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朝起きられない中学生の勉強はどうする?起立性調節障害と家庭学習・高校受験を現役塾長が解説
「本当に体調が悪いのかな」
「もしかして、怠けているだけなのかな」
そう思ってしまったあとで、自己嫌悪になる保護者の方もいると思います。
でも、まず知っておいてください。朝起きられないことは、怠けとは限りません。 起立性調節障害など、体調面の理由が関係している場合があります。
もちろん、診断は医療機関で行うものです。ただ、朝起きられない子に対して、すぐに「気合が足りない」「甘えている」と決めつけないでほしいのです。
お子さん本人もつらいです。そして、そばで見ている保護者の方もつらいですよね。
学校に行けない日が増えると、勉強の遅れが気になります。内申点はどうなるのか。高校受験に間に合うのか。このまま進路が狭くなってしまうのではないか。
不安が次から次へと出てくると思います。
診断がついていなくても読める記事です
まだ起立性調節障害と診断されていなくても大丈夫です。
この記事では、まず「朝がつらい中学生」の勉強と高校受験をどう考えるかを整理します。
そのうえで、起立性調節障害が関係している場合の注意点や、家庭学習の進め方をお伝えします。

岩澤コーチの現場実績
私は和歌山県で20年以上、学習塾を運営してきた現役塾長です。これまで学習塾だけでなく、英会話スクールやパソコンスクールの運営と指導にも携わり、学校教育の現場でも指導や教育アドバイザーとして子どもたちと向き合ってきました。
2026年春の受験では、当塾から58名が合格しました。合格実績は今年だけで延べ70件となり、その中には、不登校や登校しぶり、起立性調節障害を抱えながら受験に向かった生徒もいます。
起立性調節障害の生徒を見てきて感じること
日によって塾に来られない生徒もいました。授業中に強い眠気が出る生徒もいました。朝は学校に行けなくても、夕方の塾なら来られる生徒もいました。
これまで私の塾で受け入れてきた起立性調節障害の生徒は、途中で塾をやめることなく、それぞれの志望校合格を成し遂げてきました。
ただ、それは塾だけの力ではありません。本人が体調と向き合いながら、できる日に努力を重ねてきたからです。そして、保護者の方が不安を抱えながらも、お子さんを支え続けてくださったからです。
私はその横で、生徒本人、保護者の方、そして私の三人四脚で、今できる学習と高校受験への道筋を一緒に考えてきました。
体調に合わせた学習設計と、入試に向けた準備を重ねることで、高校へ進む道は十分にあります。
この記事の前提
この記事では、学習面と高校受験の考え方にしぼって、現場の塾長として正直にお伝えします。
私は医師ではありません。起立性調節障害の診断や治療については、必ず医療機関にご相談ください。
また、出席扱いの可否は学校や自治体、校長先生の判断が関わります。すららを使えば必ず出席扱いになるわけではありません。
この記事で分かること
- 朝起きられない中学生を、怠けと決めつけてはいけない理由
- 起立性調節障害の子が勉強でつまずきやすいポイント
- 午後から始める家庭学習の考え方
- 欠席が多い場合の内申点と高校受験の考え方
- 病欠と不登校、出席扱いを相談するときの注意点
- すららなどの家庭学習教材を検討するときの見方
- 保護者が避けたい声かけ、してあげたい声かけ

先が見えない不安は、情報を整理すると少し小さくなります。まずは「朝起きられない=怠け」と決めつけず、体調に合わせて学びを止めない形を一緒に考えていきましょう。
まず結論|朝がつらい子は、午後からの短い家庭学習で大丈夫です
先に結論から言いますね。
起立性調節障害のある中学生の勉強は、朝に無理やり進めるより、体調のよい時間帯を使うことが大切です。
午前中に動けない日があっても、午後や夕方に少し動ける時間があるなら、その時間を使えます。最初から長時間やる必要はありません。
短時間でも大丈夫です。1問だけでも大丈夫です。 大切なのは、学習をゼロにしないことです。
欠席が多いからといって、高校への道が閉じるわけではありません。ただし、内申点には影響が出る可能性があります。
だからこそ、早めに情報を集めることが大切です。
- どの高校を目指すのか
- どの教科を優先するのか
- 家庭で何を続けるのか
- 学校と何を相談するのか
ここを一つずつ整理していきましょう。
起立性調節障害とは?保護者向けにやさしく解説
「起立性調節障害って、どんな病気なんだろう?」
そう思っている方に、できるだけ分かりやすくお伝えします。
起立性調節障害は、立ち上がったときに、頭痛、めまい、だるさ、立ちくらみなどが出ることがある病気です。血圧や心拍数など、循環器系の自律神経の調節に不調が起こることが関係するとされています。
思春期に発症しやすく、中学生にも多く見られます。日本小児心身医学会では、軽症例も含めると中学生の約10%に見られると説明されています。
また、不登校の約3〜4割に起立性調節障害が併存するという説明もあります。
朝起きられない悩みは、決して珍しいものではありません
文部科学省の令和6年度調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は35万3,970人で、過去最多となっています。
そのうち中学生は21万6,266人です。1,000人あたり67.9人で、ざっくり言えば中学生の約15人に1人が不登校として計上されています。
学校に行きづらい子、朝起きられない子、体調や不安を抱えながら過ごしている子は、決して少なくありません。
だからこそ、欠席が増えたことだけで将来をあきらめるのではなく、体調に合わせた学習と進路の準備を考えていくことが大切です。
特徴的なのは「日内変動」です
起立性調節障害では、午前中に症状が強く、午後に軽くなる傾向があります。そのため、周囲から誤解されやすいです。
「朝は動けないのに、午後は元気そう」
「ゲームはできるのに、学校には行けない」
こう見られてしまうことがあります。
でも、本人の中では違います。行きたい気持ちはある。でも、朝になると体が動かない。起き上がるだけでつらい。
この状態が続くと、本人も自分を責めてしまいます。保護者の方も、どう声をかければよいのか分からなくなります。
だからこそ、まずは医療機関に相談してください。小児科や心療内科などで、体の状態を確認してもらうことが大切です。
- 起立性調節障害かどうか
- ほかの病気が関係していないか
- 学校生活でどんな配慮が必要か
ここは医師と相談する領域です。
この記事では、医学的な診断や治療ではなく、勉強と高校受験の考え方を整理します。
「怠けているだけ?」と悩む保護者の方へ
塾への問い合わせで、こんなご相談をいただくことがあります。
電話越しに、不安な気持ちが伝わってきます。
私はいつも、こうお答えします。

もちろん大丈夫です。今は大変で、ご不安なお気持ちかと思います。お子さんに合わせた通塾と学習内容を、一緒に相談しましょう。
今は、保護者の方がインターネットで調べて、医療機関を受診するケースも増えています。それでも、周囲の理解が追いつかないことはあります。
本人も苦しいです。保護者の方も苦しいです。
だから、まずは「怠け」と決めつけないことです。そして、体調を理解したうえで、学びを止めない方法を考えることです。
体調を責めないことと、学びを完全に止めてしまうことは別です。
ここを分けて考えることが大切です。
起立性調節障害のある中学生が勉強でつまずきやすいこと
起立性調節障害のある中学生が、家庭学習でつまずきやすいパターンをお伝えします。
学校の進度がわからなくなる
学校を休む日が増えると、授業がどこまで進んだかわからなくなります。
数学はどこまで進んだのか。英語はどの文法まで終わったのか。理科や社会は、どこがテスト範囲なのか。
それが分からないと、勉強を始める前に止まってしまいます。
この状態が、本人の不安を大きくします。
英語と数学が前の単元で止まっている
英語と数学は、積み上げ型の教科です。中2で止まっているように見えて、実は中1の内容に穴がある。これは珍しくありません。
中3で困っているように見えて、小学校内容に穴があることもあります。
今の学校の内容だけを追いかけても、土台が抜けていると苦しくなります。だから、前の学年に戻ることが大切です。
戻ることは、負けではありません。前に進むための準備です。
勉強しようとすると不安が強くなる
「みんなより遅れている」
「もう追いつけないかもしれない」
こう考えてしまう子もいます。
この不安が強くなると、勉強を始めること自体が怖くなります。だから、最初から長時間やらせる必要はありません。
短くてもいいです。簡単な問題でもいいです。まずは、できたという感覚を取り戻すことが大切です。
現役塾長が見てきた起立性調節障害の子の変化
ここからは、私が塾の現場で実際に見てきたことをお話しします。
まず「安心できる形」を作ることから始める
塾で起立性調節障害の生徒を受け入れるとき、最初にやることは一つです。
まず、本人が安心できる形を作ることです。
日によって塾に来られない生徒もいました。授業中に強い眠気が出る生徒もいました。
だから、最初から週3回、週4回と詰め込みません。まずは週1回から始めます。
本人と保護者の方と相談しながら、少しずつ回数や内容を調整します。
体調が悪い日は、休んで大丈夫です。調子のよい日に来てくれれば十分です。
もちろん、できるだけ塾には来てもらいます。でも、無理をして倒れるために通うわけではありません。
続けるために、無理をしすぎない形を作ります。
本人とも、まめに連絡を取ります。「大丈夫だよ」「今日はここまでできれば十分だよ」と伝えるようにしています。
集中して、短時間で切り上げる
塾に来た日は、集中して取り組みます。そして、できたら短時間で切り上げます。
疲れ果てるまでやらせません。
大事なのは、「今日もできた」という気持ちを家に持ち帰ってもらうことです。長く勉強したかどうかよりも、前に進めた感覚が大切です。
塾で大切にしていること
起立性調節障害の子には、「長く頑張ること」よりも、「今日はできた」と思って帰れることを大切にしています。
その小さな成功体験が、次に来る力になります。
「学校より先に進んでいる」が自信になります
起立性調節障害の子が一番不安に感じやすいのは、勉強の遅れです。
この不安は、別の不安も呼びます。テストが怖い。学校に戻るのが怖い。高校受験が怖い。
そうなりやすいです。
だから、まずは基礎練習を積むことが大切です。
塾では、学校の進度より少し先に進めることもあります。もちろん、本人の状態によります。
でも、できる日には、基礎問題を集中して進めます。
そして、学校より先の内容に少し触れられたときは、私はこう声をかけます。
この声かけで、子どもの表情が変わることがあります。
「遅れている」から「進んでいる」へ。
この感覚の変化は、とても大きいです。
基礎から始めて大丈夫です。焦らなくて大丈夫です。
午後から始める家庭学習の進め方
起立性調節障害の子が家庭学習を続けるうえで、一番大切なことをお伝えします。
これだけです。
午前中は体がつらい時間です。その時間に「勉強しなきゃ」と机に向かっても、うまく集中できないことがあります。
かえって、体にも気持ちにも負担が増えることがあります。
体調が回復してくる午後に、少しだけ取り組む。これが一番続けやすい家庭学習の形です。
ここで大切なのは、完璧な計画を作らないことです。
1体調がよい時間帯を見つける
朝が難しい場合は、午後や夕方の中で少し動ける時間を探します。
毎日同じ時間でなくても大丈夫です。
2短時間だけ始める
最初から長時間は目指しません。
英語を少しだけする。数学の基本問題を5問だけ解く。1問だけでも開く。そこからで大丈夫です。
3前の学年に戻る
今の学年だけを追いかけると、土台が抜けたままになることがあります。
必要なら、中1や小学校内容まで戻って大丈夫です。
4学習履歴を残す
いつ、何を、どれくらい学習したかを残しておくと、学校や塾と相談しやすくなります。
5できた日を少しずつ増やす
最初の目標は、学習をゼロにしないことです。
できた日を少しずつ増やしていきましょう。
すららが起立性調節障害の中学生に向いている理由
ここで紹介する「すらら」は、自宅のパソコンやタブレットで学べるオンライン学習教材です。
学年に関係なく、必要なところまで戻って学べる無学年式の教材なので、学校を休んだ期間がある子でも、前の単元から学び直しやすい特徴があります。
さらに、学習した内容や時間の記録が残るため、「家庭でどのように学習しているか」を学校に相談するときの材料にもなります。
すらら公式サイトでは、すららを使った家庭学習による出席扱い認定人数が、累計2,500人以上と案内されています。
出席扱いを学校に相談したい家庭にも選ばれています
起立性調節障害で学校を休む日が続くと、保護者の方は「欠席はどうなるのか」「家庭学習を学校にどう伝えればよいのか」と不安になると思います。
すららは、家庭学習の記録を残しやすく、学校に出席扱いを相談するときの材料になり得る教材です。
もちろん、最終的に出席扱いにできるかどうかは、在籍校や校長先生の判断が関わります。
それでも、出席扱いの相談に向けて、家庭で何を準備すればよいのかを知れることは大きな安心材料になります。
毎回、人の先生がオンラインで授業をしてくれる教材ではありません。キャラクターとの対話型学習と、すららコーチによる学習設計のサポートを組み合わせて、家庭学習を進めていく教材です。
だから、起立性調節障害で朝がつらい子や、学校の進度から遅れてしまった子にとって、家庭学習の選択肢になりやすいのです。
理由は5つあります。
体調のよい午後や夕方に、自分のペースで学習できます。
無学年式なので、必要な単元まで戻って学び直しやすいです。
家庭での学習状況を、学校に相談するときの材料にしやすいです。
①時間を選ばず、自分のペースで学べる
通塾は、決まった時間に起きて行く必要があります。起立性調節障害の子にとって、これが大きなハードルになることがあります。
すららは、時間を自由に選べます。体調のよい午後に、短時間だけ取り組むこともできます。
それが、午後からの家庭学習に合っています。
②前の学年まで戻って学び直せる
すららは無学年式です。学年に縛られず、必要なところから始められます。
欠席が続いて穴が開いた内容も、自分のペースで埋め直せます。人目を気にせず、前の学年に戻れることは大きな安心です。
③キャラクターとの対話型で、緊張せず入りやすい
人の先生に直接教わることが、負担になる子もいます。
すららは、キャラクターが問いかけながら進む教材です。体調が回復してきたときの最初の一歩にしやすい場合があります。
④学習履歴が残るので、学校との連携に使える
いつ、何を、どれくらい学習したか。どこまで進んだか。
こうした学習履歴が残ります。
「家でこれだけ取り組んでいます」
そう学校に伝えられることは、信頼関係を作るうえでも大切です。
⑤すららコーチが学習計画を支えてくれる
すららコーチは、毎回授業をしてくれる先生ではありません。
学習計画の設計や、進め方をサポートしてくれる存在です。
「何から始めればいいかわからない」
そんな状態でも、コーチと相談しながら進めやすくなります。
学校に相談するとき、家庭学習の記録が力になります
学校に出席扱いを相談するときは、「家で勉強しています」と言うだけでは伝わりにくいことがあります。
いつ、何を、どれくらい学習したのか。どの単元に取り組んだのか。どのくらい続けられているのか。
こうした記録があると、学校との話し合いがしやすくなります。
すららは学習履歴が残るため、出席扱いを学校に相談するときの材料として使いやすい教材です。
出席扱いの相談に使える情報を、先に確認しておきましょう
すらら公式サイトでは、すららを使った家庭学習による出席扱い認定人数が、累計2,500人以上と案内されています。
「うちの子も相談できる可能性があるのか」「学校に何を伝えればいいのか」を知るだけでも、不安は少し小さくなります。
いきなり入会を決める必要はありません。まずは、出席扱いや家庭学習の考え方を資料で確認してみてください。
まず情報だけ確認する(無料)※出席扱いの可否は、在籍校や校長先生の判断によります。
出席扱いと病欠の違いは、学校に確認しましょう
「すららで出席扱いになりますか?」
起立性調節障害のお子さんを持つ保護者の方から、このような相談を受けることがあります。
ここは、とても大切です。
起立性調節障害による欠席は、学校では病欠として扱われることがあります。
一方で、ICT等を活用した自宅学習の出席扱いは、主に不登校の児童生徒を対象にした制度として扱われています。
そのため、起立性調節障害で学校を休んでいる場合、すぐに出席扱いの対象になるとは限りません。
ここを混同すると、学校との話がずれてしまいます。
ただし、体調不良をきっかけに学校生活への不安や学習の遅れが大きくなり、二次的に不登校状態になることもあります。
その場合は、家庭学習の扱いについて学校に相談できる余地があります。
不登校・出席扱いの考え方を詳しく知りたい方へ
起立性調節障害による欠席が続くと、病欠・不登校・出席扱いの違いが分かりにくくなることがあります。
すららを使った家庭学習を学校にどう相談するか、出席扱い・内申点・高校受験の考え方をもう少し詳しく整理した記事も用意しています。
学校に相談するときの順番
- まずは医療機関に相談する
- 次に、学校に状況を共有する
- 家庭での学習内容や体調の状況を伝える
- 出席扱いの可否は在籍校に確認する
出席扱いになるかどうかは、学校や校長先生の判断が関わります。必ず認められるものではありません。
在籍校に確認しながら進めてください。
なお、すららの資料請求フォームでは、学習目的として「不登校のため」を選ぶことができます。公式サイトでは、学習目的に合わせた資料を送付すると案内されています。
学校に相談する前の情報集めとして、公式資料で不登校向けの家庭学習や出席扱い制度の考え方を確認しておくと安心です。
欠席が多いと内申点・高校受験はどうなる?
起立性調節障害のある中学生の保護者が、必ず心配することがあります。
それが、内申点と高校受験です。
まず、はっきりお伝えします。
ただし、内申点については正直に言います。
学校を休む日が多くなると、小テスト、実技、授業への参加、提出物などの評価材料が少なくなります。主体的に学ぼうとする態度も、学校側が評価しにくくなることがあります。
その結果、内申点が下がる可能性はあります。
ここは、きれいごとだけでは言えません。
でも、高校受験は内申点だけで決まりません。都道府県や高校によって、入試の仕組みは違います。
内申点を重視する学校もあります。入試本番の点数を重視する学校もあります。
私立高校、通信制高校、サポート校、定時制高校など、選択肢はいくつもあります。
だから、まずは高校の情報を集めることです。公立高校だけでなく、私立高校や通信制高校も含めて調べます。
その高校では、内申点と入試点がどう扱われるのか。欠席が多い場合に、どのような相談ができるのか。
ここを早めに確認します。
志望校が見えてきたら、そこに向けた作戦を立てます。基礎から固め直す。入試で解ける力を育てる。
これが、私の基本方針です。
間違いは神様のプレゼント
私は塾生によくこう話します。
間違いは神様のプレゼントだよ。
休んだことも、遅れた期間も、失敗ではありません。
「うちの子にはこの方法が合わなかった」
そう分かった経験が、次の選択につながっていきます。
体調に合わせた学習設計と、入試に向けた準備を重ねることで、高校へ進む道は十分にあります。
保護者の声かけと、一人で抱え込まないために
起立性調節障害の子への声かけは、保護者の方がとても悩むところです。
言葉一つで、子どもの心が軽くなることもあります。逆に、さらに追い込んでしまうこともあります。
避けたい声かけ
責める言葉は避けてください。
- 早く起きなさい
- いつまで寝ているの
- みんなは学校に行っているよ
- このままだと高校に行けないよ
こう言いたくなる気持ちは分かります。でも、本人が一番分かっています。
分かっているのに動けないから、苦しいんです。
してあげたい声かけ
まずは、体調を確認します。
- 今日はどのくらいなら動けそう?
- 午後から少しできそう?
- 何ならできそう?
このように聞く方が、本人は動きやすくなります。
そして、小さなことを認めます。
- 今日は机に向かえたね
- この問題だけでもできたね
- 昨日より少し進んだね
できなかったことよりも、できたことを一緒に見つけることが大切です。
一人で抱え込まないでください
起立性調節障害のお子さんを支える保護者の方は、本当に大変です。
学校に相談してください。医療機関に相談してください。必要であれば、塾や家庭学習のサポートも使ってください。
完璧に支えようとしなくて大丈夫です。まずは、今日できることを一つ決める。
それだけで十分です。
すららを試す前に確認したいこと
すららを始める前に、2つだけ確認してください。
①今は体調と治療を優先してください
起立性調節障害の家庭学習は、医療的な治療と並行して考えるものです。
まだ医療機関を受診していない場合は、まず受診することを優先してください。
体の状態を確認しながら、家庭学習を少しずつ始めるのが安心です。
②本人が「これならできそう」と思えるか確認してください
どれだけ良い教材でも、本人が触れなければ続きません。
すららの無料体験や公式情報で、実際の画面を親子で確認してみてください。
「なんか楽しそう」
「これなら少しできそう」
「前の学年から戻れるなら安心かも」
そう感じられるなら、家庭学習の選択肢になります。
最初の目標は、短時間で大丈夫です。完璧を目指さなくていいです。
「今日も少しできた」という積み重ねを作ることが、起立性調節障害の子の家庭学習の第一歩です。
よくある質問
起立性調節障害の子は、すららを使えますか?
午後や夕方に、自分のペースで取り組める点では使いやすい場合があります。ただし、治療中の場合は医療機関の指示を優先してください。
無理のない範囲で使うことが大切です。
午前中に勉強させた方がいいですか?
起立性調節障害のある子は、午前中に症状が強いことがあります。
無理に午前中へ勉強を入れるより、午後から短時間で始める方が続けやすい場合があります。
出席扱いにすることはできますか?
起立性調節障害による欠席は、学校では病欠として扱われることがあります。
ただし、体調不良をきっかけに学校生活への不安や学習の遅れが大きくなり、二次的に不登校状態となっている場合などは、家庭学習の扱いを学校に相談できる可能性があります。
出席扱いの可否は、在籍校や校長先生の判断が関わります。まずは学校に確認してください。
高校受験はできますか?
高校受験を目指すことはできます。ただし、欠席が多い場合は内申点に影響する可能性があります。
そのため、早めに志望校の情報を集めることが大切です。内申点だけでなく、入試本番の学力も含めて作戦を立てましょう。
すららのほかに何が必要ですか?
医療機関での相談、学校との連携、必要であれば個別指導塾との組み合わせを検討してください。
すららは、家庭で学びを止めない環境づくりの一つとして考えるのが自然です。
まとめ|起立性調節障害の時期でも、学びと未来は止めなくていい
起立性調節障害で朝起きられない中学生を、怠けと決めつけないでください。
体の不調が関係している場合があります。だから、まずは医療機関に相談することが大切です。
そして、学校にも状況を共有してください。
朝が難しいなら、午後からでいいです。長時間が難しいなら、短時間でもいいです。今の学年が難しいなら、前の学年に戻ってもいいです。
大切なのは、できる形で学びを続けることです。
欠席が多くても、高校への道が閉じるわけではありません。ただし、内申点や入試制度には注意が必要です。
だから、早めに高校情報を集めましょう。お子さんと一緒に、どんな高校があるかを見てください。
必要な学力を逆算してください。そして、体調のよい時間に、少しずつ学習を積み上げていきましょう。
これまで私の塾では、起立性調節障害の生徒たちが、本人の努力と保護者の方のケアに支えられながら、志望校合格を成し遂げてきました。
お子さん、保護者の方、支える大人が同じ方向を向けば、進める道は見えてきます。
焦らなくて大丈夫です。でも、止まらなくて大丈夫です。

体調が悪い時期があっても、未来が閉じるわけではありません。今日できる一歩を決めることが、次の道につながります。
まずは一歩だけ。出席扱いと家庭学習の情報を手元に置きましょう
すらら公式サイトでは、すららを使った家庭学習による出席扱い認定人数が、累計2,500人以上と案内されています。
学校に相談する前に、家庭学習の進め方や出席扱いの考え方を確認しておくと、話し合いの準備がしやすくなります。
先が見えない不安は、情報を集めることで少しずつ小さくなります。いきなり入会を決める必要はありません。
すららの不登校・家庭学習の資料を確認する※出席扱いの可否は、在籍校や校長先生の判断によります。
出典・参考
- 一般社団法人 日本小児心身医学会「起立性調節障害」
- 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について」
- 文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」
- すらら公式サイト「不登校の不安を解消する!」
- すらら公式サイト「資料請求フォーム」
※起立性調節障害の診断・治療については、必ず医療機関にご相談ください。
※出席扱いの可否は、学校・自治体の判断によります。
※すららの利用に関する感じ方や学習効果には個人差があります。
