 生物・地学は暗記中心で進める
- 物理・化学は公式と計算演習を繰り返す
- 図やグラフが出る単元は、図ごと覚える
社会|流れと用語をセットで覚える
- 歴史は「なぜ起きた→何が起きた→どうなった」で覚える
- 地理は地形・気候・産業のつながりを見る
- 公民は仕組みの理解と用語暗記をセットにする
副教科|配布プリントが命
- 配布プリント・授業ノートを最優先する
- 先生が「ここ重要」と言った箇所を確認する
- 実技授業中の説明もチェックする
目標点数別の戦略
60点を目指す子|基礎の太字暗記から
平均点に届いていない子は、まず教科書の太字とワークの基礎問題を3周してください。 応用問題に手を広げすぎず、基礎だけを完璧にすることが大切です。
80点を目指す子|基礎+応用の繰り返し
ワークの基本問題と応用問題を3周します。 間違えた問題だけをリストアップし、できるまで繰り返すことで80点ラインに近づきます。
90点以上を目指す子|過去問と記述対策
ワーク3周は前提です。 そのうえで、過去問・類似問題・記述問題・思考問題まで踏み込みましょう。 学校で配られたプリントや先生が強調したポイントも確認します。
保護者ができる関わり方
子どもの成績は、親の関わり方で大きく変わります。ただし、親が全部管理するという意味ではありません。見るべきなのは、勉強時間の長さだけではなく、勉強のやり方です。
✔ 「勉強しなさい」ではなく「勉強のやり方を見る」
ただ「勉強しなさい」と言うだけでは、子どもは前向きに動きにくいです。 どこで止まっているのか、何に困っているのか、勉強方法は合っているのかを一緒に見てあげましょう。 声かけの具体例については、「勉強しなさい」は逆効果?やる気を引き出す親の声かけも参考にしてください。
✔ 結果だけの評価ではなくプロセスを評価
「何点だった?」だけではなく、「どこに力を入れて頑張った?」「何か工夫したことはある?」など、努力した部分を見てあげましょう。
✔ できたことを認める
小さな成功の積み重ねが自信につながります。 できなかったことが少しでもできるようになったなら、それは立派な成長です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 何日前から勉強を始めればいいですか?
A. 3週間前からが理想です。最低でも2週間前には始めてください。高得点を狙うなら、早めの着手が大切です。
Q2. 1日何時間勉強すればいいですか?
A. テスト2週間前なら平日2〜3時間、休日4〜5時間が目安です。ただし、時間より「ワーク3周できているか」が最優先です。
Q3. どの教科から始めるのがいいですか?
A. 暗記に時間がかかる理科・社会・英単語から手をつけるのがおすすめです。数学は直前でも追い込みが効く場合がありますが、暗記系は時間が必要です。
Q4. 副教科はどう対策すればいいですか?
A. 配布プリントと授業ノートが最優先です。教科書よりも、授業中に先生が強調したポイントから出題されることが多いです。
Q5. 直前期に何もしていない場合、どうすればいいですか?
A. 全範囲を浅く回すのではなく、得意科目の確実な得点と、苦手科目の太字暗記に絞ってください。広く浅くは避けましょう。
まとめ|やり方×努力=点数
定期テストで点数を上げるために必要なのは、才能ではありません。 努力量だけでもありません。正しい勉強方法です。
やり方×努力=点数
努力の方向を間違えず、アウトプットと修正を増やすことが大切です。
3週間前から始める
普段の授業を大切にし、ワークは早めに進めて、復習時間を確保しましょう。
ワーク3周+間違い直し
できない問題に集中し、時間を測って、最後は過去問や類似問題で仕上げます。
まずは今日、ひとつだけでも勉強のやり方を変えてみてください。ワークを終わらせるだけでなく、間違えた問題をできるまで戻る。その小さな変化が、大きな点数アップにつながります。
無料相談|中学生の定期テスト対策でお悩みの方へ
お子さんに合った定期テスト対策をご提案します
「何から始めればいいか分からない」
「自分のやり方が合っているか不安」
「子どもにどう関わればいいか悩んでいる」
一人ひとりで「やるべきこと」は違います。正しい方向で努力すれば、結果は必ずついてきます。
こんなご相談に対応しています
- 定期テストの点数が伸びない
- ワークの進め方が分からない
- 部活との両立が難しい
- 内申点が心配
- 塾に行くべきか家庭学習でいけるのか判断したい
※「記事を読んで相談したい」とお伝えいただけると、スムーズにご案内できます。無理な勧誘は一切ありません。
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