※本ページには広告・プロモーションが含まれています。
中学生が授業についていけないときは、
「やる気がない」と決めつける前に、どこで止まっているかを見ることが大切です。
「最近、授業についていけていないみたい」
「テストの点数が下がる一方で、もう取り戻せないかもしれない」
「うちの子だけ取り残されているような気がする」
中学生のお子さんを持つ保護者の方から、このような悩みをお聞きすることがあります。
焦りや不安、後悔の気持ちで、夜も眠れない方もいらっしゃるかもしれません。
授業についていけていないみたいで…。今からでも取り戻せるのでしょうか?
大丈夫です。まずは「どこで止まっているか」を見つけることから始めましょう。遅れている度合いによって、取り戻し方は変わります。
最初にお伝えしたいのは、お子さんも、保護者の方も、悪くないということです。
授業についていけない状態は、原因を見つけて、正しい順番で対策すれば、取り戻せる可能性は十分にあります。
私は和歌山県新宮市で、学習塾アイリスを20年以上運営している現役塾長の岩澤です。
これまで、授業についていけなくなった中学生を数多く見てきました。中には、数学が30点前後だった生徒が、次の定期テストで90点台後半まで伸び、その後も高得点を維持した事例もあります。
大切なのは、焦らず、正しい順番で取り組むことです。
この記事でわかること
- 中学生が授業についていけなくなる原因
- 軽度・中度・重度の遅れの見分け方
- 勉強の遅れを取り戻すまでの時間の目安
- 数学・英語・理科・社会・国語のつまずきポイント
- 全教科ついていけないときの立て直し方
- 実際に成績を大きく伸ばした生徒の例
- 保護者がやってはいけないNG対応
- 塾・通信教育・家庭教師を使う判断基準
先に結論
授業についていけないときに最初に見るべきことは、やる気ではありません。
まず見るべきなのは、どの教科の、どの単元で、どの程度止まっているかです。
「勉強が苦手」とひとまとめにせず、止まっている場所を見つけることで、必要な対策が見えてきます。
結論|授業についていけないときは「どこで止まったか」を見る
中学生が授業についていけないとき、最初に見るべきことは「やる気があるかどうか」ではありません。
まず見るべきなのは、どこで止まっているかです。
英語の場合
単語、語順、be動詞・一般動詞、三単現、長文読解など、どこで止まっているかを見ます。
数学の場合
正負の数、文字式、方程式、関数、図形など、戻るべき単元を確認します。
まず見るもの
学校ワーク、定期テスト、授業ノート、プリントを見ると、つまずきの場所が見えやすくなります。
授業についていけない子の多くは、本人も「分からない」「できていない」ということを感じています。
ただ、本人には、どこから分からないのか、何をすれば戻れるのか、今の勉強で本当に追いつけるのかが分かっていないことが多いのです。
その状態で「もっと勉強しなさい」と言われても、子どもは何から手をつければよいか分かりません。
ここが大切です
授業についていけないときは、まず責めるのではなく、止まっている場所を一緒に見つけることが大切です。
まず確認|授業についていけないときに見る5つのポイント
子どもが授業についていけていないと感じたとき、いきなり問題集を買ったり、塾や家庭教師を探したりする前に、まず確認してほしいことがあります。
最初に見る5つのポイント
- 学校ワークの基本問題で止まっていないか
- テストでどの単元を落としているか
- 授業ノートやプリントが取れているか
- 軽度・中度・重度のどの段階か
- 今の単元を優先するか、前の単元に戻るか
特に大切なのは、学校ワークとテストです。
学校ワークの基本問題で手が止まっているなら、今の単元そのもの、またはその前の単元に抜けがある可能性があります。
一方で、基本問題はできているけれど応用問題で落としているなら、少し練習すれば戻れることもあります。
また、ノートやプリントを見れば、授業中にどれくらい内容を追えているかも分かります。
「勉強が苦手」とひとまとめにせず、まずは、どこで止まっているのかを具体的に見ていきましょう。
授業についていけない中学生を「遅れている度合い別」に見る
「授業についていけない」といっても、状態は一人ひとり違います。
少し補えば戻れる子もいれば、前の学年まで戻る必要がある子もいます。
そこでまずは、次の図でお子さんの状態を大まかに確認してみてください。
ここを同じように扱うと、対策を間違えてしまいます。
塾の現場では、私は大きく次の3段階で見ることが多いです。
| 段階 | 状態 | 点数の目安 | 回復の考え方 |
|---|---|---|---|
| 軽度 | 基本問題に少し抜けがある、または応用問題でつまずく | 平均点前後〜平均点±10点 | その単元なら数時間〜数日で戻れることが多い |
| 中度 | 基本問題でもたびたび難しく感じる。前単元の積み残しがある | 平均点より20〜30点低い | 数週間かけて、現単元と必要な前単元を補う |
| 重度 | 基本問題にも戸惑う | 30点以下、または平均点よりかなり低い | 個別授業など、本人に合わせたサポートが必要 |
平均点の見方
多くの定期テストでは、平均点は「基本問題+少しの応用問題」ができるかどうかの目安になります。
平均点前後の子は、基本がすべて分かっていないわけではありません。基本問題に少し抜けがあったり、応用問題で止まったりしていることが多いです。
軽度|基本問題に少し抜けがある状態
軽度の子は、今の単元がまったく分からないわけではありません。
基本問題の一部に抜けがある、または基本はできるけれど、少し応用になると止まってしまう状態です。
たとえば、数学で基本的な計算はできるけれど、文章題になると式が立てられない。英語で単語はある程度覚えているけれど、文法問題になると迷う。こうした状態です。
この段階であれば、今の単元に絞って数時間〜数日の補習をすれば、戻れることが多いです。
受験に関しても、偏差値50前後の公立高校を目指す場合であれば、中3に入ってから、部活動が終わった夏以降に本格的に受験勉強へ入っても間に合うケースはあります。
ただし、それは「今の単元の遅れが軽度であること」「基礎を放置しすぎていないこと」が前提です。
中度|基本問題でもたびたび難しく感じる状態
中度になると、基本問題でもたびたび難しく感じるようになります。
まったく分からないわけではないけれど、問題を解いていると何度も手が止まる。解説を読めば何となく分かるけれど、自分では解き切れない。こうした状態です。
この場合、今の単元だけを勉強しても、なかなか点数が伸びません。なぜなら、今の単元を理解するために必要な前の単元が抜けていることが多いからです。
回復期間は原因によりますが、現在の単元に必要な前単元の復習を含めて、数週間あれば次のテストに間に合わせられることもあります。
ただし、これは「次の定期テストで点数を取る」という意味での回復です。
受験勉強となると話は別です。中3の1学期から頑張り始めても、中1・中2の内容に穴がある場合は、その穴を埋める時間が必要になります。
どの志望校を目指すのか、今どの学年なのか、どの教科がどれくらい遅れているのかによって、受験勉強に入る時期や進め方を相談する必要があります。
前の学年まで戻る必要がある場合、今の学年の教材だけでは苦しくなることがあります。その場合は、学年に関係なく必要な単元まで戻れる教材や、個別にサポートを受けられる環境を検討するのも一つの方法です。
重度|基本問題にも戸惑うレベル
重度の場合は、基本問題にも戸惑います。
学校ワークを見ても、最初の基本問題から手が止まる。授業を聞いても、何を説明されているのか分からない。テストでは30点以下、または平均点よりかなり低い状態が続く。
この場合は、今の単元だけを補習しても、すぐに戻るのは難しいことがあります。
理由はさまざまです。これまでの学習内容そのものの理解が抜けている場合もあります。学習能力はあるけれど、気持ちがついていかない場合もあります。学習上の困難が背景にある場合もあります。
重度の場合は、個別授業など、本人の状態に合わせたサポートを受けることをおすすめします。
回復にかかる時間は、生徒によって大きく違います。数週間で変化が見える子もいれば、数か月単位で少しずつ積み上げる必要がある子もいます。
急がば回れ
大切なのは、無理に一気に戻そうとしないことです。
分からないところまで戻るのは遠回りに見えるかもしれませんが、土台が抜けたまま先に進んでも、また同じところで止まってしまいます。
あなたのお子さんはどの段階?
簡単なチェックリストで確認してみましょう。
軽度のサイン
- 平均点前後は取れている
- 苦手単元と得意単元が分かれている
- 基本問題はある程度できる
- 応用問題や文章題で手が止まりやすい
中度のサイン
- テストで平均点を20〜30点ほど下回る
- 「分からない」と言う回数が増えている
- 勉強時間のわりに点数が伸びない
- 前の単元からの積み残しがありそう
重度のサイン
- テストの点数が30点以下になることが多い
- 教科書を開いても何から始めればよいか分からない
- 学校ワークの基本問題でも手が止まる
- 勉強そのものを避けるようになっている
お子さんがどの段階にいるかを把握すると、これから何をすればよいかが見えてきます。
取り戻すまでにかかる時間の目安
「いつから始めれば間に合うのか」「うちの子は今からでも取り戻せるのか」。これは、保護者の方が一番知りたいことだと思います。
まずは下の図で、遅れている度合いごとの時間目安を確認してみてください。
20年以上の指導現場の感覚で、段階別の目安をお伝えします。
軽度の場合
数時間〜数日で取り戻せることが多い
つまずいているところがはっきりしているので、そこを集中的に補強します。
中度の場合
数週間で次のテストに間に合うこともある
現単元と、必要な前単元をあわせて補う必要があります。
重度の場合
生徒によって大きく異なる
本人に合わせた個別サポートや、数か月単位の立て直しが必要なこともあります。
軽度の場合|数時間〜数日で取り戻せることが多い
軽度の場合、その単元の補習だけなら、数時間〜数日で戻れることが多いです。
つまずいているところがはっきりしているので、そこを集中的に補強すれば、授業についていける状態に戻しやすいです。
定期テスト対策としても、テスト2〜3週間前から取り組めば、十分間に合うケースがあります。
中度の場合|数週間で次のテストに間に合うこともある
中度の場合、数週間あれば次のテストで点数を取れる状態まで持っていけることがあります。
ただし、これは「今の単元のテストで点を取る」という意味です。
中1・中2の積み残しがある場合、受験勉強としてはそこを埋める時間が別途必要です。
中3の1学期から熱を入れて頑張った場合でも、1・2年生の学習に穴があると、そこを埋めるのに時間がかかります。
志望校によって、いつから受験勉強に入るかを相談する必要があります。
重度の場合|生徒によって大きく異なる
重度の場合は、回復時間が生徒によって大きく異なります。
理由は、原因がひとつではないからです。
重度の場合に考えられる背景
- 学習内容そのものの理解不足
- 学習意欲の問題
- 質問できない環境
- その他の学習上の困難
これらを丁寧にほどいていく必要があります。
数週間で変化が出る子もいますが、場合によっては数か月単位、あるいはそれ以上の時間をかけて取り組む必要もあります。
だからこそ、早めに動き出すことが大切です。
学年が下のうちに取り戻す方がラク
これは強くお伝えしたいことですが、学年が下のうちに気づいて取り戻す方がラクです。
- 中1の遅れは、中2の段階で取り戻すのが理想
- 中2の遅れは、中3になる前の春休みまでに見直す
- 中3の遅れは、できれば夏休みまでに対策を始める
「いつかやる」ではなく、気づいたその日から動き出すことが、解決への近道になります。
中学生が授業についていけなくなる7つの原因
なぜ、中学生は授業についていけなくなるのでしょうか。
塾の現場で20年以上見てきた中で、よくある原因は次の7つです。
原因1|勉強のやり方を知らない
実は、これが一番多い原因です。
授業についていけない子の多くは、「勉強=大変な暗記」だと思い込んでいます。
教科書を眺める。ノートを見直す。英単語をひたすら書く。社会の用語をただ見る。
でも、これらは「やった気になる勉強」になってしまうことがあります。
本当の勉強とは、わからないものを、わかるようにすることです。
この感覚を持っていない子は、いくら時間をかけても点数につながりにくく、結果として「ついていけない」状態が積み重なっていきます。
原因2|前の単元・前の学年の積み残し
特に数学と英語は、積み重ね科目です。
- 中1の方程式が曖昧だと、中2の連立方程式でつまずく
- be動詞・一般動詞のルールが曖昧だと、中2以降の英語が崩れやすい
- 小学校の分数・割合が曖昧だと、中学校の数学全般で苦しくなる
ひとつ前の単元のつまずきが、次の単元の「分からない」を生み、それが雪だるま式に積み重なっていくのです。
原因3|授業のスピードが小学校より速い
中学校に入ると、授業のスピードは小学校より速くなります。
1単元にかける時間は短くなり、先生はクラス全体のペースで進めます。
小学校までは何となくついていけていた子でも、中学校に入ってから一気に置いていかれることがあります。
特に、部活や学校行事で復習時間が取れない子は、気づいたときには分からない単元が増えていることがあります。
原因4|部活・習い事で時間が足りない
中学生は本当に忙しいです。
部活、習い事、塾、生徒会、委員会、家庭の用事。
物理的に勉強時間を確保できないケースもあります。
これは怠けではなく、時間設計の問題です。
「時間があるときに勉強する」ではなく、短くてもよいので、勉強する時間を生活の中に固定する必要があります。
原因5|「分からない」を質問できない
中学生になると、思春期に入って「分からない」と素直に言えなくなる子が増えます。
- 先生に聞くのが恥ずかしい
- 友達の前で「分からない」と言いたくない
- 親に聞いたら怒られそう
- 何が分からないのか自分でも分からない
こうした理由で、分からないところを放置してしまいます。
そして、分からないことが積み重なると、ますます質問しにくくなります。
原因6|先生との相性・教え方が合わない
保護者の方が見落としがちなのが、先生との相性です。
学校の先生も一人の人間です。
説明の速さ、板書のスタイル、授業のテンポ、質問への対応などが、お子さんに合わないこともあります。
その場合、学校の授業だけで理解しようとするのではなく、別の説明を聞くことで理解できることがあります。
塾、通信教育の動画、映像授業などを使うのも一つの方法です。
原因7|気持ちがマイナスに引っ張られている
中学生は、良い意味でも悪い意味でも、気持ちに大きく引っ張られます。
「自分はもうダメだ」「やってもどうせ無理だ」「みんなより遅れている」「勉強しても点数が上がらない」
こう思ってしまうと、勉強そのものを避けるようになります。
ここからの脱出には、できているところを見つけて声に出すことが大切です。
詳しくは後の章でお伝えします。
全教科ついていけないときの教科別の立て直し方
「全教科ついていけない」状態になった子に、どの教科から手をつけるべきか。
これは、指導の中でもとても大切な判断です。
基本セオリーは「分かるところまで戻る」
学習のセオリーで言えば、分かるところまで戻ってやり直すのが正解です。
これは間違っていません。
ただし、このセオリー通りにやると、今のテスト範囲の点数の伸びがすぐには見えにくいことがあります。
子どもは、頑張っているのに点数が上がらないと、「こんなに勉強しているのに、また点数が上がらない」「やっぱり自分には無理だ」と感じてしまうことがあります。
特に中学生は、気持ちで動く子が多いです。気持ちが折れると、いくら正しいやり方でも続きません。
数学から手をつけることが多い理由
全教科に自信をなくしている子の場合、私は数学から手をつけることが多いです。
理由は、次のテスト範囲の基礎を固めることで、比較的早く点数の変化が見えやすい場合があるからです。
数学から始めるときの考え方
- 次のテスト範囲の基礎を徹底的に固める
- 余裕があれば、応用にも足を伸ばす
- 途中で出てくる前単元の積み残しは、その都度確認する
- 目標は、現単元のテストで点数を上げること
点数が上がると、子どもに「自分にもできる」という自信が生まれます。
その自信が、他の教科への努力にも波及していきます。
ただし、これはあくまで現場でよく使う一つの方法です。英語だけ極端に遅れている場合や、入試までの期間、志望校によって進め方は変わります。
「急がば回れ」を捨てるわけではない
数学から点数を取りにいくといっても、さかのぼり学習を否定しているわけではありません。
むしろ、さかのぼり学習は大切です。
ただ、いきなりすべての単元を最初から戻ろうとすると、次のテストで結果が見えにくくなることがあります。
現場で意識している流れ
- まずは現単元で点を取る
- その中で必要な前単元に戻る
- 点数が上がったら、その自信を使って本格的に苦手を埋めていく
この流れが、現場ではうまくいくことが多いです。
おすすめする5教科の考え方
一般的な目安としては、次のように考えることが多いです。
- 数学:次のテストで点数を伸ばし、自信をつける
- 英語:時間はかかるが、ルール理解から地道に積み上げる
- 理科:今の単元を動画や教科書で理屈から理解する
- 社会:理屈を理解し、口で言えるまで反復する
- 国語:授業の聞き方、ノート、プリントを見直す
ただし、これは一律の正解ではありません。
お子さんの得意・不得意、現在の点数、目標とする高校、入試までの期間によって、最適な進め方は変わります。
関連記事
教科別|よくあるつまずきと取り戻し方
ここからは、各教科でよくあるつまずきと、取り戻すための具体的な考え方を解説します。
5教科それぞれで、つまずきやすい場所は違います。まずは下の図で全体像を確認してから、教科別に見ていきましょう。
数学|関数・図形の証明で止まりやすい
数学で多くの中学生がつまずくのが、関数と図形の証明です。
関数は、式・表・グラフを行き来する力が必要です。図形の証明は、「なぜそう言えるのか」を順序立てて説明する力が必要です。
どちらも、丸暗記だけでは対応しにくい単元です。
数学では、まず次のテスト範囲の基礎を徹底します。
教科書の例題、学校ワークの基本問題を、解き方の手順がすらすら出るレベルまで固めます。
その中で、前の単元の穴が見つかったら、必要なところだけ戻ります。
数学で戻る例
- 連立方程式が解けないなら、方程式の解き方を確認する
- 関数の式が立てられないなら、比例・反比例に戻る
- 図形の角度問題で詰まるなら、平行線と角の関係に戻る
基礎が固まったら、応用問題にも挑戦します。
ただし、最初から応用ばかりやる必要はありません。基礎を確実にしてから応用に進む方が、結果的に近道になることが多いです。
英語|語順・be動詞・一般動詞から整える
英語のつまずきは、多くの場合、英語の語順とルールにあります。
- 主語+動詞+目的語という英語特有の語順
- be動詞と一般動詞の使い分け
- 否定文・疑問文の作り方
- 文の区切りが分からない
- どこまでが主語か分からない
ここが曖昧なまま単語と熟語の暗記に走ると、答えを丸暗記するだけで、本当の力がつきにくくなります。
英語の遅れを取り戻すとき、最初に確認したいのは、語順と文のルールです。
私はまず、文中の語句の区切れにスラッシュを入れること、英語特有の語順を理解することから始めます。
その次に、be動詞と一般動詞のルールをしっかり訓練します。
英語で最初に確認したいこと
- be動詞の使い方
- 一般動詞の使い方
- 否定文・疑問文の作り方
- 三人称単数のルール
ここを飛ばして問題演習に入ると、生徒は答えの丸暗記に頼ってしまい、本当の力がつきにくくなります。
英語のルールが身についてくると、生徒の口から「英語って、なんか数学に似てるな」という言葉が出ることがあります。
これは、何人もの生徒が実際に口にしてきた言葉です。
数学の解き方は手順です。英語も、文法というルールに基づいて、単語を正しい順番に並べる手順のある科目です。
この感覚がつかめると、あとは文法のルールを少しずつ増やしていけばよいのです。
単語暗記は、中学英語の基礎単語と、今のテスト範囲の単語を優先して覚えましょう。
理科|「説明できる」まで理屈を理解する
理科で多いのは、「難しい」と言って後回しにするパターンです。
理科は、暗記だけでなく、理屈の理解が必要です。
教科書、授業ノート、解説動画などを使って、「なるほど、そういうことか」と思える状態を目指します。
理解できたと思ったら、自分の口で説明してみましょう。
家族に説明してもよいですし、一人で声に出して説明しても構いません。
口で説明できないものは、本当には理解できていないことがあります。
理屈が分かってから、学校ワークや問題演習に入ります。
この順番が逆だと、答えを暗記するだけになり、応用問題で止まりやすくなります。
社会|理由を理解して、口で言えるまで反復する
社会は暗記科目と思われがちですが、実際には理屈も大切です。
用語を覚えるだけでは、記述問題に対応しにくくなります。
「なぜその出来事が起きたのか」「どうしてその制度ができたのか」「その結果、何が変わったのか」。このように、理由や背景を考えながら覚えることが大切です。
そのうえで、用語や重要語句を口で言えるように練習します。
すべてを何度も書くより、まずは問題を見て口で答える。すぐに口から出なかったもの、間違えたものだけを書いて練習する。
この方が、時間も体力も無駄になりにくいです。
記述問題では、理由を説明する力が必要です。普段から「なぜ?」「どうして?」と考える習慣をつけましょう。
国語|授業ノート・先生の説明・プリントを見直す
国語は、「どう勉強したらいいですか」と聞かれることが多い教科です。
数学や英語、理科、社会は、ワークや問題集を中心に勉強しやすいです。
しかし、国語は少し違います。
国語の定期テストでは、授業で先生が話したこと、授業ノート、先生が作ったプリントなどが大切になります。
ワークだけを何周しても、授業内容を押さえていなければ点数につながりにくいことがあります。
まず大切なのは、授業をよく聞くことです。
国語のノートで見るポイント
- 先生が口頭で話したポイント
- 漢字の読みや意味
- 文章の解釈のポイント
- テストに出そうと言われた内容
テスト勉強では、ノートをきれいにまとめ直すより、ノートの内容からクイズを作って覚える方が効率的です。
そのうえで、ワークやプリントに取り組みます。
塾アイリスで実際にあった「取り戻した」事例
ここでは、個人が特定されない形で、実際に大きく変化した生徒の例を紹介します。
もちろん、回復にかかる期間や伸び方は生徒によって違います。ここで紹介するのは、あくまで一例です。
ただ、どこで止まっているかを見つけ、正しい順番で戻れば、大きく変わる生徒は多くいます。
事例1|A君:数学30点前後から、98点・100点まで伸びた例
A君は、中3の4月に入塾しました。
中2までは数学が苦手で、定期テストでは30点前後でした。
高校受験を控えて焦りもありましたが、まず取り組んだのは、次のテスト範囲の基礎を徹底することです。
必要なところでは前の単元にも戻りながら、現単元で点数を取れるように進めました。
| 時期 | 数学の点数 |
|---|---|
| 中3・5月定期テスト | 98点 |
| 中3・7月定期テスト | 100点 |
| 中3・10月定期テスト | 100点 |
| 中3・12月定期テスト | 100点 |
数学が上がったことで、本人に自信がつきました。
その自信は、ほかの教科への努力にも波及しました。夏期講習や冬期講習も頑張り、最終的に私立高校の志望校へ合格しました。
このように、一つの教科で「できる」という感覚を持てると、子どもは大きく変わることがあります。
事例2|Bさん:英語20〜30点台から、80点・95点まで伸びた例
Bさんは、中2の7月末に入塾しました。
それまで英語が苦手で、定期テストでは20〜30点ほどでした。
夏期講習では、英語の語順、文の区切り、be動詞・一般動詞のルールから立て直しました。
いきなり問題を大量に解くのではなく、まず英語の仕組みを理解することから始めました。
| 時期 | 英語の点数 |
|---|---|
| 中2・9月中間テスト | 80点 |
| 中2・12月期末テスト | 95点 |
お母さまからも、「感激です。もっと早く習わせておけばよかったです。」というご連絡をいただきました。
英語は、数学よりも少し時間がかかることがあります。
特に、これまでの基礎が抜けている場合、最初のテストでいきなり90点台まで届かないこともあります。
ただ、理解が進むと、まず平均点を超えます。その後、凡ミスを減らし、文法と単語を積み上げていくことで、80点台、90点台へと伸びていきます。
転機になったのは「分かる」という気持ち
A君もBさんも、共通しているのは、次の3つです。
- 「分かる」という気持ちが芽生えたこと
- ワークを解いても〇が多くなり、勉強が面白くなってきたこと
- 最初のテストで実際に点数が上がったこと
最初の小さな成功体験が、その後の大きな伸びにつながることがあります。
そしてもう一つ、伸びる子には共通点があります。
凡ミスもミスとして受け止めること
「答えを見たら分かったから大丈夫」ではなく、テスト本番で間違えたなら、それは失点です。
間違いを認めることが、伸びの第一歩です。
関連記事
勉強の遅れを取り戻す5ステップ
授業についていけない状態から立て直すには、やみくもに勉強時間を増やすだけでは不十分です。
何から始めるかが大切です。
学校ワーク・テスト・ノートを見る
まずは実物を見て、どこで止まっているのかを確認します。
どの単元で止まっているか確認する
英語ならbe動詞なのか、数学なら関数なのか、苦手の正体を具体化します。
現在のテスト範囲の基礎を固める
次の定期テストで少しでも点数を上げることは、自信につながります。
必要な前単元だけ戻る
全部を最初から戻すのではなく、今の単元に必要な部分に絞ります。
解き直しをして「敵に勝つ」経験を作る
間違えた問題をもう一度解き、勝てなかった敵に勝てるようにします。
保護者がやりがちなNG対応
子どもが授業についていけないと分かると、保護者の方は不安になります。
その不安から、すぐに何かをしたくなる気持ちはよく分かります。
ただし、対応を間違えると、子どもの気持ちがさらにマイナス方向へ引っ張られることがあります。
まずは下の図で、避けたい対応と前向きなサポートを確認しておきましょう。
NG対応
- 子どもに相談せず塾や家庭教師に問い合わせる
- 兄弟や友達と比べる
- 「がんばれ」だけで終わる
- ダメ出しで追い詰める
- 親が直接すべて教えようとする
OK対応
- まずできているところを見つける
- 味方であることを伝える
- 子どもと相談してから対策を選ぶ
- 手順を一緒に整理する
- 見守っていることを行動で示す
NG1|子どもに相談せず塾や家庭教師に問い合わせる
意外と多いのが、子どもに相談せずに塾や家庭教師に問い合わせたり、申し込んだりすることです。
保護者の方としては、何とかしてあげたいという気持ちだと思います。
しかし、本人にとっては、「自分はもうダメだと思われている」「勝手に決められた」「また怒られる」と感じることがあります。
できていないことは、本人も分かっています。
そこに親がダメ押しする形になると、子どもは素直に前を向きにくくなります。
順番が大切です
子どもの気持ちをプラス方向に向ける → 相談する → 行動する。
この流れを意識してください。
NG2|兄弟や友達と比べる
兄弟や友達と比べるのも避けたい対応です。
「お兄ちゃんはできていた」「友達はもっと点数を取っている」「同じ塾の子はできている」
こう言われると、子どもはやる気になるより、傷つくことの方が多いです。
勉強は、ほかの人との闘いではありません。まずは、自分との闘いです。
NG3|「がんばれ」だけで終わる
「もっとがんばりなさい」「やればできるんだから」
この声かけだけでは、解決しにくいことがあります。
子どもは、どうやってがんばればいいか分からないから、授業についていけなくなっていることがあります。
必要なのは、気合いだけではありません。具体的な手順と、どこから戻るかの確認です。
NG4|ダメ出しで追い詰める
「また点数下がったの」「何回言ったら分かるの」「このままだとどうするの」
不安や焦りから、つい言ってしまう言葉かもしれません。
しかし、責められた子どもは、保護者を敵だと感じてしまうことがあります。
そして、敵には心を開きません。
授業についていけない子に必要なのは、敵ではなく味方です。
NG5|親が直接すべて教えようとする
「私が教えてあげる」と、親御さんが直接教えようとするケースもあります。
もちろん、親が教えてうまくいく家庭もあります。
ただし、親に教わると素直になれない、親自身が教え方に迷う、感情的になってしまう、親子バトルになる、という問題が起こることもあります。
親は「教える人」よりも、「状況を一緒に整理する人」「味方として見守る人」に徹した方が、うまくいく場合があります。
関連記事
保護者が今日からできるサポート
では、保護者は何をすればよいのでしょうか。
私が塾の現場で20年以上見てきた中で、本当に大切だと感じる関わり方をお伝えします。
サポート1|できているところを見つけて声に出す
子どもは、できていないことを自分でも分かっています。
そこに追い打ちをかけても、何も生まれません。
まずは、できているところを見つけてください。
ここはちゃんとできているね。前よりワークが進んでいるね。この問題は自分で解けたんだね。
こうした言葉で、子どもの気持ちは少しずつプラス方向に動きます。
最初は、「そう?できてる?」と半信半疑でも構いません。
マイナスに張り付いていた気持ちが、少しでもプラス方向に流れ始めることが大切です。
サポート2|味方であると伝える
中学生にとって、保護者が味方なのか、敵なのかは想像以上に大きな問題です。
責める人は、敵に見えます。比べる人も、敵に見えます。一方的に決める人も、敵に見えます。
反対に、見守ってくれる人、できているところを見てくれる人、一緒に考えてくれる人は、味方に見えます。
味方だと思える人にしか、子どもは本音を話しにくいものです。
「私は味方だよ」と、言葉だけでなく行動でも示してあげてください。
サポート3|子どもと相談してから対策を選ぶ
子どもの気持ちが少しプラス方向に向き始めたら、次のテストに向けて一緒に相談します。
- 一人でできそうか
- 通信教材を使ってみるか
- 学習塾に通うか
- 家庭教師をつけるか
- 学校の先生に相談するか
こうした相談を子どもとしたうえで、初めて問い合わせや申し込みの行動に移すと、子どもも前向きになりやすいです。
順番が逆になると、せっかくのサポートが「やらされ感」になってしまうことがあります。
サポート4|見守っていることを行動で示す
思春期の子どもは、手伝ってほしくても言えなかったり、本当は一人でやりたかったりと、気持ちが複雑です。
そんなときも、「何かあったら手伝うよ」「がんばってるね」「困ったら一緒に考えよう」「無理しすぎないようにね」という声かけだけでも、支えになることがあります。
親が見ている。でも、責めてはいない。必要なときは助けてくれる。
この安心感が、子どもを前に進ませます。
学校の先生との連携の取り方
「学校の先生に相談すべきでしょうか?」
これもよくいただく質問です。
私の答えは、相談した方がよいです。
ただし、タイミングと伝え方にコツがあります。
相談するタイミング|子どもの気持ちがプラス方向に向いてから
学校の先生への相談は、子どもの気持ちが少しプラス方向に向いてからの方が効果的です。
子どもがマイナスに引っ張られている状態で先生と話すと、「自分のことを大人が勝手に話している」と感じて、反発することがあります。
まずは家庭で、前向きに話し合いましょう。
そのうえで、先生に相談する方が、子どもも受け入れやすくなります。
私立中学校の場合|早めに相談する
私立中学校は、公立より授業スピードが速いことがあります。
遅れに気づいたら、早めに相談することをおすすめします。
学校での添削やサポート体制、家庭学習でできる対処法、授業についていくために必要な復習内容などを聞いてみるとよいでしょう。
その情報を家に持ち帰り、お子さんと前向きに相談する材料にしてください。
公立中学校の場合|授業や学校生活の様子を聞く
公立中学校の場合、担当の先生にもよりますが、個別に学習サポートを取ってもらえるとは限りません。
それでも、学校生活の様子、授業中の様子、提出物の状況、授業についていけていないと感じる場面を聞くことには価値があります。
家庭では見えない原因が分かることもあります。
先生に伝えるときの言い方
たとえば、次のように伝えるとよいです。
最近、家でテストの点数のことで本人が悩んでいるようです。学校での様子はいかがでしょうか。授業中の様子や、つまずいている単元があれば教えていただきたいです。家庭でできるサポートもアドバイスいただけると助かります。
「責める」のではなく、「教えてほしい」というスタンスで話すと、先生も協力しやすくなります。
自分で取り戻すのが難しいときの選択肢
家庭学習だけでは追いつかない場合、外部のサポートを検討するのは現実的です。
ただし、ここでも大切なのは、子どもと相談してから決めることです。
軽度〜中度の場合|通信教育で家庭学習を整える
軽度〜中度の段階で、学習習慣がある程度あり、自分で進められるお子さんには、通信教育が選択肢になります。
学校内容に沿って進めやすい教材や、定期テスト対策に対応している教材は、家庭学習の助けになります。
進研ゼミやスマイルゼミのような教材が合う子もいます。
ただし、教材を申し込むだけでは成績は上がりません。
毎日少しずつ取り組むこと、間違えた問題を解き直すこと、保護者が進み具合を確認することが大切です。
関連記事
中度〜重度の場合|無学年方式の教材も選択肢
前の学年・前の単元まで戻る必要があるお子さんには、無学年方式の教材が合う場合があります。
通常の通信教育は、学年ごとに内容が分かれていることが多いです。
一方、無学年方式なら、中3でも中1内容まで戻れる、つまずいた単元からやり直せる、分からないところを残さず進めやすい、というメリットがあります。
「急がば回れ」のさかのぼり学習が必要なお子さんには、一つの選択肢になります。
関連記事
授業をもう一度聞きたい場合|映像授業も候補
学校の授業を聞いても分からなかった内容を、もう一度自分のペースで聞きたい子には、映像授業も選択肢になります。
スタディサプリのような映像授業型の教材は、授業内容をもう一度確認したい子に合う場合があります。
ただし、映像を見るだけでは点数は上がりません。
見たあとに問題を解く。間違えた問題を解き直す。学校ワークに戻る。
この流れが必要です。
重度の場合|個別指導・塾・専門的サポートを検討する
基本問題でも戸惑うレベルの重度の場合は、個別指導や塾でじっくり見てもらう方が安心なことがあります。
集団塾では授業のペースに乗れず、また置いていかれてしまう可能性もあります。
個別指導なら、お子さんのレベルに合わせて進められる、質問しやすい、分からないところを放置しにくい、という環境で取り組めます。
また、学習上の困難が疑われる場合は、必要に応じて専門的な相談も検討してください。
教材選びに迷ったら比較記事で確認する
「結局どれを選べばいいの?」と迷う場合は、教材ごとの特徴を比較してから判断すると失敗しにくくなります。
軽度なら、学校内容に沿って家庭学習を整える教材。中度以上なら、さかのぼり学習ができる教材。重度なら、個別に見てもらえる環境。
このように、子どもの状態に合わせて選ぶことが大切です。
中学生向けの家庭学習教材を比較したい方へ
お子さんの状態に合う通信教育・家庭学習教材を比較したい場合は、主要教材の違いをまとめた記事も参考にしてください。
よくある質問
中学生が授業についていけないとき、まず何をすればいいですか?
まずは、学校ワーク、テスト、ノートを見て、どの教科のどの単元で止まっているかを確認してください。「勉強しなさい」と言う前に、どこで止まっているかを見つけることが大切です。
中学生が授業についていけないのは、やる気がないからですか?
やる気だけが原因とは限りません。勉強方法が分からない、前の単元が抜けている、質問できる環境がない、学校ワークが作業になっているなど、さまざまな原因があります。
中3の夏からでも間に合いますか?
偏差値50前後の公立高校であれば、中3の夏から本格的に始めても間に合うケースはあります。ただし、中度・重度の場合は、夏より前から動き出した方が安心です。
英語についていけない場合、どこから戻ればいいですか?
まずは、語順、文の区切り、be動詞、一般動詞から確認するのがおすすめです。単語だけを覚えても、文のルールが分かっていなければ英語は読めません。
数学についていけない場合、前の学年まで戻るべきですか?
必要があれば戻るべきです。ただし、すべてを最初から戻すのではなく、今の単元を理解するために必要な前単元に絞って戻るとよいです。
中学生が前の学年に戻って勉強するのは遅いですか?
遅くありません。英語や数学は、前の内容が分からないまま進むより、必要なところまで戻った方が結果的に早いことがあります。まさに「急がば回れ」です。
塾に行かないと遅れは取り戻せませんか?
軽度であれば、学校ワークや通信教育を使って家庭で立て直せることもあります。ただし、中度以上で前の学年まで戻る必要がある場合や、基本問題にも戸惑う場合は、塾や個別指導を検討した方が安心です。
通信教育で授業の遅れは取り戻せますか?
子どもの状態によります。軽度であれば、学校内容に沿った通信教育でリズムを整えられることがあります。中度以上でさかのぼりが必要な場合は、無学年式で戻れる教材が合うこともあります。
親はどこまで勉強を見ればいいですか?
親がすべて教える必要はありません。まずは、学校ワーク・テスト・ノートを一緒に見て、どこで困っているかを確認してください。そのうえで、一人でできるのか、通信教材が合うのか、塾や家庭教師が必要なのかを、子どもと一緒に相談するとよいです。
まとめ|授業についていけない子は、戻る場所が分かれば立て直せる
中学生が授業についていけなくなる原因は、ひとつではありません。
- 勉強のやり方を知らない
- 前の単元・前の学年の積み残しがある
- 授業スピードについていけない
- 部活や習い事で時間が足りない
- 質問できない
- 先生との相性が合わない
- 気持ちがマイナスに引っ張られている
こうした原因が絡み合っています。
大切なこと
お子さんがどの段階にいるかを見極め、正しい順番で取り組むことです。
軽度なら、今の単元を数時間〜数日で取り戻せることがあります。
中度なら、数週間かけて次のテストに間に合わせられることがあります。
重度なら、本人に合わせた個別サポートが必要なこともあります。
保護者の方ができることは、できているところを見つけて声に出すこと、味方であることを行動で示すこと、子どもと相談してから対策を選ぶこと、見守る姿勢を続けることです。
岩澤コーチから
勉強は、わからないものをわかるようにすることです。
勝てない敵に、どうしたら勝てるかを考え、試行錯誤して、最後には勝つ。
ほかの人は関係ありません。自分との闘いです。
解けるようになるための第一歩は、間違いを認めることです。
凡ミスもミスとして、解き直す覚悟を持つことです。
テスト範囲の敵に全部勝てるようになったら、何点取れると思いますか。
「急がば回れ」
「千里の道も一歩から」
私自身、カナダに留学していた頃、英語に苦労しながら一歩ずつ前に進んだ経験があります。最初は分からないことばかりでも、続けるうちに「分かる」瞬間が来ることがあります。
お子さんにも、その瞬間が来る可能性は十分にあります。
今日から、できることを一つずつ。焦らず、正しい順番で進めていきましょう。
