三者面談で何を聞く?志望校が厳しいと言われたら?
中3の三者面談が近づき、「先生に何を聞けばいい?」「志望校が厳しいと言われたら、変えなきゃいけない?」と迷っていませんか。
私は20年以上、中学生の勉強や高校受験を指導してきました。生徒にいつも伝えているのは、進路を決めるのは、学校の先生でも塾の先生でも親でもなく、自分自身だということです。
三者面談をこれから受ける方は、最初の「何を聞けばいい?」から。すでに厳しいと言われた方は、「志望校を変えるべき?」から読んでみてください。
中3の三者面談では、何を聞けばいい?
三者面談は、生徒本人、保護者、学校の先生が一緒に進路を話し合う機会です。先生を前にすると緊張してしまい、聞きたかったことを忘れる場合もありますよね。
面談の前に、親子で少し話し合っておくと、当日聞きたいことも整理できると思います。
三者面談で先生に聞いておきたいこと
学校の先生に聞くこと
- □ 今の成績で志望校に合格するには、何が足りない?(あと何点、どの教科か)
- □ 内申点は、志望校の入試でどのように使われる?
- □ 私立高校の併願校は、どこが候補になる?
- □ 志望校を最終的に決める期限はいつ?
- □ 中学校が決めている出願手続きの期限はいつ?
面談の前に、親子で確認しておきたいこと
家庭で話しておくこと
- □ 本人が行きたい高校と、その理由
- □ 最近の実力テストや定期テストの結果
- □ 私立高校も受験する予定があるか
- □ 学費や通学について、家族で話せているか
すべてを面談の場で決める必要はありません。気になることがあれば、遠慮せず先生に相談できるといいですね。
今の成績で志望校に合格するには、何が足りない?
三者面談では、やはり合格できそうかどうかが気になると思います。ただ、先生から「厳しいです」「もう少し頑張りましょう」と言われても、それだけでは何を頑張ればよいのか分かりません。
「今の実力テストでは、あと何点ぐらい必要でしょうか?」「特に点数を上げたほうがよい教科はありますか?」こんな質問をしてみるのもよいと思います。
先生が合格の目安となる点数を具体的に伝えられない場合もあります。それでも、なぜ厳しいと考えているのかを聞くことで、これからの勉強を考える手がかりになります。
内申点や実力テストの結果は、受験にどう関係する?
高校入試では、入試当日のテストに加えて、中学校での成績を記録した調査書も選考に使われることがあります。よく耳にする「内申点」は、この中学校での成績に関係するものです。
ただし、内申点と入試当日の点数をどのように扱うかは、都道府県や高校、受験方法によって異なります。面談では、今の内申点について学校の先生がどう考えているか、入試当日のテストではどのくらいの点数を目指すべきかを聞いておきましょう。
内申点について詳しく知りたい方は、中学生の評定とは?内申点との違いでも説明しています。
私立の併願校は、どこが候補になるか聞いておく
公立高校を第一志望にしている場合でも、私立高校の受験を考えている家庭はあると思います。学校の先生には、今の成績や本人の希望を踏まえて、どの私立高校が候補になるか相談しておきたいですね。
私は、私立の併願校も、生徒が前向きな気持ちで通える高校を選んでほしいと思っています。併願校については、後半で私の考えをもう少しお話しします。
志望校を最終的に決める期限を聞いておく
志望校をまだ迷っているなら、いつまでに決める必要があるのかも聞いておきたいところです。出願の方法や期限は、都道府県や受験する高校によって異なります。
また、県が発表している出願日とは別に、中学校が手続きの期限を決めていることもあります。先生には、志望校について考え直せる期限と、中学校で必要な手続きの期限を聞いておきましょう。
「今の成績では厳しい」と言われたら、志望校を変えるべき?
学校で志望校は厳しいと言われました。でも、子どもはどうしてもその高校に行きたいそうです。もう諦めたほうがいいのでしょうか?
岩澤コーチ出願までの日数がまだあるのであれば、私は第一志望を目指して頑張ってほしいと思います。ただ、先生が厳しいと言った理由は、きちんと聞いておきたいですね。
まず、なぜ厳しいと言われたのかを聞いてみよう
厳しいと言われたなら、もう諦めたほうがいいんじゃない?と思うかもしれません。でも、その前に聞いておきたいことがあります。
先生は、何を根拠に厳しいと判断したのでしょうか。
実力テストの点数が不足している場合もあれば、内申点が足りない場合もあります。これまでの成績の変化を見て、先生が心配しているのかもしれません。理由が分かれば、今から何を頑張ればよいのか考えられます。
学校の先生は、普段の学校生活や成績、進路に関する情報を持っています。その意見には、しっかり耳を傾けたいですね。
私も塾で、生徒に厳しいことを伝えなければならない場合があります。ただ、厳しいという言葉だけで終わらず、これからできることを生徒と一緒に考え、一緒に行動するようにしています。
私は、出願までは第一志望を目指していいと思っています
私が生徒に伝えているのは、出願までは行きたい高校を目指して頑張ろうということです。秋の三者面談で志望校が厳しいと言われても、入試までにまだ勉強できる時間があるなら、その時間を第一志望のために使ってほしいと思います。
そのためには、合格に向けた作戦が必要です。今の実力と志望校に必要な学力を考えて、何点ぐらいを目指すか、どの教科を優先するか、何を勉強するかという計画を立てます。
そして、その計画に沿って実際に勉強を進め、できることを増やしていくのです。私は、目標を決めた生徒と一緒に、そのための努力を続けたいと思っています。
ただし、受験する高校によっては、早めに進路を決めなければならない場合もあります。私立の専願や推薦などでは、出願条件や手続きの期限が異なります。第一志望を目指すことと、受験の手続きを進めることは、両方考えておきたいですね。
和歌山県立高校の場合|2027年度(令和9年度)
私が指導している和歌山県では、県立高校の一般選抜に「一般出願」と「本出願」があります。
- 一般出願:2027年2月19日(金)
- 本出願:2027年3月2日(火)・3日(水)
- 学力検査:2027年3月10日(水)
一般出願のあとに出願者数が公表され、本出願の際には、一般出願で選んだ学校や学科などを1回に限って変更できます。
そのため、一般出願後も第一志望への挑戦を続け、必要なら本出願の段階で変更を考えることができます。
ただし、スポーツ推薦では一般出願後の変更はできません。1月に出願する特色化選抜なども、一般選抜とは手続きが異なります。また、中学校が決める手続きの期限は、県の受付日より前になることがあります。
この制度は和歌山県立高校の一般選抜についての説明です。ほかの都道府県や私立高校では、出願方法と変更できる期限が異なります。
出典:和歌山県教育委員会|令和9年度県立高校入学者選抜。県教育委員会は、今後日程などの一部を変更する場合があると案内しています。
志望校を変えるかは、本人の気持ちと出願期限を考えて決める
私は、どうしても志望校を変更するなら、出願の直前でもよいと生徒に伝えています。それまでは、行きたい高校を目指して頑張ってほしいのです。
もちろん、変更できる期限は受験する高校によって違います。学校の先生と相談しながら、必要な準備は進めておきましょう。
そして、途中で本人の気持ちが変わることもあると思います。最初はどうしても第一志望に行きたいと思っていても、別の高校について詳しく知り、そちらに行きたいと考えるようになるかもしれません。
それなら、私は本人の気持ちを尊重したいです。第一志望に挑戦し続けることも、自分で考えて志望校を変更することも、最後は本人が決めてほしいと思っています。
進路を決めるのは、学校の先生でも塾の先生でも親でもない
行きたい高校は、最後は自分で決めてほしい
私は普段から、生徒にこう伝えています。
「進路を決めるのは、学校の先生でも塾の先生でも親でもない。自分で決めるんだよ」
高校に進学するのは生徒本人です。高校で何を勉強したいのか、どんな高校生活を送りたいのか、自分はどこへ行きたいのか。周りからいろいろな意見を言われることもあると思いますが、その意見を聞いたうえで、最後は本人に決めてほしいと思っています。
自分の将来について考え、自分で決断することも、中学生にとって大切な経験です。
ただし、子どもに決めていいよ!と任せるだけではなく、大人は子どもが選択しやすいように、様々な資料や情報を提供してあげる必要があります。
先生や保護者の意見も、自分で判断するための大切な情報
自分で進路を決めるときも、周りの意見はしっかり聞いてほしいと思います。学校の先生は、成績や入試制度について詳しい情報を持っています。
塾の先生は、生徒が実際に問題を解く様子や、苦手な教科、これから伸ばしたい部分について意見を伝えられます。保護者の方も、毎日の生活や通学、学費など、さまざまなことを考えているはずです。
そうした意見を聞きながら、自分がどうしたいのかを考えてほしいと思います。そして、自分で納得して進路を選んでほしいですね。
「友達が行くから」という理由で決めてもいい?
「仲のよい友達が行くから、自分も同じ高校に行きたい」
そう考える中学生もいると思います。その気持ちは、よく分かります。
実際、私が指導してきた生徒の中には、中学校から続けてきたクラブに高校でも友達と一緒に入り、頑張った子がいます。
中学校から友達と勉強で切磋琢磨し、よきライバルでありながら、お互いに支え合って大学に合格した子もいます。
一方で、友達との関係が進路選びを難しくしてしまった生徒もいました。
受験前に友達と同じ高校へ行く約束をしてしまい、自分の志望校を変えにくくなった子がいます。また、志望校を変更したことで、友達から非難された子もいました。
私の塾がある地域では、通える高校の数は限られていますが、広い地域から生徒が通ってきます。そのため、高校に入ると知らない子も多く、新しい友達ができることもあります。
実際、高校でほかの中学校から来た子と親友になり、中学校でよく遊んでいた友達とはあまり遊ばなくなった子もいます。
私は、今の友達のことだけを考えて高校を選ぶのは、ほかの人に高校を決めてもらう行動と同じだと考えています。
だから生徒には、高校で自分は何をしたいのか、自分の進む路(みち)、つまり「進路」を考えてほしいと伝えています。
友達と同じ高校に行くことも、短絡的に決めるのではなく、ほかの高校とも比べたうえで、自分にとっていろいろな面でメリットのある高校生活が送れるのであれば、よいと思います。
ただ、友達が別の高校に進むことになっても、自分はその高校に行きたいと思えるでしょうか。
高校の授業や部活動、学校の雰囲気などについては、中学生の高校選びで失敗しない考え方でも詳しく紹介しています。
学費など、お金のことは保護者ときちんと相談する
高校を選ぶときには、学費についても考える必要があります。特に私立高校では、授業料のほかに、入学金、施設費、制服代、教材費、通学費などが必要になることがあります。授業料の支援制度を利用できる場合でも、すべての費用が無料になるとは限りません。
私も生徒には、自分で行きたい高校を決めるように伝えていますが、同時に、お金がたくさんかかる学校もあるので、親にはきちんと相談するように話しています。自分の希望を大切にしながら、家族と話し合って進路を決めてほしいと思います。
学校の面談で自信をなくした女の子が、第一志望に合格した話
ここで、私の塾で実際にあったお話をさせてください。
「落ちたら落ちた噂が広がるよ?」と言われたと聞いて
以前、私の塾に中学3年生の女の子がいました。その女の子が、学校の先生との二者面談で、こんなことを言われたと話してくれました。
「落ちた噂が広がるよ」「かっこ悪くて辛くなるかもよ?」
先生は、生徒を心配しての発言もしくは冗談だったのかもしれません。ただ、その話をしてくれた女の子の表情はとても暗く、自信をなくしている様子でした。
それを聞いた私は奮起し、何としてでも本人が行きたい志望校へ行かせてあげよう!と心に誓いました。
「まだ出願まで時間あるし、頑張ってみない?」
そこで、その女の子にこう伝えました。
「まだ、出願までは時間あるし、頑張ってみない?」
ただし、絶対にその高校を受験しなさいと言うつもりはありませんでした。進路を決める主役は、あくまでも生徒本人です。本人が気持ちを変えて、別の高校へ行きたいと決めたのであれば、私はその決断に従うつもりでした。
自分で挑戦すると決めた女の子と、一緒に頑張った日々
すると、その女の子もまた奮起して、こう言いました。
「頑張る!絶対学校の先生を見返して見せる!」
本人が、もう一度頑張ると決めたのです。私も、何としてでもこの生徒を合格させてあげたいという気持ちで、一緒に頑張りました。
第一志望に合格。うれし泣きする生徒を見て
そして、入試の結果は見事合格。第一志望の高校に合格することができました。
うれし泣きをしている女の子を見て、私は本当に胸が熱くなりました。何より頑張ったのは、本人です。自分で決めて、最後まで努力して、希望する高校への合格をつかみ取りました。
そして、合格したと聞いてほっとしたのか、疲れが一気に出て風邪をひいてしまいました(笑)。
合格に届かなかった生徒もいました
私の塾では、これまでほとんどの生徒が志望校に合格しています。ただ、合格に届かなかった生徒もいました。
私が経験した中では、入試の1か月前に入塾してきた生徒や、本人の意志とは関係なく保護者が志望校を決めていて、本人のやる気が上がらないまま受験を迎えた生徒がいました。
ただし、入試の1か月前に入塾して、合格した生徒も多数います。
また、保護者が志望校を決めたことだけを、不合格の原因と決めつけるつもりもありません。合否には、本人の学力や入試当日の結果なども関係します。
ただ、本人の気持ちがついてこないまま受験を迎えると、目標に向かって頑張ろうという意欲を持てないこともあります。だから私は、生徒自身が行きたい高校を決め、そこへ向かって努力することを大切にしています。
後悔は落ちたことよりも、挑戦しなかった事の方が大きいと思います。
もちろん、本人が考えて志望校を変えるという決断も尊重します。でも、行きたい高校があるなら、自分で納得できるところまで頑張ってほしいのです。
第一志望を目指すために、私立の併願校も作戦を立てておきたい
第一志望を目指して頑張るときには、万が一の場合の準備も大切です。
本人が行きたい高校を応援してあげたいです。でも、もし第一志望に合格できなかったらと思うと、心配で……
岩澤コーチその心配も当然あると思います。だから、第一志望への挑戦を続けながら、私立の併願校についても一緒に作戦を立てておきたいんです。
万が一の場合も、本人が行きたいと思える高校を選ぶ
私は、私立の併願校についても、できるだけ前向きに考えてほしいと思っています。もし公立高校に合格できなかった場合、その私立高校へ進学することになるかもしれません。
そのとき、本人がまったく行きたいと思っていない高校だったら、どうでしょうか。だからこそ、併願校についても学校の雰囲気や学べる内容、通学方法、進学先などを調べて、本人が納得できる高校を考えておきたいのです。
「もし第一志望に合格できなかったら、この高校で頑張りたい」そう思える高校があることは、受験に向けて大きな支えになると思います。
内申点や受験条件を調べて、併願校の対策も進める
私立高校では、推薦や専願、併願などの受験方法があります。推薦は、学校が定める推薦条件などを満たし、推薦を受けて受験する方法です。
専願は、合格したら必ずその高校に入学することを条件に受験する方法です。
併願は、公立高校など、ほかの高校も受験する方法です。ただし、合格後の手続きや、ほかの高校との併願を認める条件は学校によって異なります。
内申点などの条件を調べて、どの高校を受験するか作戦を立てます。また、併願校が決まったら、その高校の入試問題にも対策が必要です。
私立高校によって試験科目や問題の出し方、難しさなどが違う場合があります。過去の入試問題が手に入るなら、実際に解いてみて、どんな問題が出るか確かめておきたいですね。
私は、第一志望だけでなく、併願校についても生徒と作戦を立てています。併願校の作戦を先に立てておくことで、公立高校の第一志望には、できる限り挑戦を続けてほしいのです。
私立の出願期限と学費は、保護者と早めに相談する
私立高校の受験は、公立高校とは出願日程が異なります。また、合格した場合の入学金の支払い期限や、公立高校の合格発表まで入学手続きを待ってもらえるかどうかも、学校によって違います。
保護者の方には、こうした費用や手続きについて、早めに調べておいていただきたいと思います。一方、私立高校への進学が経済的に難しいご家庭もあると思います。
その場合は、家庭の事情を踏まえた受験の作戦が必要になります。私が生徒にいつも伝えているように、行きたい高校は自分で考えて決めてほしいのですが、学費については親にきちんと相談する必要があります。
公立高校を第一志望にする場合も、不合格になったときにどのような進路が考えられるのか、家族で話し合っておきたいですね。本人の希望と家庭の事情の両方を考えながら、納得できる進路を決めてほしいと思います。
第一志望に合格するために、塾で私がしていること
合格に必要な点数を考えて、勉強計画を立てる
志望校が決まったら、次に考えるのは合格に向けた勉強です。今の成績と、志望校に必要な学力の差を考え、入試で何点を目指すか、どの教科を優先するかを決めます。
高校や都道府県が過去の合格最低点などを公表している場合は、その数字も参考になります。また、過去の合格者から聞いた話や、教材会社などが提供している受験情報も、参考になることがあります。
ただし、過去の合格最低点が、今年もそのまま合格に必要な点数になるとは限りません。入試問題の難しさや、その年の受験生の状況によって変わるためです。そうした情報も考えながら、目標とする点数を決めていきます。
そして、その点数に近づくために、どの教科で何を勉強するかを考えます。数学が苦手な生徒なら、計算に問題がある場合と文章題で式を立てられない場合とでは、必要な勉強が違います。
英語でも、単語が覚えられていない場合と文法が理解できていない場合では、取り組む内容が変わります。今の状態を確かめながら、残された時間で何から勉強するかを決めていきます。
内申点が低い場合も、入試で何点を目指すか考える
内申点が低いと、志望校を変更したほうがよいのではないかと悩むこともあると思います。ただ、内申点が低い場合と、受験に必要な条件を満たしていない場合は、分けて考える必要があります。
例えば、内申点と当日の学力検査を合わせて判断する入試なら、当日の得点を伸ばすことが合格に向けた一つの方法になります。一方、私立高校の推薦や一部の受験方法で、一定の内申基準が必要な場合には、その条件を満たしていないと受験できないことがあります。
入試の仕組みは都道府県や高校によって異なるため、実際の条件を調べなければなりません。私は、内申点が低いという理由だけで、生徒にすぐ志望校を諦めさせたいとは思いません。
まだ目指せる方法があるなら、入試で何点を目指すか考えて、一緒に頑張りたいのです。
内申点が上がらず困っている場合は、内申点が低い中学生|点数が取れても下がる原因と対策も参考になると思います。
計画を立てるだけではなく、生徒と一緒に頑張る
私は、塾の役割は、生徒に指示を出すだけではないと思っています。手をたたいて、「ほら、これしといてね、次はこれしといて。」と言って、あとは生徒任せにするような指導はしたくありません。
子どもが目指すものを応援して、一緒に並走して頑張るのが塾の役割だと思っています。
勉強の計画を立てても、予定どおりに進まないことはあります。実際に問題を解いてみると、思っていた以上に苦手な単元が見つかる場合もあります。そんなときには、どこが分からないのかを調べ、必要なところまで戻って勉強します。
説明を聞いて理解できても、次に一人で解けなければ、もう少し練習が必要です。家で何を勉強するかも決め、次の授業でできるようになったかを確かめます。
受験までの時間は限られています。その中で、合格に向けて何ができるかを、生徒と一緒に考えて進めたいと思っています。
秋からの受験勉強については、中3の秋から受験勉強|9月・10月から何をすればいい?でもお話ししています。
三者面談が終わったあと、保護者はどう支えればいい?
厳しいことを言われたあとこそ、本人の気持ちを聞いてあげたい
三者面談で志望校が厳しいと言われたら、保護者の方も心配になると思います。「本当に大丈夫なの?」「もっと合格できそうな高校にしたほうがいいんじゃない?」そう言いたくなりますよね。
ただ、本人もショックを受けているかもしれません。そんなときは、まず本人がどう考えているのか、話を聞いてあげてほしいと思います。
まだ第一志望を目指したいという気持ちがあるなら、その思いを聞いてあげたいですね。今は気持ちの整理がつかない場合もあるでしょう。すぐに答えを出させるより、本人が何を考えているのか、少し時間をかけて話し合うことも大切だと思います。
挑戦すると決めたら、家族でできることを考える
本人が「まだ第一志望を目指したい」と決めたなら、保護者の方にもできることがあります。塾生の勉強の計画は、基本的に塾で立てています。
予定どおりに進まないときは、保護者の方に勉強する時間について声かけをお願いすることもあります。
ただ、私は保護者の方に、「家では勉強のことで怒らないであげてほしい」と伝えています。そして、子どもが勉強を頑張ったときや、できなかった問題が解けるようになったときは、一緒に喜んであげるとよいと思います。
保護者が毎日隣について勉強を教える必要はありません。本人が勉強に集中できるよう、家族でできることを考えてみましょう。
一方で、志望校は高いところを希望しているものの、勉強には取り組めていない場合もあると思います。その場合は、まず本人がなぜその高校へ行きたいのか、今どんな勉強をしているのかを話し合ってみたいですね。
第一志望を目指すと決めたなら、そのための勉強も必要です。学校や塾の先生と相談して、今日から何をするか具体的に決めていきましょう。
子どもへの声かけに迷う場合は、中学生にやる気を出させる声かけ|現役塾長が見たNG例とOK例で、実際の言葉のかけ方もお話ししています。
そして、本人が志望校を変えたいと考えた場合も、その理由を聞いてあげてほしいですね。最後は、自分で考えて決めたと思える進路にしてほしいのです。
気になることが残ったら、学校の先生にもう一度相談してもいい
三者面談が終わったあとで、聞き忘れたことに気づく場合もあるでしょう。そんなときは、学校の先生にあらためて相談してもよいと思います。
先生がなぜ厳しいと判断したのか、これから何を頑張ればよいのか、出願手続きについて分からないことが残っているなら、聞いておきましょう。
私自身、学校の先生とは対立していません。基本は協力関係です。
学校には学校で把握している情報があり、塾には塾で気づくことがあります。それぞれの立場から、生徒が自分の進路を考えるために協力していきたいと思っています。
まとめ|進路は自分で決める。その挑戦を私は応援したい
中学3年生の三者面談で「今の成績では志望校は厳しい」と言われたら、不安になると思います。でも、私は、出願まで頑張れる時間があるなら、本人が本当に行きたい高校を目指してほしいと思っています。
そのために今の実力を確かめ、合格に向けた作戦を立てます。私立の併願校についても、家庭の事情を考えながら早めに準備しておきたいですね。
後悔は落ちたことよりも、挑戦しなかった事の方が大きいと思います。
もちろん、本人が自分で考えて志望校を変更するなら、その決断も大切にしたいと思っています。進路を決めるのは、学校の先生でも塾の先生でも親でもなく、生徒自身です。
子どもが自分で決めて頑張って行動したことは、結果がどうであれ、後悔を減らし、将来の力になると思います。
私はこれからも、生徒が目指すものを応援し、一緒に頑張る塾長でありたいと思っています。
