進研ゼミとすららはどっちがいい?中学生向けに現役塾長が比較
- 「進研ゼミとすらら、どっちを選べばいいんだろう……」
- 「料金だけ見ると進研ゼミが安そうだけど、本当にそれでいいのかな?」
- 「うちの子、今の学年の勉強より前の内容から怪しい気がする」
こんなふうに迷っているご家庭は、本当に多いです。
私は和歌山県新宮市で20年以上、学習塾を運営している現役塾長の岩澤です。 通信教育と塾を組み合わせながら勉強している生徒も多く、 「進研ゼミとすらら、どちらがいいですか?」という相談を保護者の方からよく受けます。
結論から言うと、学校の授業についていけていて、定期テスト対策を整えたい子には進研ゼミが合いやすいです。 一方で、前の単元や前の学年の内容に穴がある、何が分からないのか本人も整理できていない、家庭学習の進め方まで見直したい場合は、 すららを先に確認した方がよいと感じます。
料金だけを見ると、進研ゼミの方が始めやすく見えるかもしれません。 ただ、勉強は「今の単元を進める」だけでは伸びないことがあります。 土台に穴があるまま進むと、せっかく教材を使っても点数につながりにくいからです。
この記事では、進研ゼミとすららを公平に比較しながら、 とくに「戻り学習」「基礎固め」「家庭学習の設計」まで必要なご家庭には、すららのメリットが伝わる形で整理します。
うちの子には、学校に合わせて進む教材がいいのか、つまずいたところまで戻れる教材がいいのか、そこが分からないんです。
そこが一番大事な判断ポイントです。
進研ゼミとすららは、どちらが上というより、今のお子さんが「学校の流れに乗れているか」「つまずいたところまで戻る必要があるか」で選ぶ教材です。
先に結論
学校進度に合わせて定期テスト・内申点対策を整えたい子は、進研ゼミが候補です。
前の単元や前の学年まで戻って土台を作り直したい子、今の単元の復習や学校で習う前の予習も含めて、勉強の進め方から整えたい子は、すららを優先して確認したい教材です。
迷ったときは、「今の学年を進めるだけで大丈夫か」「前の学年に戻って穴をふさぐ必要があるか」で判断すると選びやすくなります。
進研ゼミが合いやすい子
- 学校の授業は大体ついていける
- 定期テストで点を上げたい
- 紙教材も使って書く練習をしたい
- 高校受験まで学校進度に沿って対策したい
すららを優先して確認したい子
- 授業についていけていない
- 前の単元や前の学年の内容が抜けている感じがする
- 今の単元の復習や、学校で習う前の予習もしたい
- どこから分からないのか本人も分かっていない
- 家庭学習の計画づくりまでサポートがほしい
この記事でわかること
- 進研ゼミとすららの一番大きな違い
- 料金・入会金・端末代の比較
- 月額だけでなく「使える学習範囲」で見るべき理由
- すららの無学年学習・AI診断・オーダーメイド出題の強み
- すららコーチの学習設計サポートでできること
- 進研ゼミが向いている中学生
- すららが向いている中学生
- どちらも合わない可能性がある子
- 定期テスト・内申点への影響
- 中1・中2・中3での選び方
- 迷ったときの最終判断基準
結論|学校進度に合わせたいなら進研ゼミ、土台から立て直すならすらら
最初に結論をまとめます。
進研ゼミは、今の学年の内容を中心に、学校の授業や定期テストに合わせて進めやすい教材です。 学校の授業にある程度ついていけていて、テスト前の演習量を増やしたい子には、かなり現実的な選択肢です。
ただし、この記事で特に大切にしたいのはここです。 「今の学年の内容が分からない原因」が、前の単元や前の学年のつまずきにある場合、学校進度に沿った教材だけでは苦しくなることがあります。
すららは「無学年式」の教材です。 今の学年に関係なく、つまずいているところまで戻って学べます。 さらに、AIを活用したつまずき診断やオーダーメイド出題、学習履歴をもとにしたすららコーチの学習設計サポートもあります。
そのため、「授業についていけない」「前の単元や前の学年の内容が抜けている気がする」「どこから分からないのか、本人も分かっていない」「親が教えると親子バトルになる」 という家庭では、まずすららを確認する価値があります。
たとえるなら
進研ゼミは「学校と同じペースの電車に乗って、定期テストという駅に向かう」教材です。
すららは「乗り遅れたところまで一度戻り、土台を整えながら、必要に応じて今の単元の復習や学校で習う前の予習にも進める」教材です。
どちらが良い悪いではありません。 ただ、塾の現場で見ていると、成績が伸び悩んでいる子ほど、 いきなり今の単元を進めるより、つまずいたところまで戻って穴をふさいだ方が早いことがあります。
| 子どものタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 学校の授業は大体ついていける | 進研ゼミ/すらら、どちらも候補 |
| 定期テストで点を上げたい | 進研ゼミ/すらら、どちらも候補 |
| 紙教材も使って書く練習をしたい | 進研ゼミ |
| 高校受験まで総合的に対策したい | 進研ゼミ/基礎・単元学習はすららも候補 |
| 授業についていけていない | すららを優先して確認 |
| 前の単元や前の学年の内容が抜けている感じがする | すらら |
| 勉強が苦手で、基礎から見直したい | すらら |
| 不登校や学習の遅れが気になる | すららを優先して確認 |
※すららでも定期テスト対策はできます。英語・数学・理科・社会は学校内容に合わせて対策しやすく、国語は教科書本文そのものの対策というより、国文法や読解力を伸ばす教材として考えるとよいです。
※高校受験に向けた単元学習・基礎固めにはすららも使えます。ただし、難関校の発展問題、学校独自問題、記述添削までこれ一つで完結するものではありません。必要に応じて、過去問・塾・個別指導などと組み合わせてください。
迷ったら「今の学年を進める教材」か「つまずいたところに戻る教材」かで選ぶ
進研ゼミとすららを比べるとき、一番大事なのは「学習の進め方」の違いです。 料金や知名度だけで選ぶ前に、まずお子さんが今の学年を進めてよい状態なのか、つまずいたところに戻る必要がある状態なのかを確認してください。
進研ゼミは「学年式」に近い教材です。 中1なら中1の内容、中2なら中2の内容を、学校の授業に合わせて学んでいきます。 学校の進度と連動しやすいので、定期テスト対策にも使いやすいです。
一方、すららは「無学年式」です。 中2の生徒でも、数学が中1内容や小学生内容から抜けていれば、そこまで戻って学べます。 今学校で習っている単元の復習にも、学校で習う前の予習にも、得意な単元の先取りにも使えるので、 「今の学年に固定されない」ことが大きなメリットです。
とくに英語と数学は、前の単元があいまいなまま進むと、急に苦しくなります。 すららは、つまずいている場所に戻って確認しやすいため、 「どこから分からないのか分からない」状態の子にも使いやすい教材です。
今の勉強が分からないんだけど、どこから分からないのか自分でも分からない……。
バケツのたとえで考える
バケツに穴が空いていたら、どんなに水を注いでも溜まりませんよね。 まず穴を塞がないと、あとから入れた水も抜けてしまいます。
勉強も同じです。 前の単元や前の学年の内容が抜けているまま、今の学年の内容を進めても、なかなか点数につながりません。
その「穴を塞ぐ」のが得意なのがすららです。 穴がある程度ふさがっている前提で、学校の流れに合わせて進んでいくのが進研ゼミです。 すでに学校の流れに乗れているなら進研ゼミ、穴を見つけてふさぐところから必要ならすらら。 このように考えると、かなり選びやすくなります。
進研ゼミ vs すらら|違いを比較表で整理
全体像を一覧で確認しましょう。比較すると、進研ゼミは学校進度への合わせやすさ、すららは戻り学習と学習設計サポートに強みがあります。
| 比較項目 | 進研ゼミ中学講座 | すらら |
|---|---|---|
| 学習スタイル | 学校進度に合わせて進めやすい | 無学年式で戻り学習・復習・先取りがしやすい |
| 学習範囲 | 今の学年・学校範囲が中心 | 必要に応じて前の単元や前の学年まで戻れる。今の単元の復習や、学校で習う前の予習にも使える |
| 紙教材 | あり | 基本はオンライン学習。キャラクターの問いかけに答えながら進む対話型レクチャー |
| 専用タブレット | ハイブリッドスタイルで専用タブレットあり | 専用タブレット不要。自分のPC・タブレットを使う |
| 月額料金目安 | 中1・中2:月あたり7,140円(税込)〜 中3:月あたり7,190円(税込)〜 |
3教科:通常8,800円(税込)/4か月継続割8,228円(税込) 5教科:通常10,978円(税込)/4か月継続割10,428円(税込) |
| 入会金 | なし | コースにより税込7,700〜11,000円 |
| サポート | 赤ペン先生・質問サービスなど | すららコーチによる学習設計サポート。どこから戻るか、どう進めるかを整理しやすい |
| AI診断・つまずき対策 | 理解度に応じた演習あり | AI搭載ドリル・つまずき診断・オーダーメイド出題で、苦手の原因を見つけやすい |
| 定期テスト対策 | 学校進度に合わせやすい。紙教材も使って書く練習をしやすい | 定期テスト対策も可能。英・数・理・社は学校内容に合わせやすく、国語は国文法・読解力強化として考える |
| 向いている子 | 学校進度に合わせたい子、紙教材で書く練習もしたい子 | 戻り学習・今の単元の復習・予習を組み合わせたい子、家庭学習の設計まで整えたい子 |
表だけ見ると、進研ゼミの方が料金面では始めやすく見えます。 ただし、ここで大事なのは「安いから進研ゼミ」と決めないことです。
もしお子さんが学校の授業についていけていて、テスト対策を整えたいなら、進研ゼミはかなり現実的です。 でも、前の単元や前の学年の内容が抜けている場合、今の学年の教材だけを進めても、なかなか点数につながらないことがあります。
これは、2階を作りたいのに、1階の柱がぐらついているようなものです。 その場合は、先に土台を直す方が近道になります。 その「土台を直す」部分まで見たいなら、すららのメリットはかなり大きいです。
料金比較|月額・入会金・端末代
料金を比べるときは、月額だけを見るのではなく、トータルで考えることが大切です。 とくにすららは、月額だけで見ると高く感じるかもしれませんが、複数学年をまたいで戻れること、AI診断やオーダーメイド出題、学習設計サポートまで含めて考える必要があります。
進研ゼミの料金
進研ゼミ中学講座の受講費は、支払い方法や学年によって変わります。 12か月一括払いの場合、中1・中2は月あたり7,140円(税込)、中3は月あたり7,190円(税込)から案内されています。
進研ゼミ中学講座の料金目安
- 中学1年生・中学2年生:12か月一括払いで月あたり7,140円(税込)
- 中学3年生:12か月一括払いで月あたり7,190円(税込)
- 入会金なし
- 専用タブレットは条件を満たすと0円
ただし、専用タブレットは6か月未満で退会または学習スタイルを変更した場合、費用が発生する場合があります。 「タブレット無料」と見て安心せず、必ず条件を確認してください。
すららの料金
すららは、コースや教科数によって料金が変わります。 中学生が使いやすい小中コースの場合、料金の目安は次の通りです。
すらら小中コースの料金目安
- 3教科学び放題プラン:通常価格 月額8,800円(税込)
- 3教科学び放題プラン:4か月継続割 月額8,228円(税込)
- 5教科学び放題プラン:通常価格 月額10,978円(税込)
- 5教科学び放題プラン:4か月継続割 月額10,428円(税込)
- 入会金:コースにより税込7,700〜11,000円
また、4か月継続割を選ぶ場合は注意が必要です。 最初の4か月間は休止サービスが使えず、4か月以内に中途退会する場合は、利用期間に応じた契約解除料金が発生する場合があります。
つまり、すららは「ちょっと試してすぐやめる」というより、ある程度の期間をかけて学習を立て直す教材として考えた方がよいです。 逆に言えば、前の単元や前の学年の穴を見つけて、家庭学習のペースまで整えたい家庭には、料金以上の意味が出やすい教材です。
月額だけ見ると進研ゼミの方が始めやすいけど、どこかでつまずいたまま進んでいる場合は、それだけで決めるのは少し不安ですね。
料金だけで選ばないでください
月額だけ見ると、進研ゼミの方が安い傾向があります。 ただし、すららは複数学年分の学習ができます。 中2の子が中1や小学生内容まで戻って学び直せることを考えると、単純に月額だけで比較するのは危険です。
見るべきポイント
月額・入会金・端末代・使える学習範囲に加えて、どこまで戻れるか、学習計画を家庭だけで作れるかも確認しましょう。 ここまで含めて考えると、すららは「料金が高い教材」ではなく、「学び直しの設計まで含めた教材」と見やすくなります。
※料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
すららの「すららコーチ」は何をしてくれるの?
すららの大きな特徴の一つが「すららコーチ」です。
すららコーチは、子どもに毎回オンライン授業をする先生ではありません。 学習履歴を見ながら、家庭学習の進め方や、どの単元から取り組むかを整理する学習設計サポーターとして考えると分かりやすいです。
「何から始めたらいいか分からない」「どこまで戻ればいいか分からない」「親が計画を立てようとしても、親子バトルになる」。 このような家庭学習の困りごとに対して、学習履歴を見ながら、どこから学び直すか、どの単元を進めるか、家庭でどう声をかけるかを一緒に整理しやすいのがメリットです。
すららコーチの考え方
毎日つきっきりで細かく教えてもらえるわけではありません。 ただ、家庭だけで学習計画を立てるのが難しい場合、学習履歴をもとに方向修正を相談できるのは大きな安心材料です。 「先生が横について教える」ではなく、「家庭学習の地図を一緒に整える」サポートと考えるとよいです。
進研ゼミは「分からない問題を質問したい」「添削で見てもらいたい」という子に向いています。 すららは「どこから始めるか、どう戻るかを整理したい」という子に向いています。 このように、サポートの役割も少し違います。
すららが強いのは「教材+学習設計」
勉強が苦手な子ほど、問題集を渡されただけでは動けないことがあります。 必要なのは、教材そのものだけでなく、どこから始めるか、どれくらいのペースで進めるか、つまずいたときにどう戻るかという設計です。 この点で、すららは家庭学習を立て直したいご家庭と相性が良い教材です。
進研ゼミが向いている中学生
進研ゼミが向いているのは、学校の流れに乗りながら成績を上げたい子です。 ここでのポイントは、学校の授業にある程度ついていけていることです。
進研ゼミが合いやすい子
- 学校の授業は大体ついていける
- 定期テストで点を上げたい
- 内申点も意識したい
- 紙に書いて覚えるスタイルが合っている
- 高校受験まで総合的に対策したい
- 保護者が週1回くらい進み具合を確認できる
- 添削や質問サポートを使いながら進めたい
塾長の目線でいうと、進研ゼミが最もうまく機能するのは「今の学年の内容はある程度分かっていて、テストで点数を固めたい」という子です。 学校ワークと組み合わせて使うと、定期テスト前の演習量を確保しやすくなります。
たとえば、学校ワークを1回解いて終わりにしてしまう子は多いです。 でも、本当に点数につなげるには、間違えた問題を解き直す、覚えていない用語を確認する、テスト前にもう一度演習する、という流れが必要です。
進研ゼミは、学校の勉強に沿ってこの流れを作りたい家庭に向いています。 ただし、学校ワークの基本問題で止まる、英語や数学で前の単元から怪しい場合は、進研ゼミを始める前に、すららのように戻り学習・今の単元の復習・予習を組み合わせられる教材を確認した方がよいです。
使い方の注意点
教材量が多いため、すべてをこなそうとすると負担になりやすいです。 最初から全教科を完璧にやろうとするのではなく、英語・数学を中心に進め、テスト前に理科・社会を追加するなど、優先順位を決めると続きやすくなります。
すららが向いている中学生
すららが向いているのは、今の学年の内容だけを進めても苦しい子です。 とくに、英語・数学で前の学年の内容に穴がありそうな場合は、すららをかなり有力な候補として見てよいです。
すららが合いやすい子
- 授業についていけていない
- 前の学年の内容が抜けている感じがする
- 勉強が苦手で、基礎から見直したい
- 不登校や学習の遅れが気になる
- テストでなかなか点が取れない
- 今の単元の復習や、学校で習う前の予習もしたい
- 「どこが分からないか分からない」という状態
- 親が教えると親子ゲンカになりやすい
- 家庭学習の計画づくりまで整理したい
塾の現場でよく見るのが、「なんとなく分かった気がして進んでいるうちに、気づいたら全然分からなくなってしまった」というパターンです。
たとえば、中2の数学が分からないという生徒に話を聞くと、実は中1の方程式や小学校の分数あたりから怪しい、ということがよくあります。 このような場合、今の学年の教材をいくら進めても追いつきません。
階段のたとえで考える
これは、階段を3段飛ばしで上ろうとしているようなものです。 足が届かないのに、無理に上ろうとしても怖いですよね。
一度、足がしっかり乗る段まで戻る。そこから1段ずつ上がる。 すららは、この「戻る学習」と相性が良い教材です。
すららにも定期テスト対策はあります。 学校の教科書やテスト範囲を指定して、定期テスト用の模試形式で確認できる機能が案内されています。 テスト前は学校ワークや提出物を中心に進めながら、すららでテスト範囲の理解確認や苦手単元の復習をする使い方が現実的です。
それでも、苦手の土台を放置したままテスト範囲だけを追いかけるより、 すららで一度つまずきの原因を見つけて戻り、今の単元を復習し、余裕があれば学校で習う前の内容を予習する方が、長い目で見ると成績につながりやすいケースがあります。
どちらも合わない可能性がある子
進研ゼミもすららも良い教材ですが、次のような場合は、通信教育だけで解決しようとしない方がいいかもしれません。
通信教育だけでは難しい可能性があるケース
- 家庭学習そのものを強く拒否している
- 自分一人では全く動けない
- タブレット・パソコンを開くと勉強以外のことに気が向いてしまう
- 前の学年の内容が3学年以上大きく抜けていて、家庭だけでは伴走が難しい
- 保護者がまったく関われない環境にある
このような場合は、通信教育だけでの立て直しが難しいことがあります。 「通信教育が悪い」のではありません。
今のお子さんに必要なのが、教材なのか、伴走なのか、対面サポートなのか。 そこを見極めることが大切です。 塾・個別指導・家庭教師など、状況に合わせた選択肢を検討してください。
定期テスト・内申点への影響で比較
進研ゼミの場合
進研ゼミは、学校の進度に合わせて学習しやすく、定期テスト対策に使いやすい教材です。 日々の学習はタブレット、テスト対策は紙教材という使い分けもできます。
中学生の場合、テスト本番は紙に書いて解くことが多いです。 タブレットで理解し、紙で演習する流れは定期テスト対策として自然です。 副教科の対策も含めて考えたい家庭には、進研ゼミのように学校の勉強に沿った教材が使いやすいでしょう。
すららの場合
すららにも定期テスト対策はあります。 学校の教科書やテスト範囲を指定して、定期テスト用の模試形式で確認できる機能が案内されています。 テスト前は学校ワークや提出物を中心に進めながら、すららでテスト範囲の理解確認や苦手単元の復習をする使い方が現実的です。
ただし、国語は少し考え方が違います。 英語・数学・理科・社会は学校内容に合わせて定期テスト対策に使いやすい一方で、国語は教科書本文そのものの対策というより、国文法や読解力を伸ばす教材として見ると分かりやすいです。
塾長の視点でいうと、すららは「テスト直前に暗記だけをする教材」というより、テスト範囲の理解確認と、学力の土台づくりを組み合わせる教材です。 テスト前は学校ワークを中心に進め、分からない単元をすららで戻って確認する使い方が現実的です。
ただ、テストで点が取れない原因が「今の単元」ではなく「前の単元」にある場合、土台を直さないままテスト対策だけをしても伸びにくいです。 その場合は、すららで苦手の原因まで戻る価値があります。
すららは「戻るだけ」の教材ではありません
すららは、苦手なところまで戻る学習に強い教材ですが、それだけではありません。 今学校で習っている単元の復習にも、学校で習う前の予習にも使えます。 つまり、戻り学習・定期テスト対策・予習を、お子さんの状態に合わせて組み合わせやすい教材です。
大切な順番
まず土台を作る。そのあとでテスト対策をする。 さらに余裕があれば、学校で習う前の内容を予習しておく。 この流れを意識してください。
どちらを選ぶ場合でも、学校の提出物・授業態度・小テストも内申点に関わります。 教材だけで内申点が決まるわけではないことも、忘れないようにしましょう。
高校受験対策で比較
進研ゼミは、志望校レベルに合わせた受験対策や、入試本番を意識した学習に進みやすい教材です。 中3になってからの受験対策、学校範囲の復習、定期テスト・内申点対策をまとめて進めたい場合は、進研ゼミが候補になります。
一方、すららは、基礎固めを終えてから受験対策に進む流れになります。 前の学年の内容が大きく抜けている場合、まずはそれを取り戻すことが最初の目標になります。
受験まで考えるとき、塾で生徒を見ていて強く感じることがあります。 中1・中2で基礎をしっかり固めた子は、中3になってから伸びやすいです。 逆に、中1・中2の穴を放置したまま中3になると、受験勉強の前に復習しなければならないことが増えます。
すららで基礎を固めて、中3から進研ゼミや塾の受験対策に移行する。 こういう使い方もあります。 「どちらか一方」と決めず、時期によって切り替えるという発想も持っておくとよいです。
受験を考えるほど、早めの土台作りが大切
受験勉強は、基礎の上に積み上げていくものです。 中1・中2の内容に不安があるなら、受験学年になってから慌てるより、早めにすららで土台を確認しておく方が現実的です。
ただし、すららだけで難関校の発展問題や学校独自問題まで仕上げる、という考え方はおすすめしません。 高校受験までの単元学習・基礎固めには使いやすい一方で、難関校対策や記述添削が必要な場合は、過去問演習・塾・個別指導なども組み合わせて考えてください。
中1・中2・中3での選び方
中1の場合
中1は、まず学習習慣を作ることが大切です。 学校の授業に合わせてしっかり進めたいなら、進研ゼミが候補になります。 ただ、英語・数学に不安があるなら、早めにすららで基礎固めを始めるのも有効です。 中1のうちなら、戻り学習の負担もまだ小さく済みます。
中1のうちに基礎が固まるかどうかで、中2・中3の伸びは大きく変わります。 特に英語は、中1のbe動詞・一般動詞・語順でつまずくと、中2以降が苦しくなります。 数学も、正負の数・文字式・方程式があやふやなまま進むと、連立方程式や一次関数で止まりやすくなります。 中1のつまずきは、早めに見つけるほど修正しやすいです。
中2の場合
中2は、中だるみが起きやすい学年です。 部活も忙しくなり、勉強の優先順位が下がりやすくなります。
英語・数学が中1から怪しい感じがするなら、今すぐ確認することをおすすめします。 中2で気づいて動けば、まだ受験に間に合います。
学校の定期テストや内申点に直結して進めたいなら進研ゼミ。 中1内容から戻る必要がありそうならすらら。 特に中2は「まだ間に合うけれど、放置すると苦しくなる」学年なので、迷うなら一度すららの戻り学習を確認しておくと安心です。
中3の場合
中3は、受験を意識する学年です。 基礎固めが終わっていて、受験対策に進みたいなら進研ゼミ。 まだ基礎が不安なら、すららで集中的に取り戻すことが先決です。
ただし、中3の場合は時間が限られます。 「いつかやる」ではなく、できるだけ早く動く必要があります。 どちらを選ぶにしても、学校ワーク・過去問・提出物との組み合わせは必須です。
現役塾長が見てきた実例
20年以上塾を運営してきて、こういうパターンをよく見てきました。
進研ゼミで毎月の教材をコツコツこなしていた子が塾に来ると、基礎的な学力がついていることが多いです。 「定期テストの点数をもう少し上げたい」「受験に向けて演習を増やしたい」というご家庭では、進研ゼミがよい補助教材になっていることがあります。
一方で、「中2になってから急に成績が下がった」という相談で来た生徒に話を聞くと、中1の方程式や英語の基礎から曖昧なことが多いです。 たとえば、中2の数学で30点台まで落ちていた子が、実は中1の方程式や小学校の分数計算で止まっていた、ということがあります。
中2の教材だけでは苦しい場合があります
この場合、中2の教材だけを進めても、本人はずっと苦しいままです。 中2の内容が悪いのではありません。その前の土台が抜けているのです。
このような子には、すららのように前の学年まで戻れる教材が候補になります。 今の学年の教材を追加するより、まず「どこで止まっているか」を見つけることが先です。
現場で感じるのは、「遅れを感じたら早めに動く」ことの大切さです。 「少し遅れているかな」と思ったときが、動くタイミングです。 すららは、その最初の一歩として確認しやすい教材だと思います。
進研ゼミとすららで迷ったときの5つのチェックポイント
1. 学校の授業についていけているか
学校の授業がある程度分かるなら、進研ゼミが候補です。 逆に、授業中に何を言っているのか分からない、ノートを取っても意味が分からない、学校ワークの基本問題で止まる場合は、すららを先に考えた方がよいです。
2. つまずいたところに戻る必要があるか
前の単元や前の学年など、つまずいたところに戻る必要があるなら、すららが有力候補です。 特に英語・数学は、戻る勇気が大切です。
「戻る」と聞くと、子どもは嫌がることがあります。 でも、戻ることは負けではありません。 分からないところを放置したまま進む方が、あとで苦しくなります。
3. 定期テストを重視するか
学校の定期テスト・内申点を重視するなら、進研ゼミが候補になります。 学校進度に沿って予習・復習・テスト対策を進めやすいからです。 ただし、すららでも定期テスト対策はできます。テスト範囲の理解確認や苦手単元の復習まで含めたい場合は、すららも比較対象に入れて考えてください。
4. 親がどこまで管理できるか
親が週に1回、進み具合を確認できるなら、進研ゼミでも進めやすいです。 一方で、親が教えると親子バトルになりやすい場合や、どこから始めればよいか分からない場合は、すららのように学習設計のサポートがある教材を優先して確認してよいでしょう。
5. 料金だけで選んでいないか
進研ゼミの方が始めやすく見えることは多いです。 すららは月額も入会金も高めに感じると思います。 ただ、安さだけで選んで続かなければ意味がありません。
最後はここで判断
うちの子は、学校の流れに乗るための教材が必要なのか。 それとも、つまずいたところまで戻って土台を直す教材が必要なのか。 ここが決まれば、選び方はかなりはっきりします。 少しでも「前の内容が怪しい」と感じるなら、すららの無料体験や資料で学習の進め方を確認してみる価値があります。
よくある質問
進研ゼミとすらら、どちらが安いですか?
月額だけを見ると、進研ゼミの方が安い傾向があります。 ただし、すららには無学年学習、AI診断、オーダーメイド出題、すららコーチの学習設計サポートがあります。 料金だけでなく、どこまで戻って学べるか、家庭学習を設計しやすいかも含めて比較してください。 料金は変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
すららは難しいですか?
すららは無学年式なので、今の学年より下の内容から始められます。 難しいと感じたら戻ることができるため、「今の学年の教材が難しすぎて進めない」という問題は起きにくいです。 むしろ、基礎から丁寧に積み上げたい子、分からない原因を見つけたい子に向いています。
進研ゼミとすららを併用できますか?
できます。 ただし、最初から両方を同時に進めようとすると管理が大変になり、どちらも中途半端になりやすいです。 最初は1つに絞る方がおすすめです。 もし切り替えるなら、「今はすららで基礎固め、土台ができたら進研ゼミで学校進度に合わせる」という流れの方が現実的です。
塾と組み合わせるならどちらがいいですか?
塾で英語・数学を学び、家庭で定期テスト対策を補いたいなら進研ゼミが合わせやすいです。 一方、塾に通っていない、または家庭で基礎から立て直したいなら、すららが候補になります。 重度の遅れがある場合は、通信教育だけにこだわらず、個別指導や塾も含めて検討してください。
すららコーチはどんなサポートをしてくれますか?
すららコーチは、学習履歴を見ながら学習設計をサポートしてくれる仕組みです。 家庭学習の進め方や、どの単元から取り組むかを相談しやすい点が特徴です。 ただし、毎日つきっきりで教えてくれるサポートではありません。 あくまでも、学習計画や方向修正を支えるサポートとして考えるとよいです。
不登校の子にはどちらが向いていますか?
不登校のお子さんの場合、ICT教材を使った家庭学習が出席扱いの判断材料になるケースがあります。 ただし、最終的な判断は学校・教育委員会側の確認が必要です。 すららを検討する場合も、公式サイトの情報を確認したうえで、必ず学校の担任の先生や管理職に相談してください。
まとめ|迷ったときの最後の判断基準
進研ゼミとすららは、どちらも良い教材です。 でも、「良い教材」かどうかより、「うちの子に合っているか」の方がずっと大事です。
もし学校の授業にある程度ついていけているなら、進研ゼミは使いやすい選択肢です。 ただ、少しでも「前の単元や前の学年の内容が怪しい」「何からやればいいか分からない」と感じるなら、 まずすららを確認する方が失敗しにくいと私は考えています。
| お子さんの状態 | 選び方 |
|---|---|
| 学校の授業は大体ついていける | 進研ゼミ/すらら、どちらも候補 |
| 定期テストで点を上げたい | 進研ゼミ/すらら、どちらも候補 |
| 内申点・高校受験まで意識したい | 進研ゼミ/基礎・単元学習はすららも候補 |
| 紙教材も使って書く練習をしたい | 進研ゼミ |
| 授業についていけていない | すららを優先して確認 |
| 前の内容が曖昧 | すららを優先して確認 |
| 基礎から見直したい | すららを優先して確認 |
| どこから分からないか分からない | すららを優先して確認 |
教材選びは靴選びに似ています
たとえば、どれだけ有名な靴でも、サイズが合わなければ歩きにくいですよね。 通信教育も同じで、「有名だから」「安いから」だけで選ぶと、今のお子さんには合わないことがあります。
もちろん、高い教材なら良いという話ではありません。 大切なのは、今のお子さんのつまずきに合っているかどうかです。 前の学年まで戻る必要がありそうなら、すららのように土台から確認できる教材を先に見ておくと、遠回りしにくくなります。
まずは、学校ワークやテストを見て、今のお子さんがどこで止まっているかを確認してみてください。 そのうえで、すららの公式情報や無料体験を確認すると、「うちの子に必要な学び方」がかなり見えやすくなります。
どちらを選んでも、申し込んだだけで成績が上がるわけではありません。 週に1回、保護者がお子さんに「どこまで進んだ?」「難しかったところはある?」「今週は何ができるようになった?」と声をかけるだけで、教材の使い方は大きく変わります。
すららの無料体験は、この流れで確認できます
- STEP1:無料体験ページで、メールアドレスを入力する
- STEP2:体験用URLとパスワードがメールで届く
- STEP3:届いたURLから体験版を開き、お試し教材を進めてみる
- STEP4:合わなければ、そのまま何もしなくて大丈夫。入会手続きをしない限り、有料受講には進みません。
※無料体験はメールアドレスのみで確認できます。電話番号の入力がないため、無料体験だけで電話がかかってくる心配はありません。スマートフォンは推奨環境外のため、PCまたはタブレットで確認してください。
お子さんに合う教材を、公式情報で確認してみましょう
学校進度に合わせて定期テスト・内申点対策を整えたい場合は、進研ゼミが候補です。
ただ、つまずいたところまで戻って苦手の土台を立て直したい場合や、今の単元の復習・学校で習う前の予習も含めて家庭学習を整えたい場合は、すららを優先して確認してみてください。 無学年式で戻れること、AI診断やオーダーメイド出題があること、すららコーチの学習設計サポートがあることは、家庭学習を立て直したいご家庭にとって大きなメリットです。
迷ったときは、まず「うちの子は前の学年に戻る必要があるか」を基準にしましょう。
- 前の単元や前の学年の内容に不安があるなら、まずはすららの無料体験や資料で学習の進め方を確認する
- 学校の授業にはついていけているなら、進研ゼミの料金・タブレット条件を確認する
- 料金やキャンペーンは変わるため、申し込み前に公式情報を確認する
※料金・キャンペーン・無料体験の内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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出典・参考
- 進研ゼミ中学講座 公式サイト「受講費・タブレット完全ガイド」
- すらら公式サイト「すららの利用料金」
- すらら公式サイト「すららの特徴」
- すらら公式サイト「中学1年生」定期テスト機能・先取り学習に関する案内
※料金・キャンペーン・受講条件は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
