進研ゼミとすららはどっちがいい?中学生向けに現役塾長が比較

進研ゼミとすららの違いを中学生向けに比較し、向いている子・料金・学習スタイルを現役塾長が解説するサムネイル画像

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※進研ゼミに関する掲載内容は2026年度の情報です。すららの料金・条件は2026年7月確認時点です。お申し込みの際には、各公式サイトで最新情報をご確認ください。

現役塾長が比較 中学生の通信教育 進研ゼミ vs すらら 戻り学習・基礎固め重視

進研ゼミとすららはどっちがいい?中学生向けに現役塾長が比較

  • 「進研ゼミとすらら、どっちを選べばいいんだろう……」
  • 「料金だけ見ると進研ゼミが安そうだけど、本当にそれでいいのかな?」
  • 「うちの子、今の学年の勉強より前の内容から怪しい気がする」

こんなふうに迷っているご家庭は、本当に多いです。

私は和歌山県新宮市で20年以上、学習塾を運営している現役塾長の岩澤です。 通信教育と塾を組み合わせながら勉強している生徒も多く、 「進研ゼミとすらら、どちらがいいですか?」という相談を保護者の方からよく受けます。

学校の授業についていけていて、定期テスト対策を整えたい場合は、私は進研ゼミを選びます。 一方で、小学校内容まで戻る必要がある、何が分からないのか本人も整理できていない、家庭学習の進め方まで見直したい場合は、 私はすららを選びます

月額料金は、進研ゼミの方が低いです。 ただ、勉強は「今の単元を進める」だけでは伸びないことがあります。 土台に穴があるまま進むと、教材を使っても点数は伸びません

この記事では、進研ゼミとすららを公平に比較しながら、 とくに「戻り学習」「基礎固め」「家庭学習の設計」まで必要なご家庭には、すららのメリットが伝わる形で整理します。

うちの子には、学校に合わせて進む教材がいいのか、つまずいたところまで戻れる教材がいいのか、そこが分からないんです。

お母さん
お母さん
岩澤コーチ
岩澤コーチ

ここで判断が分かれます。

進研ゼミとすららは、どちらが上というより、今のお子さんが「学校の流れに乗れているか」「つまずいたところまで戻る必要があるか」で選ぶ教材です。

先に結論

学校進度に合わせて定期テスト・内申点対策を整えたい場合は、進研ゼミを選びます。

小学校内容まで戻って土台を作り直す必要がある場合や、今の単元の復習・学校で習う前の予習まで含めて勉強の進め方を整えたい場合は、すららを選びます。

※進研ゼミにも中1〜中3の範囲を学年をまたいで学べる機能があります。小学校内容まで戻る必要がある場合や、学習設計サポートまで必要な場合に、すららとの差が大きくなります。

迷ったときは、「今の学年を進めるだけで大丈夫か」「前の学年に戻って穴をふさぐ必要があるか」で判断してください。

進研ゼミが合うお子さん

  • 学校の授業は大体ついていける
  • 定期テストで点を上げたい
  • 紙教材も使って書く練習をしたい
  • 高校受験まで学校進度に沿って対策したい

すららが合うお子さん

  • 授業についていけていない
  • 小学校内容まで戻る必要がありそう
  • 今の単元の復習や、学校で習う前の予習もしたい
  • どこから分からないのか本人も分かっていない
  • 家庭学習の計画づくりまでサポートがほしい

この記事でわかること

  • 進研ゼミとすららの一番大きな違い
  • 料金・入会金・端末代の比較
  • 月額だけでなく学習範囲まで比べる理由
  • すららの無学年学習・AI診断・オーダーメイド出題の強み
  • すららコーチの学習設計サポートでできること
  • 進研ゼミが合うお子さん
  • すららが合うお子さん
  • どちらも今は申し込まない方がよい場合
  • 定期テスト・内申点への影響
  • 中1・中2・中3での選び方
  • 迷ったときの最終判断基準
目次

結論|学校進度に合わせたいなら進研ゼミ、土台から立て直すならすらら

最初に結論をまとめます。

進研ゼミは、受講学年の学校進度に沿った学習を中心にしながら、中1〜中3の範囲を学年をまたいで学べる教材です。 学校の授業にある程度ついていけていて、定期テスト対策を整えたい場合は、私は進研ゼミを選びます。

ただし、次の場合は判断を変えます。 中学範囲より前まで戻る必要がある場合や、本人がどこで止まっているか整理できない場合は、学習範囲だけでなく、学習設計のサポートまで確認する必要があります。

すららは「無学年式」の教材です。 今の学年に関係なく、つまずいているところまで戻って学べます。 さらに、AIを活用したつまずき診断やオーダーメイド出題、学習履歴をもとにしたすららコーチの学習設計サポートもあります。

そのため、「授業についていけない」「前の単元や前の学年の内容が抜けている気がする」「どこから分からないのか、本人も分かっていない」「親が教えると親子バトルになる」 という家庭では、私はすららを選びます。

たとえるなら

進研ゼミは「学校と同じペースの電車に乗って、定期テストという駅に向かう」教材です。

すららは「乗り遅れたところまで一度戻り、土台を整えながら、必要に応じて今の単元の復習や学校で習う前の予習にも進める」教材です。

どちらが良い悪いではありません。 ただ、塾の現場で見ていると、成績が伸び悩んでいる子ほど、 いきなり今の単元を進めるより、つまずいたところまで戻って穴をふさいだ方が早いことがあります。

今の学習状況 判断
学校の授業は大体ついていける この条件だけでは決められません
定期テストで点を上げたい この条件だけでは決められません
紙教材も使って書く練習をしたい 進研ゼミ
高校受験まで総合的に対策したい 学校進度に沿った受験対策なら進研ゼミ。基礎から戻るならすらら
授業についていけていない すらら
前の単元や前の学年の内容が抜けている感じがする すらら
勉強が苦手で、基礎から見直したい すらら
不登校や学習の遅れが気になる すらら

※すららでも定期テスト対策はできます。英語・数学・理科・社会は学校内容に沿って対策できます。国語は教科書本文そのものではなく、国文法や読解力を伸ばす教材として区別してください。

※高校受験に向けた単元学習・基礎固めにはすららも使えます。ただし、難関校の発展問題、学校独自問題、記述添削までこれ一つで完結するものではありません。必要に応じて、過去問・塾・個別指導などと組み合わせてください。

迷ったら「今の学年を進める教材」か「つまずいたところに戻る教材」かで選ぶ

進研ゼミとすららを比べるとき、最初に確認するのは「学習の進め方」の違いです。 料金や知名度だけで選ぶ前に、まずお子さんが今の学年を進めてよい状態なのか、つまずいたところに戻る必要がある状態なのかを確認してください。

進研ゼミとすららのどちらを選ぶか、中学生の授業理解度や戻り学習の必要性から判断するフローチャート
学校進度に沿って進めるなら進研ゼミ、つまずいたところまで戻る必要があるならすららです。

※進研ゼミにも中1〜中3の無学年学習があります。小学校内容まで戻る必要がある場合や、どこから始めるかを家庭だけでは判断できない場合は、すららの学習範囲とすららコーチのサポートも確認してください。

進研ゼミも、中1〜中3の範囲を学年をまたいで学べます。 受講講座は学校進度に沿った学習が中心で、定期テスト対策も含まれています。

一方、すららの小中コースは、小1〜中3の範囲を学べる無学年式です。 中2の生徒でも、数学が中1内容や小学生内容から抜けていれば、そこまで戻って学べます。 今学校で習っている単元の復習、学校で習う前の予習、得意な単元の先取りにも使えます。

とくに英語と数学は、前の単元があいまいなまま進むと、急に苦しくなります。 すららは、つまずいている場所まで戻れます。 「どこから分からないのか分からない」状態でも使える教材です。

今の勉強が分からないんだけど、どこから分からないのか自分でも分からない……。

中学生の男の子
中学生

バケツのたとえで考える

バケツに穴が空いていたら、どんなに水を注いでも溜まりませんよね。 まず穴を塞がないと、あとから入れた水も抜けてしまいます。

勉強も同じです。 前の単元や前の学年の内容が抜けているまま、今の学年の内容を進めても、なかなか点数につながりません。

その「穴を塞ぐ」のが得意なのがすららです。 穴がある程度ふさがっている前提で、学校の流れに合わせて進んでいくのが進研ゼミです。 すでに学校の流れに乗れているなら進研ゼミ、穴を見つけてふさぐところから必要ならすらら。 この基準なら、どちらを選ぶか判断できます。

進研ゼミ vs すらら|違いを比較表で整理

全体像を一覧で確認します。進研ゼミは学校進度に沿った構成、すららは戻り学習と学習設計サポートが特徴です。

進研ゼミとすららの違いを中学生向けに比較し、学校進度・戻り学習・定期テスト対策・選ぶ基準を整理した図解
進研ゼミは学校進度に沿って進み、すららは無学年式でつまずいたところまで戻って土台から学び直せます。
比較項目 進研ゼミ中学講座 すらら
学習スタイル 学校進度に沿った学習が中心。中1〜中3の無学年学習にも対応 小1〜中3の無学年式。戻り学習・復習・先取りに対応
学習範囲 中学範囲内で学年をまたいで学べる 小学校内容まで戻れる。今の単元の復習、学校で習う前の予習、先取りにも使える
紙教材 あり 基本はオンライン学習。キャラクターの問いかけに答えながら進む対話型レクチャー
専用タブレット ハイブリッドスタイルで専用タブレットあり 専用タブレット不要。自分のPC・タブレットを使う
月額料金目安 中1・中2:2026年度4月号開始・12か月分一括払いの場合、月あたり7,140円(税込)
中3:2026年度4月号開始・12か月分一括払いの場合、月あたり7,190円(税込)
3教科:通常8,800円(税込)/4か月継続割8,228円(税込)
5教科:通常10,978円(税込)/4か月継続割10,428円(税込)
入会金 なし コースにより税込7,700〜11,000円
サポート 赤ペン先生・質問サービスなど すららコーチが、どこから戻るか、どう進めるかを整理する
AI診断・つまずき対策 理解度に応じた演習あり AI搭載ドリル・つまずき診断・オーダーメイド出題で、苦手の原因を探す
定期テスト対策 学校進度に沿って進む。紙教材で書く練習もできる 定期テスト対策にも対応。英・数・理・社は学校内容に沿って進み、国語は国文法・読解力強化として考える
選ぶ基準 学校進度に沿って進めたい場合、紙教材で書く練習も必要な場合 戻り学習・今の単元の復習・予習を組み合わせる場合、家庭学習の設計まで必要な場合

表の金額では、進研ゼミの方が低いです。 ただし、ここで大事なのは「安いから進研ゼミ」と決めないことです。

学校の授業についていけていて、テスト対策を整えたいなら、進研ゼミを選びます。 でも、前の単元や前の学年の内容が抜けている場合、今の学年の教材だけを進めても、なかなか点数につながらないことがあります。

これは、2階を作りたいのに、1階の柱がぐらついているようなものです。 その場合は、先に土台を直す方が近道になります。 その「土台を直す」ところから必要なら、すららを選ぶ理由は明確です。

料金比較|月額・入会金・端末代

料金を比べるときは、月額だけを見るのではなく、トータルで考えることが大切です。 とくにすららは、月額だけで見ると高く感じるかもしれませんが、複数学年をまたいで戻れること、AI診断やオーダーメイド出題、学習設計サポートまで含めて考える必要があります。

進研ゼミの料金

※以下の進研ゼミ受講費は2026年度4月号開始時点の税込金額です。お申し込みの際には、最新情報を進研ゼミ公式ホームページでご確認ください。

進研ゼミ中学講座の受講費は、支払い方法や学年によって変わります。 2026年度4月号開始で、ハイブリッドスタイルまたはオリジナルスタイルを12か月分一括払いで受講する場合、中1・中2は月あたり7,140円(税込)、中3は月あたり7,190円(税込)と案内されています。

進研ゼミ中学講座の料金目安

  • 中学1年生・中学2年生:2026年度4月号開始・12か月分一括払いで月あたり7,140円(税込)
  • 中学3年生:2026年度4月号開始・12か月分一括払いで月あたり7,190円(税込)
  • 入会金なし
  • 専用タブレットは、初回特別優待など所定の条件を満たすと0円

進研ゼミ中学講座を初めて受講し、専用タブレットを初回特別優待で申し込んだ場合、ハイブリッドスタイルを6か月以上継続受講すると、専用タブレット代は0円と案内されています。 キャンペーン期間を除き、6か月未満で退会した場合や学習スタイルを変更した場合には、8,300円(税込)が必要です。申し込み前に条件を確認してください。

すららの料金

すららは、コースや教科数によって料金が変わります。 中学生が利用する小中コースの料金は、次の通りです。

すらら小中コースの料金目安

  • 3教科学び放題プラン:通常価格 月額8,800円(税込)
  • 3教科学び放題プラン:4か月継続割 月額8,228円(税込)
  • 5教科学び放題プラン:通常価格 月額10,978円(税込)
  • 5教科学び放題プラン:4か月継続割 月額10,428円(税込)
  • 入会金:コースにより税込7,700〜11,000円

また、4か月継続割を選ぶ場合は注意が必要です。 最初の4か月間は休止サービスが使えず、4か月以内に中途退会する場合は、利用期間に応じた契約解除料金が発生する場合があります。

つまり、すららは「ちょっと試してすぐやめる」というより、ある程度の期間をかけて学習を立て直す教材として考えた方がよいです。 前の単元や前の学年の穴を見つけ、家庭学習のペースまで整える必要がある家庭では、月額だけで判断できない教材です。

月額だけなら進研ゼミの方が低いけど、どこかでつまずいたまま進んでいる場合は、それだけで決めるのは少し不安ですね。

お母さん
お母さん

料金だけで選ばないでください

月額だけ見ると、進研ゼミの方が安い傾向があります。 ただし、すららは複数学年分の学習ができます。 中2の子が中1や小学生内容まで戻って学び直せることを考えると、単純に月額だけで比較するのは危険です。

確認する内容

月額・入会金・端末代・使える学習範囲に加えて、どこまで戻れるか、学習計画を家庭だけで作れるかも確認しましょう。 ここまで含めて考えると、すららは「料金が高い教材」ではなく、「学び直しの設計まで含めた教材」と判断できます。

※料金・受講条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

すららの「すららコーチ」は何をしてくれるの?

すららの大きな特徴の一つが「すららコーチ」です。

すららコーチは、子どもに毎回オンライン授業をする先生ではありません。 学習履歴を確認し、家庭学習の進め方や、どの単元から取り組むかを整理する学習設計サポーターです。

「何から始めたらいいか分からない」「どこまで戻ればいいか分からない」「親が計画を立てようとしても、親子バトルになる」。 こうした家庭学習の困りごとに対して、学習履歴を確認しながら、どこから学び直すか、どの単元を進めるか、家庭でどう声をかけるかを一緒に整理します。

すららコーチの考え方

毎日つきっきりで細かく教えてもらえるわけではありません。 ただ、家庭だけで学習計画を立てるのが難しい場合、学習履歴をもとに方向修正を相談できるのは大きな安心材料です。 「先生が横について教える」ではなく、「家庭学習の地図を一緒に整える」サポートと考えるとよいです。

分からない問題を質問したり、添削で確認してもらったりしたいお子さんには、進研ゼミが合います。 どこから始めるか、どう戻るかを整理する必要があるお子さんには、すららが合います。 このように、サポートの役割も少し違います。

すららが強いのは「教材+学習設計」

勉強が苦手な場合、問題集を渡されただけでは動けないことがあります。 必要なのは、教材そのものだけでなく、どこから始めるか、どれくらいのペースで進めるか、つまずいたときにどう戻るかという設計です。 この点で、すららは家庭学習を立て直したいご家庭と相性が良い教材です。

進研ゼミが合うお子さん

学校の流れに沿って学習しながら、定期テストの点を上げたいお子さんには、進研ゼミが合います。 ここでのポイントは、学校の授業にある程度ついていけていることです。

進研ゼミが合うお子さん

  • 学校の授業は大体ついていける
  • 定期テストで点を上げたい
  • 内申点も意識したい
  • 紙に書いて覚えるスタイルが合っている
  • 高校受験まで総合的に対策したい
  • 保護者が週1回くらい進み具合を確認できる
  • 添削や質問サポートを使いながら進めたい

塾長の目線では、今の学年の内容はある程度分かっていて、テストで点数を固めたいお子さんには、進研ゼミが合います。 学校ワークと組み合わせれば、定期テスト前の演習量を増やせます。

たとえば、学校ワークを1回解いて終わりにしてしまう子は多いです。 でも、本当に点数につなげるには、間違えた問題を解き直す、覚えていない用語を確認する、テスト前にもう一度演習する、という流れが必要です。

進研ゼミは、学校の勉強に沿ってこの流れを作る教材です。 ただし、学校ワークの基本問題で止まる、英語や数学で前の単元から怪しい場合は、進研ゼミを始める前に、すららのように戻り学習・今の単元の復習・予習を組み合わせられる教材を確認した方がよいです。

使い方の注意点

教材量が多く、すべてをこなそうとすると負担が増えます。 最初から全教科を完璧に進めず、英語・数学を中心にして、テスト前に理科・社会を追加するなど、優先順位を決めてください。

すららが合うお子さん

今の学年の内容だけを進めても苦しいお子さんには、すららが合います。 とくに、英語・数学で前の学年の内容に穴がありそうな場合は、私はすららを選びます。

すららが合うお子さん

  • 授業についていけていない
  • 前の学年の内容が抜けている感じがする
  • 勉強が苦手で、基礎から見直したい
  • 不登校や学習の遅れが気になる
  • テストでなかなか点が取れない
  • 今の単元の復習や、学校で習う前の予習もしたい
  • 「どこが分からないか分からない」という状態
  • 親が教えると親子ゲンカになる
  • 家庭学習の計画づくりまで整理したい

不登校・学習障害・発達障害が気になる場合

不登校や学習の遅れがある場合、また読み書きの困りごとや発達特性が気になる場合は、 進研ゼミとの比較だけで決めず、すららの専用記事で該当する内容を確認してください。

すららは無学年式で前の学年まで戻れるため、学校進度に合わせて進むよりも、 「今どこで止まっているか」を見つけて家庭学習を立て直したいご家庭と相性がよい教材です。

塾の現場でよく見るのが、「なんとなく分かった気がして進んでいるうちに、気づいたら全然分からなくなってしまった」というパターンです。

たとえば、中2の数学が分からないという生徒に話を聞くと、実は中1の方程式や小学校の分数あたりから怪しい、ということがよくあります。 このような場合、今の学年の教材をいくら進めても追いつきません。

階段のたとえで考える

これは、階段を3段飛ばしで上ろうとしているようなものです。 足が届かないのに、無理に上ろうとしても怖いですよね。

一度、足がしっかり乗る段まで戻る。そこから1段ずつ上がる。 すららは、この「戻る学習」と相性が良い教材です。

すららにも定期テスト対策はあります。 学校の教科書やテスト範囲を指定して、定期テスト用の模試形式で確認できる機能が案内されています。 テスト前は学校ワークや提出物を中心に進めながら、すららでテスト範囲の理解確認や苦手単元の復習をする使い方が現実的です。

それでも、苦手の土台を放置したままテスト範囲だけを追いかけるより、 すららで一度つまずきの原因まで戻り、今の単元を復習し、余裕があれば学校で習う前の内容を予習する方がよい場合もあります。

どちらも今は申し込まない方がよい場合

進研ゼミもすららも良い教材ですが、次のような場合は、通信教育だけで解決しようとしない方がいいかもしれません。

通信教育だけでは難しい可能性があるケース

  • 家庭学習そのものを強く拒否している
  • 自分一人では全く動けない
  • タブレット・パソコンを開くと勉強以外のことに気が向いてしまう
  • 前の学年の内容が3学年以上大きく抜けていて、家庭だけでは伴走が難しい
  • 保護者がまったく関われない環境にある

このような場合は、通信教育だけでの立て直しが難しいことがあります。 「通信教育が悪い」のではありません。

今のお子さんに必要なのが、教材なのか、伴走なのか、対面サポートなのか。 そこを見極めることが大切です。 塾・個別指導・家庭教師など、状況に合わせた選択肢を検討してください。

定期テスト・内申点への影響で比較

進研ゼミの場合

進研ゼミは、学校の進度に沿った学習と定期テスト対策を一つの教材で進めます。 日々の学習はタブレット、テスト対策は紙教材という使い分けもできます。

中学生の場合、テスト本番は紙に書いて解くことが多いです。 タブレットで理解し、紙で演習する流れは定期テスト対策として自然です。 副教科の対策も含めるなら、進研ゼミを選びます。

すららの場合

すららにも定期テスト対策はあります。 学校の教科書やテスト範囲を指定して、定期テスト用の模試形式で確認できる機能が案内されています。 テスト前は学校ワークや提出物を中心に進めながら、すららでテスト範囲の理解確認や苦手単元の復習をする使い方が現実的です。

ただし、国語は少し考え方が違います。 英語・数学・理科・社会は学校内容に沿った定期テスト対策に使えます。国語は教科書本文そのものの対策ではなく、国文法や読解力を伸ばす教材として区別してください。

塾長の視点でいうと、すららは「テスト直前に暗記だけをする教材」というより、テスト範囲の理解確認と、学力の土台づくりを組み合わせる教材です。 テスト前は学校ワークを中心に進め、分からない単元をすららで戻って確認する使い方が現実的です。

ただ、テストで点が取れない原因が「今の単元」ではなく「前の単元」にある場合、土台を直さないままテスト対策だけをしても、点数を上げるのは難しいです。 その場合は、すららで苦手の原因まで戻ってください。

すららは「戻るだけ」の教材ではありません

すららは、苦手なところまで戻る学習に強い教材ですが、それだけではありません。 今学校で習っている単元の復習にも、学校で習う前の予習にも使えます。 戻り学習・定期テスト対策・予習を、お子さんの状態に合わせて組み合わせられます。

大切な順番

まず土台を作る。そのあとでテスト対策をする。 さらに余裕があれば、学校で習う前の内容を予習しておく。 この流れを意識してください。

どちらを選ぶ場合でも、学校の提出物・授業態度・小テストも内申点に関わります。 教材だけで内申点が決まるわけではないことも、忘れないようにしましょう。

高校受験対策で比較

進研ゼミは、志望校レベルに合わせた受験対策や、入試本番を意識した学習まで段階的に進めます。 中3になってからの受験対策、学校範囲の復習、定期テスト・内申点対策をまとめて進めたい場合は、進研ゼミを選びます。

一方、すららは、基礎固めを終えてから受験対策に進む流れになります。 前の学年の内容が大きく抜けている場合、まずはそれを取り戻すことが最初の目標になります。

受験まで考えるとき、塾で生徒を見ていて強く感じることがあります。 中1・中2で基礎を固めておくと、中3で受験問題へ進む時間を確保できます。 逆に、中1・中2の穴を放置したまま中3になると、受験勉強の前に復習しなければならないことが増えます。

すららで基礎を固めて、中3から進研ゼミや塾の受験対策に移行する。 こういう使い方もあります。 「どちらか一方」と決めず、時期によって切り替えるという発想も持っておくとよいです。

受験を考えるほど、早めの土台作りが大切

受験勉強は、基礎の上に積み上げていくものです。 中1・中2の内容に不安があるなら、受験学年になってから慌てるより、早めにすららで土台を確認しておく方が現実的です。

ただし、すららだけで難関校の発展問題や学校独自問題まで仕上げる、という考え方はおすすめしません。 高校受験までの単元学習・基礎固めには使えます。ただし、難関校対策や記述添削が必要な場合は、過去問演習・塾・個別指導なども組み合わせてください。

中1・中2・中3での選び方

中1の場合

中1は、まず学習習慣を作ることが大切です。 学校の授業に合わせて進めたいなら、進研ゼミを選びます。 ただ、英語・数学に不安があるなら、早めにすららで基礎固めを始めるのも有効です。 中1のうちなら、戻り学習の負担もまだ小さく済みます。

中1のうちに基礎が固まるかどうかで、中2・中3の伸びは大きく変わります。 特に英語は、中1のbe動詞・一般動詞・語順でつまずくと、中2以降が苦しくなります。 数学も、正負の数・文字式・方程式があやふやなまま進むと、連立方程式や一次関数で手が止まることがあります。 中1のつまずきを早めに見つければ、直す範囲を絞れます。

中2の場合

中2は、中だるみが出る生徒が増える学年です。 部活も忙しくなり、勉強の優先順位が下がることもあります。

英語・数学が中1から怪しい感じがするなら、今すぐ確認することをおすすめします。 中2で気づいて動けば、まだ受験に間に合います。

学校の定期テストや内申点に直結して進めたいなら進研ゼミ。 中1内容から戻る必要がありそうならすらら。 特に中2は「まだ間に合うけれど、放置すると苦しくなる」学年なので、迷うなら一度すららの戻り学習を確認しておくと安心です。

中3の場合

中3は、受験を意識する学年です。 基礎固めが終わっていて、受験対策に進みたいなら進研ゼミ。 まだ基礎が不安なら、すららで集中的に取り戻すことが先決です。

ただし、中3の場合は時間が限られます。 「いつかやる」ではなく、できるだけ早く動く必要があります。 どちらを選ぶにしても、学校ワーク・過去問・提出物との組み合わせは必須です。

現役塾長が見てきた実例

20年以上塾を運営してきて、こういうパターンをよく見てきました。

進研ゼミで毎月の教材をコツコツこなしていた子が塾に来ると、基礎的な学力がついていることが多いです。 「定期テストの点数をもう少し上げたい」「受験に向けて演習を増やしたい」というご家庭では、進研ゼミがよい補助教材になっていることがあります。

一方で、「中2になってから急に成績が下がった」という相談で来た生徒に話を聞くと、中1の方程式や英語の基礎から曖昧なことが多いです。 たとえば、中2の数学で30点台まで落ちていた子が、実は中1の方程式や小学校の分数計算で止まっていた、ということがあります。

中2の教材だけでは苦しい場合があります

この場合、中2の教材だけを進めても、本人はずっと苦しいままです。 中2の内容が悪いのではありません。その前の土台が抜けているのです。

この場合は、前の学年まで戻れるすららを選びます。 今の学年の教材を追加するより、まず「どこで止まっているか」を見つけることが先です。

現場で感じるのは、「遅れを感じたら早めに動く」ことの大切さです。 「少し遅れているかな」と思ったときが、動くタイミングです。 すららは、学習を立て直す最初の教材として使えます。

進研ゼミとすららで迷ったときの5つのチェックポイント

1. 学校の授業についていけているか

学校の授業がある程度分かるなら、進研ゼミを選びます。 逆に、授業中に何を言っているのか分からない、ノートを取っても意味が分からない、学校ワークの基本問題で止まる場合は、すららを先に考えた方がよいです。

2. つまずいたところに戻る必要があるか

前の単元や前の学年など、つまずいたところに戻る必要があるなら、すららを選びます。 特に英語・数学は、戻る勇気が大切です。

「戻る」と聞くと、子どもは嫌がることがあります。 でも、戻ることは負けではありません。 分からないところを放置したまま進む方が、あとで苦しくなります。

3. 定期テストを重視するか

学校の定期テスト・内申点を重視するなら、進研ゼミを選びます。 学校進度に沿って、予習・復習・テスト対策を一つの教材で進められるからです。 ただし、すららでも定期テスト対策はできます。テスト範囲の理解確認や苦手単元の復習まで含めたい場合は、すららも比較対象に入れて考えてください。

4. 親がどこまで管理できるか

親が週に1回、進み具合を確認できるなら、進研ゼミでも管理できます。 一方で、親が教えると親子バトルになる場合や、どこから始めればよいか分からない場合は、学習設計のサポートがあるすららを選びます。

5. 料金だけで選んでいないか

月額料金は進研ゼミの方が低いです。 すららは月額も入会金も高めに感じると思います。 ただ、安さだけで選んで続かなければ意味がありません。

最後はここで判断

うちの子は、学校の流れに乗るための教材が必要なのか。 それとも、つまずいたところまで戻って土台を直す教材が必要なのか。 ここが決まれば、選び方はかなりはっきりします。 少しでも「前の内容が怪しい」と感じるなら、すららの無料体験で学習の進め方を確認してください。

よくある質問

進研ゼミとすらら、どちらが安いですか?

月額だけを見ると、進研ゼミの方が安い傾向があります。 ただし、すららには無学年学習、AI診断、オーダーメイド出題、すららコーチの学習設計サポートがあります。 料金だけでなく、どこまで戻って学べるか、家庭学習の設計支援が必要かも含めて比較してください。 料金は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

すららは難しいですか?

すららは無学年式なので、今の学年より下の内容から始められます。 難しいと感じたところまで戻れるため、「今の学年の教材が難しすぎて進めない」という状態を避けられます。 基礎から積み上げる必要がある場合や、分からない原因を探したい場合に使います。

進研ゼミとすららを併用できますか?

できます。 ただし、最初から両方を同時に進めようとすると管理が大変になり、どちらも中途半端になります。 最初は1つに絞る方がおすすめです。 もし切り替えるなら、「今はすららで基礎固め、土台ができたら進研ゼミで学校進度に合わせる」という流れの方が現実的です。

塾と組み合わせるならどちらがいいですか?

塾で英語・数学を学び、家庭で定期テスト対策を補うなら進研ゼミを組み合わせます。 一方、塾に通っていない、または家庭で基礎から立て直したいなら、すららを選びます。 重度の遅れがある場合は、通信教育だけにこだわらず、個別指導や塾も含めて検討してください。

すららコーチはどんなサポートをしてくれますか?

すららコーチは、学習履歴を見ながら学習設計をサポートしてくれる仕組みです。 家庭学習の進め方や、どの単元から取り組むかを相談できます。 ただし、毎日つきっきりで教えてくれるサポートではありません。 あくまでも、学習計画や方向修正を支えるサポートとして考えるとよいです。

不登校のお子さんにはどちらが合いますか?

不登校のお子さんの場合、ICT教材を使った家庭学習が出席扱いの判断材料になるケースがあります。 ただし、最終的な判断は学校・教育委員会側の確認が必要です。 すららを検討する場合も、公式サイトの情報を確認したうえで、必ず学校の担任の先生や管理職に相談してください。 詳しくは、すららと不登校・出席扱いの記事でも整理しています。

まとめ|迷ったときの最後の判断基準

進研ゼミとすららは、どちらも良い教材です。 でも、「良い教材」かどうかより、「うちの子に合っているか」の方がずっと大事です。

学校の授業にある程度ついていけているなら、進研ゼミを選びます。 ただ、少しでも「前の単元や前の学年の内容が怪しい」「何からやればいいか分からない」と感じるなら、 私はすららを選びます。

今の学習状況 選び方
学校の授業は大体ついていける この条件だけでは決められません
定期テストで点を上げたい この条件だけでは決められません
内申点・高校受験まで意識したい 学校進度に沿った受験対策なら進研ゼミ。基礎から戻るならすらら
紙教材も使って書く練習をしたい 進研ゼミ
授業についていけていない すらら
前の内容が曖昧 すらら
基礎から見直したい すらら
どこから分からないか分からない すらら

教材選びは靴選びに似ています

たとえば、どれだけ有名な靴でも、サイズが合わなければ長くは履けませんよね。 通信教育も同じで、「有名だから」「安いから」だけで選ぶと、今のお子さんには合わないことがあります。

もちろん、高い教材なら良いという話ではありません。 大切なのは、今のお子さんのつまずきに合っているかどうかです。 前の学年まで戻る必要がありそうなら、すららのように土台から確認できる教材を先に選んでください。

まずは、学校ワークやテストを見て、今のお子さんがどこで止まっているかを確認してください。 そのうえで、すららの公式情報や無料体験を使えば、「うちの子に必要な学び方」を判断できます。

どちらを選んでも、申し込んだだけで成績が上がるわけではありません。 週に1回、保護者がお子さんに「どこまで進んだ?」「難しかったところはある?」「今週は何ができるようになった?」と声をかけるだけで、教材の使い方は大きく変わります。

すららの無料体験は、この流れで確認できます

  1. STEP1:無料体験ページで、メールアドレスを入力する
  2. STEP2:体験用URLとパスワードがメールで届く
  3. STEP3:届いたURLから体験版を開き、お試し教材を進めてみる
  4. STEP4:合わなければ、そのまま何もしなくて大丈夫。入会手続きをしない限り、有料受講には進みません。

※無料体験の入力項目は変更される場合があります。体験前に公式ページで確認してください。すららはPCまたはタブレットでの利用が推奨され、スマートフォンは推奨環境外です。

お子さんに合う教材を、公式情報で確認してみましょう

学校進度に合わせて定期テスト・内申点対策を整えたい場合は、進研ゼミを選びます。

つまずいたところまで戻って苦手の土台を立て直したい場合や、今の単元の復習・学校で習う前の予習も含めて家庭学習を整えたい場合は、すららを選びます。 無学年式で戻れること、AI診断やオーダーメイド出題があること、すららコーチの学習設計サポートがあることは、家庭学習を立て直したいご家庭にとって大きなメリットです。

迷ったときは、まず「うちの子は前の学年に戻る必要があるか」を基準にしましょう。

  • 前の単元や前の学年の内容に不安があるなら、まずはすららの無料体験や資料で学習の進め方を確認する
  • 学校の授業にはついていけているなら、進研ゼミの料金・タブレット条件を確認する
  • 料金や受講条件は変わるため、申し込み前に公式情報を確認する

※料金・無料体験の内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

出典・参考

  • 進研ゼミ中学講座 公式サイト「受講費・タブレット完全ガイド」
  • すらら公式サイト「すららの利用料金」
  • すらら公式サイト「すららの特徴」
  • すらら公式サイト「中学1年生」定期テスト機能・先取り学習に関する案内

※料金・受講条件は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

「難関校合格指導」はもちろん、「勉強しない子」「伸びない子」を変えてきた現役塾長。

和歌山県で20年以上続く学習塾を運営。
中央大学卒業後、カナダ留学を経て、英会話スクール・コンピュータースクールを運営。

現在は、小学生・中学生・高校生を対象に指導し、超基礎から最難関校受験対策まで幅広く対応。
これまで数多くの生徒の成績向上・志望校合格をサポートしてきました。

「努力しているのに伸びない子」「やる気が出ない子」の改善も得意とし、
勉強法だけでなく、家庭での関わり方まで含めた指導を行っています。

このブログでは、現場での実体験をもとに、
保護者の方がすぐに実践できる具体的な方法をお伝えしています。

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