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「安いから気になる。でも、本当に効果があるの?」そんな保護者の不安に、現役塾長の視点から率直にお答えします。
スタディサプリ中学講座は、安いだけの教材ではありません。ただし、誰にでも同じように向いているわけでもありません。この記事では、スタディサプリのメリット・デメリット、向いている子・向いていない子、成績につなげる使い方まで、塾長目線で分かりやすく整理しました。
岩澤コーチ
- スタディサプリ中学講座は本当に「安いだけ」なのか
- 現役塾長から見たメリット・デメリット
- 向いている子・向いていない子の特徴
- 成績につなげる使い方と親の関わり方
- 塾と比べたときの考え方・併用の考え方
スタディサプリ中学講座は、「安いだけ」の教材ではありません。むしろ、自分で学習を進められる子には非常にコストパフォーマンスの高い教材です。
ただし、塾のように学習を管理してくれる教材ではないため、自分で始められない子・動画を見ただけで終わる子には、効果が出にくいことがあります。
現役塾長としての本音を一言で言えば、「スタディサプリは、塾の代わりというより、勉強のサプリメントとして使うと非常に強い」ということです。
スタディサプリ中学講座は安いだけなのか
結論から言うと、スタディサプリ中学講座は「安いだけ」ではありません。価格に対して、使える内容はかなり多い教材です。
公式サイトでは、ベーシックコースは月払いで月額2,178円(税込)、12か月一括払いでは月あたり1,815円(税込)と案内されています。塾に通う場合と比べると、かなり始めやすい料金です。
しかし、大切なのは「安いかどうか」だけではありません。その教材を、お子さんが使いこなせるかどうかです。
スタディサプリは、自分で動画を見る、自分で問題を解く、自分で分からないところを見直す、という流れが必要です。つまり、自分で使える子にとっては非常にお得ですが、登録しただけで終わる子には成果が出にくい教材でもあります。
スタディサプリは「塾の代わり」よりも「勉強のサプリメント」と考えるとよい
私の塾に入ってくる生徒の中で、「スタディサプリの内容が合わなかったから塾に来ました」というケースは、実はあまり多くありません。
むしろ多いのは、学校の授業で分からなかったところを確認するために使っていた、苦手単元だけピンポイントで見ていた、スキマ時間に少しだけ見ていた、という使い方です。
つまり、生徒の実際の使い方としては、スタディサプリは「メイン教材」よりも「補助教材」として使われていることが多いように感じます。
スタディサプリは、その名前の通り「勉強のサプリメント」と考えると分かりやすいです。全部をこれ1つで完結させようとするより、分からないところを補う教材として使う方が、実際には成果につながりやすいです。
スタディサプリを「塾の完全な代わり」と考えると、強制力の弱さが目立ちます。しかし、「分からないところを補うための教材」と考えると、非常に便利で使いやすい教材になります。
スタディサプリ中学講座の基本情報
| 料金 | ベーシックコース:月払い 月額2,178円(税込)/12か月一括払い 月あたり1,815円(税込) |
|---|---|
| 無料体験 | 初回申込者向けに14日間無料体験あり(条件は公式サイトで要確認) |
| 対応教科 | 映像授業は主要5教科、演習問題は実技教科を含めた9教科に対応 |
| 学習スタイル | スマートフォン・タブレット・パソコンで学習可能。動画授業+演習問題が中心 |
| 特長 | 戻り学習・先取り学習がしやすい/スキマ時間に使いやすい/低価格で始めやすい |
中学生にとって特に大きいのは、戻り学習がしやすいことです。たとえば、中2の数学で一次関数が苦手な子の原因が、中1の比例・反比例や方程式にあることはよくあります。
英語でも、中2・中3の内容が分からない子の多くは、中1の文法があやふやです。そうしたとき、必要な学年まで戻って確認しやすいのは、スタディサプリの大きな強みです。
口コミから見えるスタディサプリ中学講座の評判
スタディサプリの口コミを見ると、よく出てくる評価は次のようなものです。
- 料金が安く、始めやすい
- 授業が分かりやすい
- スキマ時間に使いやすい
- 戻り学習・先取り学習に便利
一方で、口コミが分かれる理由もあります。それは、教材の質というより、使い方の差が大きいということです。
動画を見るだけで終わる子と、動画の後に問題演習まで進める子では、同じ教材を使っていても結果が大きく違ってきます。スタディサプリは、「いい教材かどうか」だけでなく、「どう使うか」が特に大切な教材だと思います。
現役塾長から見たスタディサプリのメリット
1.月額2,178円は本当にコスパが高い
スタディサプリの大きな魅力は、やはり料金です。この価格でこれだけの授業を見られるのは、かなりお得です。
もし同じレベルの授業を、対面の授業として受けようとすると、相当な費用がかかるはずです。そう考えると、自宅で低価格のまま質の高い授業に触れられるのは大きなメリットです。
2.短い動画で要点を確認しやすい
忙しい中学生にとって、「今から1時間勉強する」はハードルが高いことがあります。しかし、「まず5分だけ見る」「1単元だけ確認する」なら始めやすいです。
勉強が続かない子は、能力が足りないというより、始めるハードルが高すぎることが多いです。スタディサプリは、そのハードルを下げやすい教材です。
3.戻り学習と先取り学習がしやすい
成績が伸びない子の多くは、今の単元だけを勉強しても改善しません。前の学年の内容が抜けているからです。
スタディサプリは、必要な学年まで戻れますし、先取り学習もできます。これは塾長目線でもかなり便利です。
4.スマホでも使えるのでスキマ時間を活用しやすい
通学前の10分、帰宅後の15分、寝る前の5分など、細かい時間でも使いやすいのは大きなメリットです。ただし、スマホは誘惑も多いので、使い方のルール作りは必要です。
- 低価格で始めやすい
- 授業の質が高い
- 苦手単元の確認がしやすい
- 戻り学習・先取り学習がしやすい
- スキマ時間を活用しやすい
現役塾長から見たスタディサプリのデメリット
1.自分で始められない子には難しい
塾には時間割があります。先生もいます。宿題の確認もあります。しかし、スタディサプリは自宅学習です。始めるかどうかは、本人次第です。
そのため、自分から勉強を始められない子には、効果が出にくいことがあります。
ここで、私が塾で見てきた「動画視聴学習の落とし穴」を一枚の図にまとめました。お子さんがどちらのパターンに該当するか、確認してみてください。
左側の「インプットだけで終わる学習」は、私の塾に来る「家でスタディサプリを見ているのに点数が上がりません」という相談の典型パターンです。一方、右側の「インプット+アウトプットの学習」が、本当に成績につながる流れです。
ポイントは、途中で「一時停止」と「アウトプット」を強制的に挟むことです。これがないと、どれだけ良い動画でも頭に残りません。動画の途中で止めて、声に出す。ノートにメモする。この一手間が、テストの点数を分けます。
2.動画を見ただけで勉強した気になりやすい
ここは、スタディサプリで最も注意したい点です。動画は、見終わると「やった気」になりやすいです。しかし、見ただけでは成績は上がりません。
大切なのは、途中で止めること、自分で説明すること、問題を解くことです。
動画はインプットです。成績を上げるには、アウトプットまで行く必要があります。
3.質問や学習管理は塾ほど手厚くない
塾では、先生が生徒の表情を見て「ここでつまずいているな」と判断できますし、学習計画も一緒に立てられます。しかし、スタディサプリはそこまでの対面サポートはありません。
そのため、何をどの順番でやればいいか分からない子には、最初に大人が整理してあげる必要があります。
- 自分で始められない子は続きにくい
- 動画を見ただけで終わりやすい
- 学習管理や質問対応は塾ほど強くない
現役塾長から見たスタディサプリの教材評価
教材そのものについては、私は良い教材だと思っています。
料金が安い。場所を選ばず勉強できる。講師の質が高い。扱っているジャンルが広い。動画の速度を変えて効率的に勉強できる。テキストも使える。動画の内容も分かりやすい。これらは大きなメリットです。
特に、優秀な講師の授業を自宅で何度でも見られるというのは、大きな価値があります。
ただし、塾と同じものではありません。塾には、学習計画を立てること、優先順位を絞ること、継続できるように支えること、状況に応じて声をかけること、といった価値があります。
つまり、スタディサプリは授業教材としては優秀です。しかし、学習管理や強制力まで含めると塾とは役割が違う、というのが塾長としての率直な評価です。
スタディサプリ中学講座が向いている子・向いていない子
- 自分の苦手単元がある程度わかっている子
- 今日やることを決めて取り組める子
- 戻り学習・先取り学習をしたい子
- 部活などで忙しく、スキマ時間を活用したい子
- 学校や塾の学習を補う教材を探している子
- 自分で勉強を始められない子
- 動画を見ただけで満足してしまう子
- 何が分からないか自分でも分からない子
- 学校ワークより動画ばかり見てしまう子
- 強制力がないと勉強が進みにくい子
岩澤コーチ
塾長目線でおすすめするスタディサプリの使い方
私が塾長目線でおすすめするのは、スタディサプリをメイン教材ではなく、理解を助ける補助教材として使うことです。
まず、定期テスト対策の基本となる4ステップを、一枚の図にまとめました。これは中学生の定期テスト対策の普遍的な「型」です。スタディサプリを使う場合は、この型の中にスタディサプリを組み込む形になります。
この4ステップは、スタディサプリを使う場合も、塾に通う場合も、どんな勉強法でも変わらない普遍的な型です。重要なのは、図の下部にある通り、「学校ワーク → 解き直し → 最終確認」の流れを回すことです。
ここから、スタディサプリを使う場合に、この型をどう実行するかを具体的にお伝えします。
- まず学校ワークや授業プリントを進める
- 分からない単元が出てきたら、スタディサプリで確認する
- もう一度ワークや類題を解く
- 間違えた問題を解き直す
定期テストで点を取るには、学校ワークを外してはいけません。スタディサプリは、学校ワークで分からなかったところを理解するために使う。この位置づけが一番成果につながりやすいです。
成績につなげるための具体的な使い方
スタディサプリで成績を上げたいなら、使う時間と使う目的を決めることが大切です。
おすすめは、平日なら1日10分〜20分程度です。長時間やろうとしなくて構いません。むしろ、毎日少しずつ続ける方が大切です。
- 英語:学校で習った文法の動画を見る
- 数学:学校ワークで間違えた単元の動画を見る
- 理科・社会:用語確認や苦手分野の見直しに使う
- テスト2週間前:学校ワークで間違えた単元だけ確認する
やってはいけないのは、何となく動画を見続けることです。「今日は何をできるようにするのか」を決めてから使うことが大切です。
スタディサプリを最大限活用する4つのコツ
- 動画の途中で一時停止する
分かったつもりで流し見せず、自分の言葉で説明してみる。 - 動画の後に必ず問題を解く
動画はインプット。問題演習までやって初めて勉強になります。 - 学校や塾の進度と連動させる
今日習った内容をその日のうちに復習すると定着しやすいです。 - テスト前に全部見ようとしない
分からない単元だけ確認する方が効率的です。
親はどこまで関わるべきか
スタディサプリを使う場合、親が内容を全部教える必要はありません。むしろ、親が先生役になりすぎると、親子関係が悪くなることがあります。
親が見るべきなのは、内容そのものよりも使い方です。
- 何の動画を見たか
- 動画の後に問題を解いたか
- 学校ワークとつながっているか
- 分からないまま放置している単元はないか
声かけは、「ちゃんとやったの?」よりも、「今週はどの単元を見た?」、「何分やったの?」よりも、「何ができるようになった?」の方が効果的です。
スタディサプリと塾はどちらがいいのか
スタディサプリと塾は、役割が違います。
| 比較項目 | スタディサプリ | 塾 |
|---|---|---|
| 授業 | 低価格で質の高い映像授業を見やすい | 対面でその場の反応を見ながら指導できる |
| 学習管理 | 基本は自分で進める | 先生が計画や優先順位を整理しやすい |
| 質問対応 | 対面の即時対応は弱い | その場で質問しやすい |
| 向いている子 | 自分で進められる子 | 強制力や伴走が必要な子 |
どちらが上という話ではありません。その子に合っているかどうかです。
また、「スタサプか塾か」ではなく「スタサプ+塾」という考え方もあります。塾で英数を学び、スタディサプリで理社や苦手単元を補う、という使い方はとても現実的です。
スタディサプリは、教材そのものの良し悪しだけでなく、お子さんが続けられるか・問題演習まで進められるかが大切です。迷っている場合は、まず公式サイトで内容を確認してみてください。
よくある質問
正しく使えば成績アップにつながる可能性はあります。ただし、動画を見るだけでは不十分です。動画の後に問題を解き、間違い直しをすることが必要です。
苦手単元がある程度はっきりしている子には向いています。一方で、「何が分からないのか分からない」状態の子は、最初に大人が優先順位を整理してあげる必要があります。
使えます。ただし、学校ワークの代わりではなく、学校ワークで分からなかった単元を理解するために使うのがおすすめです。
以下の図に、スタディサプリ向きと進研ゼミ向きの特徴を5つずつ整理しました。お子さんがどちらに多く当てはまるか、確認してみてください。
ご覧の通り、スタディサプリは「自分で苦手な単元を選んで補いたい子」に、進研ゼミは「与えられたカリキュラムに沿ってコツコツ進めたい子」に向いています。
進研ゼミの詳しい解説は、こちらの記事も参考にしてください。
→ 進研ゼミ中学講座は本当に効果ある?塾に来た元ゼミ生を見てきた現役塾長が向き不向きを解説
なお、どちらか一方に決め切れない場合は、進研ゼミの無料体験教材と、スタディサプリの14日間無料体験を両方試してみるのも一つの方法です。お子さんの食いつきが良かった方が、相性が良い教材です。
子どもの性格によります。カリキュラムに沿ってコツコツ進めたい子は進研ゼミ、必要な単元を自分で選んで補いたい子はスタディサプリが向いています。進研ゼミは「教材の流れに沿って続けやすい教材」、スタディサプリは「必要な単元を取りに行く教材」と考えると分かりやすいです。
はい、併用できます。むしろ、塾で学習計画や強制力を確保しつつ、スタディサプリで苦手単元を補う使い方は非常に相性がよいです。
1日10分だけ、英語だけ、学校ワークで間違えた単元だけ、など小さく区切るのがおすすめです。それでも続かない場合は、教材よりも学習管理のサポートが必要かもしれません。
まとめ
スタディサプリ中学講座は、安いだけの教材ではありません。授業の質、対応範囲、料金を考えると、非常にコストパフォーマンスの高い教材です。
ただし、塾のように学習を管理してくれる教材ではありません。自分で必要な単元を選び、動画のあとに問題演習までつなげられる子に向いています。
大切なのは、「安いから入る」ことではなく、「うちの子が使いこなせるか」で判断することです。
現役塾長としての結論は、スタディサプリは“見る教材”ではなく、“使う教材”だということです。うまく使える子にとっては、家庭学習を強く支えてくれる心強いサプリになります。
「うちの子に合うかな?」と迷う場合は、まず公式サイトで内容を見てみるのがおすすめです。無料体験がある場合は、お子さんが自分から取り組めるかどうかを確認する良い機会になります。
