塾か家庭教師か。最初の分かれ目
私は和歌山県新宮市で20年以上、学習塾をしています。塾長の私がこんなことを言うのも少し変かもしれませんが、すべての中学生に塾が一番よいとは思っていません。
私自身、塾で教えながら、中学3年生の家庭教師もしていました。
そして、気付いたことは、先生の話を聞き、先生がつきっきりでなくても自分で課題を進められる子は、塾が合います。
でも、みんなの前では周りの目を気にして「分かりません」と言えない。
一対一なら質問できそう。
こういう子なら、家庭教師が合っていると思います。
もう一つあります。問題を解こうとしても、本人も「どこから分からないのか」が分からない。こういう子も、家庭教師の先生と二人で一つずつ確認していくと、止まった場所を探せます。
ただ、毎回、決められた時間の中で説明だけで終わり、問題を解くところまで進まないなら、時間で料金が決まる家庭教師が本当に合っているのか、もう一度考えた方がよいと思います。
塾では質問できない子なら、家庭教師の方がいいのでしょうか?
岩澤コーチ
一対一なら質問できる子には、家庭教師が候補になります。ただし、先生の説明を聞くだけで終わり、問題演習まで進まないなら、家庭教師に変えても勉強は進みません。
家庭教師を先に確認したい方の3つの候補
訪問型・オンライン家庭教師・中学生向けオンライン個別指導では、合う子が違います。お子さまに近いものから確認してください。
まだ、どれが合うか分からない方は、目次のあとから判断基準を確認してください。
塾と家庭教師の優劣ではなく、子どもとの適性
塾と家庭教師のどちらがよいかと聞かれても、全員に同じ答えは出せません。
かといって、
で終わらせるつもりもありません。
それでは、保護者の方は何も決められませんよね。
塾が合う子はいます。家庭教師に変えた方がよい子もいます。オンラインで先生を探した方が早い家庭もあります。家庭教師をつけなくてもよい子もいます。
ここでいう「塾」は、集団塾だけではありません。
個別指導塾でも、先生が複数の生徒を担当し、一人の子にずっとつきっきりではない形があります。先生一人に生徒一人の個別指導塾なら、教え方だけで比べると家庭教師に近いです。
ですから私は、「塾」という名前だけでは決めません。
最初の判断基準
先生がつきっきりでなくても、勉強を続けられるか。
もちろん、料金、通える距離、受験までの期間、苦手教科の数、家で集中できるかなども確認します。そのうえで、最初の分かれ目になるのが、先生が離れたあとも自分で問題を進められるかどうかです。
そして、「質問できない子は家庭教師」とも限りません。
パターンA
先生の話は聞けるけれど、みんなの前では質問できない。
このお子さんは、家庭教師が合う可能性があります。
パターンB
先生と二人になっても、話そのものを聞けない。
このお子さんの場合は、家庭教師をつける前に、本人と十分に話し合って方針を決めた方がよいと思います。
すぐに別の塾や家庭教師を探すより、まず本人が何を嫌がっているのかを確認します。
先に確認したい5項目
- 勉強そのものが嫌なのか
- 分からないことを指摘されるのが嫌なのか
- 学校や部活動で疲れているのか
- 生活リズムが崩れ、授業を受ける時間には集中できないのか
- 先生との相性が悪かったのか
理由によって、次にすることは変わります。
いきなり週に何回も授業を入れず、最初は一回の授業時間を短くする。教科を一つに絞る。本人が話しやすそうな先生と、授業ではなく面談だけしてみる。そのような始め方もあります。
先生と二人になっても話を聞けない状態のまま家庭教師をつけると、必要な授業時間が増え、お月謝が高くなっても成績が変わらないことがあります。
家庭教師を申し込む前に、今は授業を増やす段階なのか、勉強を嫌がる理由を探す段階なのかを確認してください。
勉強を嫌がる理由の解説
勉強しない理由は、学年や家庭での様子によって違います。
このように、同じ「質問できない」でも、状態はまったく違います。
塾か家庭教師かを分ける5つの判断基準
私が確認するのは、次の5つです。
- 先生の話をきちんと聞けるか
- 説明を聞いたあと、自分で問題を解くところまで進められるか
- 分からないところを質問できるか
- 自分で決めたことを実行し、自分の締め切りまでに終わらせられるか
- どこで分からなくなったのかを、先生と一緒に探す必要があるか
この5つを使うと、私は次のように分けます。
先生が別の生徒に対応している間も手が止まらない。
塾
集団では質問できなくても、聞かれれば答えられる。
家庭教師・オンライン家庭教師
先生と一緒に、分かる場所と分からない場所を探す必要がある。
家庭教師・オンライン家庭教師
近くに必要な教科を教える先生がいない。
オンライン家庭教師
自分で教材を開き、分からないところだけ質問できる。
通信教育・タブレット教材
塾が合う中学生
これまで塾で指導してきた中では、塾で伸びる子には分かりやすい特徴があります。
授業では、先生の話をきちんと聞きます。ただ座っているのではありません。説明を聞いて理解したら、先生が出した演習問題を自分で解きます。
塾では、先生がずっと一人の生徒だけにつきっきりになるわけではありません。教室内を巡り、私が別の生徒の質問に答えている間は、自分で問題を進めます。
私が戻るまで止まったままなのか。自分で次の問題へ進むのか。ここに差が出ます。
もう一つあります。
自主的な勉強で、「いつまでに、何をするか」と決めたら、実行して終わらせることに専念します。
こういう子は、できるから人より早く課題が終わるのではありません。自分の締め切りを、人より早く設定しています。
学校の提出日が金曜日なら、もっと前に終わらせて、残った時間を復習に使います。
私は、そうではないと思っています。
早く終わらせる日を自分で決めているから、復習する時間が残るんです。
塾で伸びる子の行動
- 先生の話を聞く
- 自分で問題を解く時間になったら、そのまま勉強を続ける
- 決めたことを終わらせたら、もう一度見直す
家庭教師が合う中学生
私が家庭教師をしていてよかったと感じたのは、生徒がいつも生活している家で授業ができることです。
最初の授業では、生徒もやはり緊張しています。それでも何度か授業をすると、「ここが分かりません」と言えるようになってきました。
私が担当した生徒も、最初から何でも聞けたわけではありません。少しずつです。
授業を重ねるうちに緊張が取れ、「分からない」と言えるようになっていく。私は家庭教師をしていて、そこはよいと思いました。
ただし、「質問できない子なら家庭教師」と決めるのは違います。
家庭教師を考えるのは、先生の話は聞けるけれど、みんなの前では質問できない子です。
集団の中では手を挙げられない。みんながいる前では「分かりません」と言えない。でも、先生と二人なら返事をする。聞かれれば答える。
私なら、こういう子には家庭教師を考えます。
もう一つは、本人もどこから分からなくなったのか説明できない子です。
問題に取り組み、「分からない」とは言える。でも、「どこから?」と聞かれると、それが分からない。
こういうときは、一対一で一問ずつ解きながら、どこでつまずいたのかを探します。
「ここから分からない」
先生と一緒に、こう確認していくからです。
もちろん、近くに分かるまで補習を受けられる塾があるなら、家庭教師だけに絞りません。
また、家庭教師で気をつける点として、家はリラックスできる場所です。
だから私は、気持ちがだれないよう、かなりスピードと集中力を上げて授業をしていました。
「あー、疲れたね!」
という感じでした。
それくらい集中して進めます。
家庭教師では、1時間を何に使うかも考えなければいけません。
保護者の方が一生懸命に働いて得た収入から、いただくお月謝です。無駄にはできません。
生徒の学力によっては、宿題の分からない問題を説明しているだけで、授業が終わることがあります。私も実際に経験しました。
そこで、別日に先へ進む授業日を作ったり、宿題で分からない問題を先に連絡してもらったりしていました。
問題が先に分かれば、私の方で解説プリントを作ってから授業に行けます。
宿題の質問だけで1時間を使うのか。学校で習っている内容も進めるのか。ここまで決めてから授業をします。
私が担当した生徒は、どの子も勉強に向かう態度がよく、家庭教師をしていて大きな問題はありませんでした。
定期テストでは目標点を超えることが多く、受験にも合格しました。
もちろん、これは私が担当した数名の話です。家庭教師をつけただけで成績が上がったわけではありません。授業のない日にも、本人たちが課題や復習に取り組んでいたからこその結果です。
私は家庭教師のよさを知っています。だから、集団授業の中では質問できない子には、家庭教師という選択肢があることを知ってもらいたいのです。
訪問型家庭教師が合う家庭
家庭教師のグッドは、勉強が嫌いな子や苦手な子へのマンツーマン指導を掲げています。
120分程度の無料体験では、現在の勉強の悩みやテストの状況を確認し、勉強方法や料金について説明する流れになっています。
ただし、訪問できる地域や先生の紹介状況は、お住まいの地域によって変わります。
- お住まいの地域に先生を紹介できるか
- 体験を担当した人と、実際の担当の先生は同じか
- 今の学校範囲と戻り学習をどう両立するのか
- 授業料以外に何が必要なのか
オンライン家庭教師が合う中学生
地方や山間部では、塾に通うこと自体が難しい家庭があります。
私の町の近辺にも、そのような地域が多く、塾まで1時間以上かけて来てくれる生徒もいます。
英語や数学を教える塾はあっても、理科や国語を教えてくれるところが少ない。都市部でも、仕事などで送り迎えができない家庭があります。
こうなると、「塾と家庭教師は、どちらが上か」と比べても答えは出ません。
通えるのか。教えてほしい教科に対応してもらえるのか。こちらの方が先です。
- 通える塾がない
- 必要な教科を教えてくれる先生が近くにいない
- 送り迎えができない
このどれかに当てはまるなら、私はオンライン家庭教師を候補に挙げます。地域の中だけで先生を探し続ける理由はありません。
ただし、オンラインなら誰でも同じように勉強できるわけではありません。
画面越しでも先生の話を聞けるか。問いかけられたら返事をするか。説明のあと、自分で問題を解くか。
ここまでできるなら、オンライン家庭教師が合う可能性があります。
反対に、画面越しになると先生の話を聞けない子もいます。
オンラインが合わない可能性がある状態
- 授業中に別の画面を開いてしまう
- 問いかけられても返事をしない
- ノートや途中式をカメラへ見せるやり取りが難しい
この状態なら、オンライン家庭教師を選んでも、一対一のよさを生かせない可能性があります。
画面越しでは集中が続かない子には、家へ先生が来る訪問型家庭教師か、教室で先生が直接様子を確認できる個別指導塾を候補にします。
オンライン家庭教師を選ぶ前に確認したいこと
画面越しでも授業が成り立つ条件や、質問が苦手な中学生への講師の対応、無料体験で確認するポイントは、別の記事で詳しく解説しています。
オンライン家庭教師が合う家庭
e-Liveは、日本全国を対象とした一対一のオンライン家庭教師です。
家庭にある市販教材や学校・塾のワークを使った指導にも対応し、授業回数や受講科目も学習状況に合わせて決められます。
申込ページでは、オンライン説明のあとに、子どもが実際のシステムを体験する流れになっています。
- 実際にどのような画面で授業をするのか
- 先生がノートや途中式をどのように確認するのか
- 子どもが画面越しでも返事をできそうか
- 授業開始までに必要な機器や準備は何か
家庭教師以外の選択肢|平均点に届かない苦手教科がある中学生
ここまで読んで、
「平均点に届かない一教科だけを、まず何とかしたい」
と感じた方には、別の選択肢があります。
苦手な教科がはっきりしていて、「数学だけを何とかしたい」「英語が前の学年から分からない」「定期テストまでに、苦手な範囲を絞って勉強したい」という場合は、中学生向けのオンライン個別指導塾も候補になります。
苦手克服塾は、家庭教師ではありません。オンラインでマンツーマン指導を受ける、中学生向けの個別指導塾です。
家庭教師を探している方全員に勧めるものではありません。
基本的には、定期テストで平均点以下の苦手教科がある中学生を対象としています。平均点を取れているものの、さらに上の点数や難関校を目指したい子向けの進学塾とは、位置づけが異なります。
苦手克服塾では、週2コマのマンツーマンオンライン指導で、予習授業と復習授業を組み合わせています。
授業で理解し、宿題で問題を解き、復習授業で間違えたところを確認する流れです。
2週間の無料体験では、授業だけでなく、宿題や学習管理まで体験できます。1科目から受講できます。
2週間で確認したい4項目
- 宿題に取り組めたか
- 次の授業までに復習できたか
- 間違えた問題をもう一度解けたか
- 苦手な原因を具体的に説明してもらえたか
平均点に届かない一教科の立て直し
苦手克服塾の2週間無料体験を確認する自分で進められる子の通信教育・タブレット教材
先生が横にいなくても、
- やることを自分で決める
- 決めた時間に始める
- 決めたところまで終わらせる
- 分からないところが出たら、自分で調べるか質問する
ここまでできるなら、家庭教師ではなく、通信教育やタブレット教材が候補となります。
家庭学習だけで進める条件
通信教育・タブレット教材の比較
月謝が安いところを選べばいいですか?
岩澤コーチ
月謝だけでは決めません。入会金、教材費、管理費、交通費まで含めて、1年間でいくら必要なのか確認してください。
家庭教師の料金で確認したい年間総額
「家庭教師の方が高そうだけれど、実際には月にいくらかかるのか」
ここが気になる保護者の方も多いと思います。
今回紹介している3サービスの料金目安は、次のとおりです。
家庭教師のグッド
月々1万4,000円から2万7,000円程度この金額で始める家庭が多いと案内されています。ただし、指導料だけで決まるわけではありません。
選ぶ指導方法によって、基本料金または教材費がかかります。
入会時には、1家庭あたり登録料2万2,000円と預り金1万8,000円が必要です。預り金は、指導料の滞納などがなければ、退会時に全額返金されます。
先生の定期券の範囲を外れる場合は、交通費がかかることもあります。
オンライン家庭教師e-Live
週1回60分で月1万4,960円から2万8,160円中学生が受講する場合の授業料で、講師ランクによって変わります。
月4コマ、合計120分以上受講する場合は、システム月額基本料2,970円が加わります。
このほかに入会金があります。Webカメラやペンタブレットを持っていない場合は、機材の購入またはレンタルが必要になることもあります。
苦手克服塾
1科目から月額3万2,780円週2コマのマンツーマンオンライン指導に、宿題、復習、学習管理が含まれています。
入塾金とシステム利用料は0円です。
※料金は2026年7月18日に各公式サイトで確認した税込の目安です。料金や条件は変更されることがあるため、申し込み前に最新の総額をご確認ください。
この3サービスは、同じ条件の料金ではありません。
訪問型家庭教師、オンライン家庭教師、オンライン個別指導塾という違いがあります。
授業時間、授業回数、先生の選び方、宿題の管理、教材、保護者への報告など、料金に含まれるものも異なります。
そのため、月額だけを横に並べて、安い順に選ぶことはできません。
年間総額に含まれる費用
- 授業料
- 入会金・登録料
- 管理費・システム利用料
- 教材費
- 交通費
- 機材費
- 追加授業の費用
- 解約するときの条件
- 返金される預り金の有無
月謝が安くても、毎回宿題の質問だけで授業が終わり、学校の内容を進めるために追加授業が必要になれば、最初に確認した金額だけでは比べられません。
反対に、月謝が高く感じても、宿題の管理や復習、保護者への報告まで含まれている場合があります。
無料体験や説明会では、「毎月いくらですか」だけではなく、
と聞いてください。
そのうえで、1回の授業で何をするのか、授業以外にどこまで対応してもらえるのかを比べます。
無料体験で、「先生が優しかった」「子どもが楽しそうだった」。それだけで決めるのは早いです。
無料体験を受けても、何を聞けばいいのか分かりません。
岩澤コーチ
「どこまで戻って教えるのか」「質問の解説だけで終わらないか」「入会後の担当は誰か」「年間総額はいくらか」。この4つを確認してください。
無料体験・説明会での4つの確認項目
現在の学校範囲と戻り学習の両立
今の学力が低く、定期テストの点数や評定も低い。
その状態で、
と言われたら、私は賛成しません。
学校の授業は止まってくれないからです。
過去の苦手を直している間にも、今の授業は進みます。昔の単元ばかり勉強して、定期テストの点数が変わらなければ、本人も自信を持てません。
また、通知表の評定は、高校受験に使われることがあります。
そのため、私は今の学校の授業内容を進めながら、必要なところへ戻って教えます。
今の学校の内容を全部止め、昔の単元だけを何か月も続けることはしません。
今の学校の点数を伸ばしながら、必要なところまで戻る。
私はこのやり方を取ります。
無料体験や説明会では、「今の学校の授業を進めながら、必要な苦手単元まで戻ってもらえますか」と聞いてください。
特に受験学年なら、過去の復習だけに何か月も使う時間はありません。
中学1・2年生なら、苦手単元へ戻る時間を取りやすいです。一方、中学3年生は、現在の学校範囲、定期テスト、受験勉強を同時に進める必要があります。
受験学年では、戻り学習だけに授業時間を使わないかを必ず確認してください。
宿題の質問だけで終わらせない授業設計
先ほどお話ししたように、私が家庭教師をしていたとき、宿題の解説だけで1時間が終わることがありました。
無料体験や説明会では、同じことを聞いてください。
その場ですべて答えられなくても構いません。
例えば、「まず学校ワークとテスト結果を確認し、質問に使う時間と、今の単元を進める時間を決めます」。ここまで返ってくれば、次に何をするのかが分かります。
一方で、「状況に合わせて進めます」だけなら、私は契約しません。
分からない問題の事前共有
私は、分からない問題を先に送ってもらい、解説プリントを作ってから授業に行っていました。
説明を書く時間を節約できるからです。
生徒がほかの問題を解いている間に、その解説プリントをファイルし、なくさないようにしたこともあります。
検討している家庭教師にも、「分からない問題を授業前に送れますか」と聞いてください。
授業が始まってから、お子さんが「先生、この宿題、全部分かりません」となるのと、先生が事前に問題を把握しているのとでは、準備が違います。
体験担当者と実際の担当講師の違い
これは必ず確認してください。
体験授業をした先生が、そのまま担当になるサービスもあります。
一方で、説明やシステム体験を担当する人と、実際に教える先生が違うサービスもあります。
e-Liveでは、サポートスタッフがオンライン説明とシステム体験を担当する流れになっています。
- 担当予定の先生と授業前に話せるか
- 体験や説明で伝えた内容が、先生へどう引き継がれるか
- 先生が合わなかった場合に変更できるか
- 変更に費用がかかるか
説明を担当した人の印象だけで申し込んでも、実際の授業をする先生との相性までは分かりません。
体験授業・システム体験で確認したい子どもの様子
子どもは、1回目の授業から上手に話せる必要はありません。
私が家庭教師をした生徒も、最初は緊張していました。
ですから、「自分の考えをはっきり話せなかった」。それだけで「この先生は合わない」とは決めません。
授業の最初と最後を比べます。
最初はほとんど話せなかったのに、終わる頃には少し返事が増えた。「分かりません」とまでは言えなくても、止まった問題を指したり、首を振ったりした。
そういう変化があれば、初回にうまく話せなかっただけで「合わない」とは決めません。
先生の問いかけへの返答
最初から、「ここまでは分かります。ここから分かりません」と上手に言えなくても構いません。
先生に聞かれたとき、少し考えて返そうとしているか。授業の最初より、終わる頃に返事が増えたか。私は、その変化を判断材料にします。
分からないときの伝え方
分からない問題が出たとき、ずっと黙ったままなのか。
先生に聞かれれば、「分かりません」と言えるのか。言葉にできなくても、止まった問題を指したり、首を振ったりするのか。
私が担当した生徒も、授業を重ねるうちに、少しずつ「分からない」と言えるようになりました。
体験授業での判断材料
この先生になら、少しずつ話せそうか。
最初から上手に話せるかではなく、授業中に少しでも変化があったかを確かめます。
説明後の自力演習
先生の説明を聞いたあと、先生の指示を受けて、すぐに問題を解き始めているか。この点も大事です。
先生がずっと説明し、生徒が一問も自分で解かなかったなら、「実際の授業でも、毎回この形になりますか」と聞いてください。
自分で問題を解く時間を取らない授業なら、成績は伸びにくいと思います。
まとめ
先生がつきっきりでなくても、自分で問題を進められる。分からないところを質問できる。
自分で教材を開き、決めた時間に始め、決めたところまで終えられる。
集団では質問できない。どこで分からなくなったか説明できない。一人になると止まる。
近くに先生がいない。送り迎えができない。
画面越しでは集中が続かない。
平均点に届かない苦手教科を、授業・宿題・復習まで管理してほしい。
授業の形が決まったら、無料体験や説明会へ進みます。
説明を聞いたあと、問題を解き、先生から解説を受けるところまで進めるなら、時間制の家庭教師でも大丈夫だと思います。
しかし、説明だけで授業時間の大半が終わるなら、次を確認してください。
- 授業時間を長くできるか
- 追加授業を組めるか
- 質問を事前に送れるか
- 分かるまで補習を受けられる塾が近くにあるか
最後は、次の順番で決めます。
集団では難しくても、先生と二人なら返事ができるかを確かめます。
通塾、送迎、対応地域、画面越しの集中力を確認します。
指導形態が違う候補を、むやみに増やしません。
戻り学習、時間の使い方、事前質問、実際の担当者を聞きます。
月謝だけでなく、入会時から1年間に必要な費用を確認します。
塾か家庭教師で迷う保護者の方への結論
今の塾で成績が上がらないと、「本人にやる気がないから」と思ってしまうかもしれません。
でも、集団の中では聞けなくても、先生と二人なら話せる子がいます。
本人もどこで分からなくなったのか分からず、先生の手助けが必要な場合があります。
私は塾を運営しています。それでも、家庭教師が合う子まで塾に通わせ続けるのが正しいとは思っていません。
一番大事なのは、困っている子どもに寄り添い、助けることができる道を探すことです。
家庭教師を紹介する記事だからといって、家庭教師が合わない子に勧めるつもりもありません。
一番お子さまのことを理解している保護者の方が「家庭教師が合いそうだ」と思ったら、無料体験や説明会で確かめてみてください。
家庭教師のグッド
対応地域と120分無料体験を確認するオンライン家庭教師e-Live
オンライン説明・無料体験を確認する中学生向けオンライン個別指導・苦手克服塾
2週間無料体験を確認する※本記事は2026年7月18日時点の情報をもとに作成しています。料金・対応地域・サービス内容は変更される場合があります。申込み前に必ず各公式ページで最新情報をご確認ください。
