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中学生の通信教育は、「やる気がないから続かない」のではなく、続く仕組みがないために止まってしまうことがあります。
「通信教育を始めても、うちの子は続くでしょうか?」
「以前、教材をためてしまったことがあるので心配です」
「進研ゼミ、スマイルゼミ、すらら、スタディサプリ、Z会など、結局どれを選べばいいのでしょうか?」
中学生の通信教育を検討している保護者の方から、このような相談を受けることがあります。
通信教育は、うまく使えばとても良い学習方法です。塾に通わなくても家で勉強でき、部活や習い事と両立しやすく、苦手な単元を自分のペースで復習できます。
しかし一方で、通信教育には大きな落とし穴もあります。
始めた直後はやる気があっても、途中で続かなくなる子は少なくありません。
その原因は、単なるやる気不足ではなく、リズムが崩れたあとに立て直す仕組みがないことです。
岩澤コーチ
私は和歌山県新宮市で学習塾アイリスを20年以上運営し、多くの中学生と保護者の学習相談を受けてきました。その経験から、通信教育が続く家庭と続かない家庭の違いをお伝えします。
この記事では、現役塾長の立場から、通信教育が続かなくなる7つの理由と、家庭でできる対策、失敗しない教材選びのポイントを解説します。
この記事でわかること
- 通信教育が続かない本当の原因
- 続かなくなる7つの理由と、家庭でできる対策
- 続いて伸びる家庭の3つの共通点
- 通信教育が合いやすい中学生・合いにくい中学生
- 失敗しない教材選びの5つのチェックポイント
通信教育を始める前に、ぜひ一度確認してみてください。
結論:通信教育が続かないのは、やる気の問題だけではありません
通信教育が続かないと、保護者の方はついこう考えてしまいます。
「うちの子は意志が弱いのかな」
「せっかく教材を用意したのに、なぜやらないのだろう」
「やる気がないから続かないのでは?」
もちろん、本人のやる気も大切です。
しかし、20年以上中学生を見てきた経験から言うと、最初からやる気がない子ばかりではありません。
むしろ、通信教育を始めた直後は、多くの子が前向きです。
- 今度こそ頑張る
- 毎日少しずつやる
- 計画通りに進める
そう思ってスタートします。
では、なぜ続かなくなるのか
通信教育が続かなくなる流れを整理すると、次のようになります。
クラブの大会で疲れる。体調を崩す。学校行事で帰りが遅くなる。定期テスト前で学校ワークに追われる。家族の予定が入る。
こうしたことで、一度学習リズムが崩れます。
すると、その日にやるはずだった通信教材が残ります。翌日も忙しい。また残る。少したまる。
でも、最初のうちは「まあ何とかなった」と感じます。
すると、次も少しためてしまいます。さらにたまり、どこから手をつければいいか分からなくなり、分からない問題も増え、だんだん教材を見るのが嫌になります。
通信教育が続かない原因は、単に「やる気がないから」ではありません。
一度崩れた学習リズムを戻す仕組みがないことが、通信教育の大きな弱点なのです。
中学生の通信教育が続かない7つの理由
中学生の通信教育が続かない理由は、主に次の7つです。まずは全体像を確認してみましょう。
- 一度リズムが崩れると、教材がたまりやすい
- 強制力がなく、誰にも見られていない
- わからない問題を質問できず、放置される
- 教材のレベルや量が子どもに合っていない
- 学習スケジュールを自分で組めない
- 親が監督役になり、親子バトルが起きる
- 結果が出るまで時間がかかり、達成感を得にくい
それぞれに「家庭でできる対策」もあわせてお伝えしますので、不安だけが残ることはありません。
理由1:一度リズムが崩れると、教材がたまりやすい
中学生の通信教育で一番多い失敗は、教材がたまっていくことです。
最初はきちんとやっていた。けれど、クラブの大会で疲れた。体調を崩した。学校行事で帰宅が遅くなった。その日だけできなかった。
ここまでは、誰にでも起こります。
問題は、そのあとです。
通信教育は、塾のように決まった時間に先生が待っているわけではありません。
- できなかった分を、いつ取り戻すのか
- どこまで戻るのか
- たまった教材をどう整理するのか
これを自分で決めなければいけません。中学生にとって、これはかなり難しいことです。
やらないといけないのは分かっているけど、たまりすぎて、どこから始めればいいか分からなくなるんです……。
保護者から見ると「なぜやらないの?」と思うかもしれません。
しかし、子どもの中では、やらないといけないのは分かっているけれど、たまりすぎて動き出せない状態になっていることがあります。
家庭でできる対策:予備日を作る
通信教育を続けるためには、毎日完璧に進めることよりも、できなかった日にどう戻るかを決めておくことが大切です。
- 月曜日にできなかった分は水曜日に回す
- 平日にできなかった分は日曜日に調整する
- 大会や行事の週は、最初から少なめに設定する
このように、予備日を作っておく必要があります。
続く家庭は、毎日完璧にやっている家庭ではありません。
できなかったときに戻れる日を、最初から作っている家庭です。
理由2:強制力がなく、誰にも見られていない
通信教育は、自分のペースで学べるのが大きなメリットです。
しかし、この「自分のペース」が、中学生にとっては難しいことがあります。
塾であれば、授業の時間が決まっています。その時間になれば塾に行き、先生がいて、周りに生徒がいて、宿題チェックもあります。
一方、通信教育は基本的に家で行います。
- やる時間を自分で決める
- 始めるタイミングも自分で決める
- サボっても、すぐに誰かが気づくとは限らない
この自由さが、続かない原因になることがあります。
特に中学生は、部活、友達、スマホ、ゲーム、動画、学校の課題など、気が散るものがたくさんあります。
家庭でできる対策:監視ではなく確認の声かけをする
通信教育を続けるには、家庭の中に小さな強制力を作る必要があります。
ただし、保護者が上から目線で「ちゃんとやりなさい」「またやってないの?」と言い続けると、親子バトルになりやすくなります。
心配でつい「やったの?」と聞いてしまうんですが、すぐ反発されてしまいます。
岩澤コーチ
大切なのは、監視ではなく確認です。「今日はどこまで進める予定?」「何が難しかった?」と、同じ目線で聞いてあげると子どもも話しやすくなります。
おすすめは、週に5分だけ親子で進捗を見る時間を作ることです。
毎日細かく確認する必要はありません。週末に「今週はどこまで進んだ?」「来週はどこをやる予定?」と一緒に確認するだけでも、子どもは見てもらえていると感じます。
理由3:わからない問題を質問できず、放置される
通信教育が続かなくなる大きな理由の一つが、わからない問題を質問できないことです。
- 教材の解説を読んでもわからない
- 動画を見てもピンとこない
- 答えを見れば何となくわかるけれど、自分では解けない
こうした状態で止まってしまう子は少なくありません。
特に中学生になると、小学生の頃より内容が一気に難しくなります。
英語や数学は特に積み上げ型の科目です。前の内容がわからないまま進むと、次の内容でさらに苦しくなります。
家庭でできる対策:教材選びの段階でサポート体制を確認する
通信教育を選ぶときは、教材そのものの分かりやすさだけでなく、次の点を確認してください。
- 質問できる仕組みがあるか
- 質問してから回答までの時間はどれくらいか
- AIが苦手を分析してくれるか
- AI解説の質はどうか
- 解説動画が分かりやすいか
- 添削指導はあるか
- 保護者が進捗を確認できるか
- わからない問題を放置しない仕組みがあるか
教育は、教材だけで決まるものではありません。
基本的には、先生やサポートが大事です。通信教育でも、つまずいたときにどのようなサポートが受けられるのかを必ず確認しましょう。
理由4:教材のレベルや量が子どもに合っていない
通信教育を選ぶときに、ネームバリューだけで決めてしまうケースがあります。
有名だから安心。
友達が使っているから大丈夫。
広告でよく見るから良さそう。
ランキングで上位だから間違いない。
もちろん、有名な教材にはそれだけの理由があります。教材の質が高いものも多いです。
しかし、どれだけ良い教材でも、子どもに合っていなければ続きません。
- 今の学力に合っているか
- 教材の量が多すぎないか
- 解説のレベルが合っているか
- 小学校内容の苦手が残っていないか
- 定期テスト対策に使いやすいか
- 受験対策まで必要なのか
- タブレット型が合うのか、紙教材が合うのか
家庭でできる対策:完璧主義にしない
通信教育の教材は、すべてを完璧にこなそうとすると、子どもによっては負担が大きくなることがあります。
まずはメイン教材を確実に進める。余力があれば副教材に取り組む。苦手な教科だけ重点的に使う。定期テスト前は学校ワークを優先する。
このように、使い方を調整することも大切です。
全部を完璧にやることより、続けることを大事にしよう。
この一言があるだけで、子どもの負担感はかなり変わります。
理由5:学習スケジュールを自分で組めない
通信教育は、自分のペースで進められる反面、自分でスケジュールを組む必要があります。
これが中学生には難しいことがあります。
- 学校の宿題
- 部活
- 習い事
- 定期テスト
- 学校行事
- 家族の予定
- 体調不良
中学生の毎日は、思っている以上に忙しいです。
その中で、いつ通信教育をするのか、何曜日に進めるのか、何分やるのか、できなかった分はいつ取り戻すのかを子どもだけで決めるのは簡単ではありません。
家庭でできる対策:曜日と時間を固定し、予備日を組み込む
たとえば、部活がある中学生の場合は、次のように「通信教育をする日」と「休む日」、そして「予備日」を分けて考えると続けやすくなります。
ポイントは、毎日完璧にやろうとしないことです。あらかじめ予備日を作っておけば、平日にできなかった日があっても、土曜日に戻せる安心感が生まれます。
通信教育は、教材を申し込んだだけでは続きません。
いつやるか、できなかったらいつ戻すかまで決めておくことが大切です。
理由6:親が監督役になり、親子バトルが起きる
通信教育でよく起こるのが、親子バトルです。
保護者は、教材費を払っています。だからこそ、「ちゃんとやってほしい」「せっかく申し込んだのに」「このままだとお金がもったいない」と思います。
その気持ちはよく分かります。
しかし、保護者が監督役になりすぎると、子どもは反発しやすくなります。
「やりなさい」
「まだやってないの?」
「何ページ残っているの?」
「またためたの?」
こうした声かけが続くと、通信教育そのものが嫌なものになってしまいます。
家庭でできる対策:「指示」を「質問」に変え、できたら必ず褒める
大切なのは、上から管理するのではなく、同じ目線で聞いてあげることです。
- どこが難しい?
- 今日は何をやる予定?
- どこで止まった?
- 一緒に予定を見直してみる?
「やったの?」と聞かれると、子どもは身構えます。
しかし、「どこが難しい?」と聞かれると、答えやすくなります。なぜなら、自分の方が学習内容を知っているので、得意げに説明できることもあるからです。
そして、説明することは、最強の復習でもあります。
岩澤コーチ
できたときには、きちんと褒めてください。中学生が部活や学校生活で疲れている中で、自宅で勉強を続けるのは簡単なことではありません。できて当たり前ではないんです。
武道や茶道の世界には「守破離」という言葉があります。私自身は剣道で学んだ言葉ですが、最初の「守」の段階では、誰でも師匠のサポートを受けながら型を覚えるところから始まります。
勉強も同じです。最初は親のサポートが必要です。それを「過保護」だと思う必要はありません。
理由7:結果が出るまで時間がかかり、達成感を得にくい
通信教育は、始めたからといってすぐに点数が上がるとは限りません。
特に中学生の場合、成果が出るまでには時間がかかります。
- 英単語を覚える
- 数学の基礎を戻す
- 理科や社会の用語を覚える
- 学校ワークと併用する
- 定期テストで実際に解けるようにする
この積み重ねがあって、ようやく点数に表れます。
通信教育の効果は、少なくとも定期テスト1〜2回分ほど様子を見る必要がある場合もあります。
しかし、子どもはすぐに結果を求めがちです。
家庭でできる対策:小さな達成を親が言葉にして拾う
達成感は、テストの点数だけが作るものではありません。
- 今日の学習が終わった
- 昨日より早く始められた
- 1週間続いた
- 小テストで少し取れた
- 学校ワークが早めに進んだ
- 分からなかった問題が解けた
成績が上がる前に、行動が変わります。行動が変わってから、点数が変わります。
点数だけを見ていると、子どもの成長を見逃してしまいます。
通信教育から塾に切り替えた中1男子の実例
ここで、私の塾で実際にあった例をお伝えします。
中学1年生の男の子で、小学校時代から大手の通信教材を使っていた生徒がいました。家族と相談し、本人も納得して始めたものでした。
ところが、中学に入学して環境が大きく変わりました。
- 部活がスタートし、平日は19時帰宅
- 学校の授業内容が小学校と比べて格段に増えた
- 通信教材をやるタイミングが、どんどん遅くなる
最初は週末にまとめてやっていたそうです。でも、土日も部活があります。気づけば教材は2週間分、3週間分とたまっていきました。
そして、最初の中間テストで結果が出ませんでした。
このタイミングで、保護者の方から塾の問い合わせがあり、入塾されました。
塾に来てよかったのは、強制力があることです。決まった時間に塾へ来る。先生が見る。質問できる。定期テストで点につながる解き方のコツや、学習の優先順位を伝えられる。
塾に行けば安心、ではない
塾にもいろいろなタイプがあり、先生にもいろいろなタイプがいます。合う先生と合う塾を見つける必要があります。
「塾に入れたから大丈夫」と丸投げしてしまうと、塾でも続かなくなることがあります。
通信教育が悪かったわけではない
この男の子の場合は、中学進学後の生活変化に対応する仕組みが家庭になかったことが原因でした。
- リズムが崩れたときの予備日
- つまずきを質問できるサポート
- 親の声かけの工夫
これらが整っていれば、通信教育を続けられた可能性は十分にあります。
通信教育にも塾にも、それぞれにタイプがあります。
お子さんに合う学習方法を見つけることが何より大事です。
通信教育が続いて伸びる家庭に共通する3つのこと
通信教育で成績を伸ばせた家庭には、いくつかの共通点があります。
共通点1
曜日と時間が決まっている
共通点2
保護者の声かけが「指示」ではなく「質問」
共通点3
自主性が育っている、または育てている
大切な考え方
できなかった日がある前提で仕組みを作る
共通点1:曜日と時間が決まっている
「時間があるときにやる」では、続きにくいです。時間があるときは、意外と来ません。
だからこそ、月曜日の夕食後、水曜日の部活後、土曜日の午前中、日曜日の予備日というように、生活の中に組み込んでいる家庭は続きやすいです。
共通点2:保護者の声かけが「指示」ではなく「質問」
続く家庭は、「やりなさい」だけではありません。
「どう難しい?」
「どこで止まった?」
「今日はどこまでできた?」
このように、子どもの状態を同等の目線で聞いています。そして、できたときには褒めています。
共通点3:自主性が育っている、または育てている
通信教育で伸びる子は、自主性が高いことが多いです。ただし、最初から完全な自主性がある子ばかりではありません。
自主性は、保護者の「褒める」という魔法のスパイスで育っていきます。
- できたときに褒める
- 努力したプロセスを認める
- 失敗しても、まずやろうとしたことを評価する
これを根気強く続けると、子どもは「できる自分」を信じられるようになり、結果として自分から机に向かうようになります。
通信教育が合いやすい中学生・合いにくい中学生
通信教育には、合う子と合いにくい子がいます。
ここを見極めずに選ぶと、途中で続かなくなる可能性が高くなります。
通信教育が合いやすい中学生
- 自分である程度計画を立てられる
- 決まった時間に机に向かえる
- 分からないところを放置しない
- 保護者に質問や相談ができる
- タブレットや動画学習に前向き
- 学校の授業をある程度理解できている
通信教育が合いにくい中学生
- 教材をためやすい
- 分からない問題をそのままにする
- 机に向かう時間が決まっていない
- スマホや動画に流されやすい
- 親に言われると反発する
- 小学校内容に苦手が残っている
ただし、通信教育が合いにくいタイプだからといって、通信教育が絶対にダメという意味ではありません。
このタイプの子には、サポートが厚い教材や、学習計画を自動で示してくれる教材、苦手を分析してくれる教材が合うことがあります。
場合によっては、塾や個別指導と併用する方法もあります。
通信教育選びで失敗しない5つのチェックポイント
通信教育を選ぶときは、料金や知名度だけでなく、お子さんが続けられる条件がそろっているかを確認することが大切です。次の5つのポイントをチェックしてみましょう。
この5つを確認しておくと、「有名だから選んだものの続かなかった」という失敗を防ぎやすくなります。特に、子ども本人が納得しているかどうかは、継続のしやすさに大きく関わります。
- 子どもの学力レベルに合っているか
- 学習量が多すぎないか
- つまずいたときのサポートがあるか
- 紙教材かタブレット教材か、子どものタイプに合っているか
- 子ども本人が納得しているか
チェック1:子どもの学力レベルに合っているか
難しすぎる教材は続きません。簡単すぎる教材も続きません。
- 基礎からやり直したいのか
- 学校の授業についていきたいのか
- 定期テストで平均点以上を目指したいのか
- 内申点を意識して、定期テストや提出物にも力を入れたいのか
- 上位を目指したいのか
目的によって選ぶ教材は変わります。「有名だから」ではなく、今の子どもに必要なレベルかどうかを見てください。
チェック2:学習量が多すぎないか
教材が充実していることは良いことです。しかし、量が多すぎると、続かない原因になります。
- 1回の学習時間はどれくらいか
- 毎日どれくらい進める必要があるか
- たまったときに戻しやすいか
- 短時間でも取り組めるか
チェック3:つまずいたときのサポートがあるか
通信教育で一番怖いのは、わからないまま進むことです。
- 質問できるか
- 質問してから回答までの時間はどれくらいか
- AIが苦手を分析してくれるか
- AI解説の質はどうか
- 解説動画があるか
- 添削指導はあるか
- 保護者が進捗を確認できるか
- 理解できていない単元に戻れるか
チェック4:紙教材かタブレット教材か、子どものタイプに合うほう
通信教育には、紙教材・タブレット教材・動画学習教材・ハイブリッド教材など、いくつかのタイプがあります。それぞれに向いている子が違うため、特徴を整理してから選ぶことが大切です。
どのタイプが一番良いというより、お子さんが無理なく続けられるかどうかが大切です。知名度や評判だけで決めず、性格・学習スタイル・家庭でのサポート状況に合う教材を選びましょう。
紙教材が向く子
- 書いて覚えるタイプ
- 集中力が長く続く
- タブレットの誘惑に負けやすい
- じっくり考えるのが好き
タブレット教材が向く子
- 視覚的・聴覚的に学ぶのが得意
- ゲーム性があると動く
- 短時間集中型
- 動画で理解したい
チェック5:子ども本人が納得しているか
保護者だけが良いと思って申し込んでも、子どもが納得していなければ続きにくくなります。
- 資料を一緒に見る
- 公式ページを一緒に確認する
- 体験教材があれば試してみる
- 動画や画面の見やすさを子どもに聞く
- 「これならできそう?」と確認する
通信教育は、子どもが実際に使うものです。だからこそ、保護者の判断だけでなく、子どもの感覚も大切にしてください。
ネームバリューだけで通信教育を選ばないことが大切です
通信教育を選ぶとき、どうしても有名な教材に目が行きます。
進研ゼミ。
スマイルゼミ。
すらら。
スタディサプリ。
Z会。
どれも名前を聞いたことがある方が多いと思います。
しかし、名前だけで選ぶのはおすすめしません。
有名な教材が悪いという意味ではありません。むしろ、どの教材にも強みがあります。
ただし、強みが違います。
- 基礎から戻りやすい教材
- タブレットで一人でも進めやすい教材
- 映像授業が分かりやすい教材
- ハイレベルな問題に強い教材
- 苦手分析やAIサポートに強い教材
- 紙教材で学校の勉強に合わせやすい教材
それぞれ特徴が違います。
通信教育は、保護者が安心するために選ぶものではありません。
子どもが続けられるものを選ぶことが大切です。
主要5教材の特徴を比較したい方へ
進研ゼミ・スマイルゼミ・Z会・スタディサプリ・すららなど、中学生向けの家庭学習教材を比較したい方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
【2026年最新】中学生の家庭学習教材・通信教育おすすめ比較を見るよくある質問
通信教育は中学生でも本当に効果がありますか?
効果はあります。ただし、教材を申し込んだだけでは成績は上がりません。
決まった時間に取り組むこと、つまずいたところを放置しないこと、学校ワークや定期テスト対策とつなげること、保護者が適度に関わることが大切です。
通信教育が続かない子は、すぐ塾に変えた方がいいですか?
すぐに塾へ変える必要はありません。まずは、続かない原因を確認してください。
時間が決まっていないのか、教材が多すぎるのか、レベルが合っていないのか、質問できずに止まっているのか、親子バトルになっているのかを見てみましょう。
ただし、わからない単元が多く、自分一人では立て直せない場合は、塾や個別指導を検討してもよいと思います。
通信教育は毎日やらないと意味がありませんか?
毎日できれば理想です。しかし、毎日完璧にやろうとしすぎると、1日できなかっただけで計画が崩れます。
大切なのは、予備日を作ることです。週に何日やるのか、できなかった分をいつ戻すのか、テスト前はどう調整するのかを決めておけば、毎日できなくても続けやすくなります。
通信教育はタブレットと紙教材のどちらがいいですか?
どちらが良いかは、子どものタイプによります。
タブレットは、動画やAI分析、進捗管理が使いやすい場合があります。紙教材は、書いて覚えることや学校ワークとの相性が良い場合があります。
大切なのは、子どもが続けられるかどうかです。できれば、資料や体験教材で確認してから選ぶと安心です。
有名な通信教育を選べば失敗しませんか?
有名な教材でも、子どもに合わなければ続きません。
ネームバリューは安心材料の一つですが、決め手にするべきではありません。教材のレベル、量、サポート、学習スタイル、保護者の関わり方まで見て選ぶことが大切です。
兄弟で同じ通信教育を使ってもいいですか?
基本的には大丈夫ですが、子どものタイプが違えば別の教材を選ぶべきです。
兄弟であっても、性格・学力・勉強スタイルは違います。必ず一人ひとりに合った教材を選んでください。
まとめ:通信教育は「続く仕組み」まで考えて選びましょう
中学生の通信教育が続かない理由は、単に子どものやる気がないからではありません。
多くの場合、次のような原因があります。
- 一度リズムが崩れると、教材がたまりやすい
- 強制力がなく、誰にも見られていない
- わからない問題を質問できず、放置される
- 教材のレベルや量が子どもに合っていない
- 学習スケジュールを自分で組めない
- 親が監督役になり、親子バトルが起きる
- 結果が出るまで時間がかかり、達成感を得にくい
通信教育を続けるためには、教材そのものだけでなく、続く仕組みが必要です。
- 曜日と時間を決める
- 予備日を作る
- つまずいたときのサポートを確認する
- 保護者が上から管理しすぎない
- できたことを褒める
- 子ども本人も納得して選ぶ
これらがそろうと、通信教育は中学生にとって心強い学習方法になります。
大切なのは、有名な教材を選ぶことではありません。
お子さんに合う教材を選ぶことです。
通信教育は、合えば大きな力になります。
焦って申し込む必要はありません。まずは資料やレビューを確認し、お子さんの性格、学力、生活リズム、サポート体制まで見たうえで、納得できる教材を選んでください。
20年以上中学生を見てきた現役塾長として、心から応援しています。
お子さんにとって、無理なく続けられる学習方法が見つかることを願っています。
